2018.11.25
飯豊まりえ、ハタチを超えて見つけた息抜き論。
ドラマ「花のち晴れ~花男next season~」や来年公開の映画『トラさん 僕が猫になったワケ』など人気作への出演が続き、注目度も人気も右肩上がりの飯豊まりえ。つねに人好きのする笑顔で現場を明るくし続ける彼女に、息抜きの秘訣を聞いてみた!
■モデルとして、女優として
―――モデル業と女優業、お仕事に臨むうえでの違いはありますか?
「もう、全然違いますね。お芝居は”違う人間を演じる”ということもあって、自分のことを考えてる時間が少ないんです。役に集中して、いい意味で無の時間になれるタイミングもあります。モデルは逆に自分のパーソナルに近いものを出せるというか、素でいられるリフレッシュできる場所だなと思っています。個人的にもファッションは好きですし、“この服いいな~”とか考えて楽しんだりして。2ジャンルで考える領域が違う感じです!」
――では、共通点は?
「これはやってみて気づいたことなんですけど、女優のお仕事のときは撮りたい画だったり、見せ方というものが自然とわかるから、無意識でモデルの経験が生かされてるんだな~と思います。モデルだと、企画のテーマがまずあるので、それに沿ったキャラクターをある意味演じるときもあるし……お芝居を経験したことによって、そういうのを前よりもっと躊躇なくできるようになってきました。それぞれの経験がお互いいい影響を与えてるような印象だな~、と」
■仕事もプライベートも充実させたい
――お休みの日は何をしていることが多いですか?
「最近、外に出るようになりました! 一時期は一日中『ウォーキング・デッド』を見て終わる、みたいな超インドアだったんですけど(笑)。体を動かしたり、メンテナンスに行ったり……あとお酒も飲めるようになったので、友人とご飯に行ったり。予定をいろいろ詰めるようになりましたね」
――脱インドアになったきっかけは?
「ありがたいことにお仕事が充実しているから、その分休みの日に自分自身に戻す時間、をしっかり作るようになったんです。前はお仕事があって、休みの日はとことんゆるんでお仕事に備えて、またお仕事があって……という感じだったんですけど、今はオフはオフを充実させようと思うようになりました。そしたらお仕事ももっと楽しめるようになったような気がして! まわりにも“明るくなったね”って言われたりするんです(笑)。考えが変わったのは、ハタチになってからっていうのが大きい気がしますね」
――ハタチになった、っていうのは自分の中で大きかった?
「大きかったです。10代の頃はその瞬間が楽しければいい、とか思っていたこともあったけど、やっぱりハタチを超えると色んなことをちゃんとしようと思うようになって。自分の考えが定まってきたからなのか、出会う人も考え方が自分に近い人や性格が似てる人が多くなってきたり。まわりの人に恵まれているな~と感じますね。あとは20代になってから、ちょっとでも時間が空くと家族に電話するようになりました(笑)」
――まわりの人に目が行くようになった、ということですか?
「そうかもしれません。あとは自分のためにも。お仕事をする中で、私は気を張りすぎちゃうと全然本領が発揮できないんだ、って気づいたんです。だから家族とか親しい人と会話をすることでイイ感じに気を抜いてます。余計な力が入らないほうが、お仕事的にもプラスになるっていうのも、ハタチっていうひとつの節目で自分のことを見直したおかげで気づけました! 『FINEBOYS』読者のみなさんもハタチ前後の人が多いですよね? 今って本当にいい時期なので、自分にとって何が大事かな~ってものを1度見直してみてくださいっ」
プロフィール/1998年1月5日生まれ。千葉県出身。雑誌『オッジ』『モア』のレギュラーモデルを務めるほか、TV番組「にじいろジーン」(関西テレビ系列毎週土曜8:30~)では毎週大阪での生放送をこなす。ドラマ「花のち晴れ~花男next season~」や来年2月15日(金)公開の映画『トラさん 僕が猫になったワケ』にも出演し、女優としても人気・実力ウナギのぼり中!
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インスタグラム@marie_iitoyo
撮影/杉江拓哉(TRON) スタイリング/真壁いずみ ヘア&メイク/髙取篤史(SPEC)