2019.07.31
個性派ガールズユニット、Maison book girlがファッション観を語る!
アイドルのイメージを覆す変則的なサウンドや独創的な歌詞、変拍子をうまく盛り込んだパフォーマンスで存在感を放つMaison book girl(メゾンブックガール)。未だミステリアスな部分が多い4人はどんなファッションが好きなのか? ニューシングル「umbla(アンブラ)」の話を交えながら、FINEBOYSならではの質問をブクガの4人にぶつけてみました。
左から井上 唯、和田 輪、矢川 葵、コショージメグミ
■異なる個性を持つ4人のファッション観にフォーカス
――みなさんの普段のファッションについて教えてください!
矢川 葵(以下「矢川」)「もうずーっと"スカート""足を出す"みたいな、ザ・女子! という格好が好きだったんですけど、少し前から大人めなファッションにシフトしようとしています。といってもパンツをはいてみるとか、スカートは前より少し長い丈のものを選ぶとかぐらいなんですけど(笑)。でもやっぱり、レースやリボンみたいなガーリーなモチーフに惹かれちゃいますね」
井上 唯(以下「井上」)「私はブクガの4人の中でも割とカジュアルですね。それはずっと変わらないんですけど、前髪を伸ばすようになってからはモノトーンコーデが増えました。最近は夏っぽいカゴバッグが欲しいなと思ってます! ファッション誌でも"流行ってる"ってよく見る気がするので(笑)」
和田 輪(以下「和田」)「ブランドにはあまりこだわらず、ファストファッションのお店もよく利用しています。上下モノトーンでそろえることが多いですね。こだわりはサイズ感。自分は背が低いので、Sサイズでもちょっと大きいと感じるものがあったりするんです。なのでなるべく試着をしたり、サイズ展開が多いお店ではXSサイズなどを選ぶようにしています」
コショージメグミ(以下「コショージ」)「今日の私服はたまたまオール黒ですが、派手な色もモノトーンも好き。気分によっていろいろな服を着ています。最近ハマっているのは、スポーティな服。ジャージ素材だったり、ラインが施されたデザインだったり、ちょっとダボっとしたサイズだったり。男の子っぽい要素のある服を着ることが多いです」
――”おっ!”っと思う男子のファッションってありますか?
矢川「うーん……よくわからないかも……(笑)。あんまりこだわりがないかもしれません。アクセサリーをジャラジャラつけていたりするのはちょっと怖いけど、シンプルでその人に似合っていれば素敵だと思います」
井上「とくにこのアイテム! とかはないんですけど、"この人このファッション好きなんだろうな~"って見てわかる格好はいいなと思います。見た目がどうとかじゃなく、その人が本当に好きで着ていることが大事かなと」
和田「自分がメガネをしているので、男性もメガネに気を遣っている人は素敵だなと思います。サングラスとまではいかないけれど、レンズに薄い色がついていてUVカットできるものだったり、ブルーライトをカットできるものだったり……そういう些細なことでいいんです(笑)」
コショージ「うーん、難しい! しいて言うなら、首が大きく開いているより詰まっているトップスを着ている人が好きです。あとは、ボリュームのある派手なスニーカーではなくて、スリッポンやキャンバススニーカーなどを履いてほしい! キメすぎているよりも、ほどよく力の抜けたファッションに好感が持てます」
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新作「umbla」はブクガ節が炸裂!
■ニューシングル「umbla」はブクガ節が炸裂!
――ニューシングル「umbla」が発売になりました。1曲目を飾る「闇色の朝」はどんな曲でしょうか?
和田「このグループの独特な世界観が詰まった楽曲に仕上がりました。出だしは7拍子で始まるのですが、サビは4拍子。これまで、ブクガの曲は7拍子が多かったので、そこは私たちも新鮮でした。けっこう変わったリズム感や音のはめ方をしているので、注目してほしいです。4拍子に切り替わるサビは、とくに”リズム命!”でレコーディングしたんですよ」
コショージ「この曲は、前作『SOUP』と繋がっている感じ。前作には『長い夜が明けて』『まんげつのよるに』など夜をイメージした曲が収録されているんです。その長い夜が明けて、この『闇色の朝』がやってくる。前作の続きの世界だと感じました」
矢川「本当にブクガ節が炸裂している曲。メロディーとリズムもですけど、歌詞も"光"や"闇"など、私たちが今まで繰り返し歌ってきた言葉がたくさん入っていて、ブクガを象徴するような曲だと思います。歌詞にも注目して聞いてもらいたいですし、初めてブクガの音楽に触れる人にも、どういうグループかわかってもらいやすいんじゃないかなと思います」
井上「和田も言っていましたが、7拍子から4拍子に切り替わる変拍子が私たちにとっても新鮮で、レコーディングが大変でした(笑)。でもその変わったリズムからくる違和感みたいなものに引き付けられるところもあって。"変拍子"とかいう言葉を使うと難しく聞こえるかもしれないですけど、単純に聞いていて飽きない、引き込まれるような曲だと思いました」
――リリースツアーが終わったばかりですが、9月には京都と東京でワンマンライブが控えています。
矢川「ありがたいことにたくさんライブをやらせていただいています。私たちはメロディーのある歌以外に、"ポエトリーリーディング"という詩の朗読をやっていることも特徴なので、ぜひライブに来て、生でブクガの世界観に浸ってほしいなと思います」
井上「ブクガのファンの方って、アイドル好きもいたりバンド好きもいたり、音マニアみたいな方もいたり……すごく幅が広いんです。なので今までブクガの音楽を聴いたことのない人も1度ライブに来てみてもらえたら、きっと何か刺さるものがあるんじゃないかなと」
和田「ダンスはライブを見ていただいて初めてちゃんと熱量を伝えられると思うので、ぜひ生で見てもらいたいです。ほかのアイドルグループでは見ないような振り付けが、ブクガの特徴の一つなので。私たちのライブを見てもらえる機会があったら、変則的なリズムとダンスの組み合わせに注目してほしい!」
コショージ「ツアーでは、新作に収録されている曲を少しずつ披露していったんです。1公演ごとに、今日は1曲目のサビ前までとか、明日はフルコーラスやろうか、とか(笑)。こういうことしているグループってあまりないと思うし、そういうワクワク感とかほかのグループにはない仕掛けみたいなところも、ブクガのライブでは楽しんでもらえたらなと思います」
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Maison book girl「umbla」
ポニーキャニオンより発売中!
プロフィール/2014年結成。通称「ブクガ」。従来のアイドル像に囚われない楽曲とパフォーマンスで話題を集める4人組。ニューシングル「umbla」が発売中。リリースイベントは8月1日(木)にHMV&BOOKS SHIBUYA、3日(土)にMAGNET by SHIBUYA109とタワーレコード渋谷店にて開催。さらに、9月16日(月)に京都MUSE、22日(日)に渋谷WOMBでワンマンライブを開催予定。ツイッター @maisonbookgirl 公式HPmaisonbookgirl.com
撮影/菊池貴裕