2021.03.12
渡邊圭祐が『ブレイブ -群青戦記-』で感じた役者としての覚悟
空前絶後のエンタメ超大作として話題の映画『ブレイブ -群青戦記-』が3月12日(金)に公開!ストーリーの鍵を握る謎の男・不破瑠衣役で出演する渡邊圭祐に、作品の見どころから作品への想いについてインタビュー。さらに、ファッションについての今の気分や好きなブランドの話などを熱く語ってもらった。
渡邉圭祐「服を着ることの楽しさをニードルズが教えてくれた」
ーー今日はテイストの異なる2コーデを着こなしてもらいました。
「この2パターンの着こなしに、僕のファッションのすべてが集約されていると思います」
ーーなるほど!では、着こなし一つ一つについて教えてください!
「グリーンの方は、すべてのアイテムをニードルズでそろえました。今一番お気に入りのブランドです」
ーーニードルズと出会ったきっかけは?
「地元で一般的な古着店とブランド古着専門のショップの2つのお店で働いていたときに出会いました。ファッションについて多くのことを吸収して知見を深めていた時期だったので、非常に熟成された世界観を持っているニードルズの服は、刺さるべくして刺さったんだと思います」
ーー渡邊さんが考えるニードルズの魅力とは?
「ありそうでないデザインと奥深い世界観に尽きると思いますね。組み合わせや着こなし方をつねに考えされられますが、それがかえって服を着る楽しさを教えてくれるんです。とはいえ、幅広い世代にハマるのもこのブランドの魅力だと思いますね。だから、これからも長く付き合っていきたいと思っています」
ーーデニムのコーデの方はいかがでしょう?
「'70年代っぽいビンテージライクなテイストがずっと前から好きですね。とくに今はブーツが気に入っていて、プライベートではかなり高い確率ではいています」
ーーでは、今の着こなしのインスピレーションは足元から?
「靴はあくまで最後のピースとして選んでいますね。ブーツのほかにはミュールがすごく調子がいい。仕事柄、着替えることが多いので、かなり重宝しています」
ニードルズのジャケット3万8000円、シャツ1万8000円、パンツ2万円(すべてネペンテス)、スペース クラフトのシューズ1万9000円(ヘムトPR)
「ファッションには愛を持って向き合いたい」
ーー渡邊さんにとって、ファッションとは?
「ファッションって、やっぱり自分のモチベーションを上げてくれる存在。これからも年相応とか考えずに、自分なりの基準やこだわりを持ち続けていきたいと思っています」
ーー今後、どのようにファッションと付き合っていきたいですか?
「ファッションには愛を持って向き合いたい。そういう気持ちを持ち続けていれば、つねに正しい選択ができると思っています。だから、それだけは忘れずにいたいと思ってます」
熱狂的なファンを持つ大人気コミックが実写映画化!
ーー映画『ブレイブ -群青戦記-』がついに公開されます。もともと原作はご存知でしたか?
「お話をいただいた時点では原作を知らなかったんですが、監督が『原作は見なくてもいいです』とおっしゃって、『じゃ、わかりました』って感じで。個人的にはあくまでオリジナル作品を演じるスタンスで役づくりに臨みました」
ーー脚本や台本を読んでの作品の印象は?
「ぶっ飛んだ作品だなって最初は思いましたけど、よく読むと温かさがあったり、切なさやはかなさがあったり。いろんな感情が湧いてきましたね」
ーー作品の鍵を握る重要な役ですが、プレッシャーはありましたか?
「まず映画出演2作目の自分が、こんなに重要な役をいただいたことにプレッシャーを感じていました。ただ、主演のマッケン(新田真剣佑)が相当な熱を持ってくるだろうなって思っていたので、そこに負けない熱量で挑まないとなって。覚悟して臨みましたね」
ーー役作りなどで苦労はありましたか?
「戦国武将でもないし、現代の高校生でもない。だから作品の中でも浮いた感じのキャラクター作りをしたいと思っていました。初挑戦なことが多く不安もありましたけど、陣羽織や甲冑など、衣装さんや小道具さんなどのいろんな方がこだわってやってくださったおかげもあって、狙った人物像を演じれたと思います」
ーー新田真剣佑さんとはなにか演じる上でやりとりはありましたか?
「じつは中心となる高校生たちと敵対する立ち位置なので、僕には最初は別の楽屋を用意してくれていたんです。でも、マッケンは主演として、メンバーをしっかりまとめようとしてくれていて、みんなでご飯行こうみたいな時も僕を積極的に誘ってくれて。僕も現場以外では役をひきづらないタイプだし、そこからすごく仲良くなりました。とくに個人間でなにか話したことはありませんでしたが、そういう現場以外で培われた結束が作品に良い形で影響していると思います」
ジエダのシャツ3万2000円(キクノブ東京)、中に着たチット ベル トゥモローランドのシャツ2万2000円(トゥモローランド)、ラッド ミュージシャンのパンツ2万5000円、ネックレス1万3000円(ラッド ミュージシャン原宿)、P.E.O.T.W AGのブーツ7万7000円(スタジオ ファブワーク)
「一歩踏み出すことを後押ししてくれる作品」
ーー作品の見どころをおしえてください。
「僕が一番感じたのは、高校生だからこその熱量。目の前にある状況と向き合って、そこに立ち向かっていく登場人物の必死さからその熱を感じてもらえると思います。思い返せば、自分も高校時代は後先考えず真っ直ぐだったし、この感覚は忘れちゃいけないなって思いましたね」
ーー最後に読者にメッセージをお願いします。
「人生の大事な場面で一歩踏み出せる人が勝ち切れるって、作品を演じて改めて痛感しました。その一歩を後押ししてくれる作品になったと思うので、是非劇場でご覧ください!」
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PROFILE
わたなべ・けいすけ/1993年11月21日生まれ。宮城県出身。2018年「仮面ライダージオウ」でウォズ役でデビュー。その後「恋はつづくよどこまでも」「MIU404」「直ちゃんは小学三年生」など、話題のドラマに立て続けてに出演を果たしている。そして公開中の映画『ブレイブ -群青戦記-』に不破瑠衣役として出演する。
映画『ブレイブ -群青戦記-』
©︎『ブレイブ -群青戦記-』製作委員会 ©︎笠原真樹/集英社
STORY
退屈な授業と、常勝を義務付けられた部活。“その日”は、彼らにとっていつもと同じ学校生活だった。
自分に自信が持てない弓道部の西野蒼(新田真剣佑)は、部活にも力が入らないでいて、幼なじみの瀬野遥(山崎紘菜)と松本考太(鈴木伸之)も、そんな蒼のことを気にかけていた。
いつもと変わらない日々の中だったが、一本の雷が校庭に落ちて、彼らの日常が一変する。学校の外の見慣れた風景は、見渡す限りの野原となり、校内には刀を持った野武士が襲来して、学校生徒はパニックに!
次々と生徒が倒れていく中、歴史オタクの蒼は、学校がまるごと戦国時代、かの有名な「桶狭間の戦い」の直前までタイムスリップしてしまったことに気付く。
果たして彼らは戦国時代を生き抜いて、平和な現代に戻ることができるのか?!
いま、歴史上で決して語られることのなかった、前代未聞の高校生アスリートVS戦国武将による戦いが始まる!
キャスト:新田真剣佑、山崎紘菜、鈴木伸之、渡邊圭祐、濱田龍臣、鈴木仁、飯島寛騎、福山翔大、三浦春馬、松山ケンイチ
原作:笠原真樹「群青戦記 グンジョーセンキ」(集英社ヤングジャンプ コミックス刊)
監督:本広克行
脚本:山浦雅大、山本 透
音楽:菅野祐悟
制作:市川 南
エグゼクティブプロデューサー:山内章弘
プロデューサー:佐藤善宏、川田尚広、西野智也
・キクノブ東京
TEL:03-6455-0535
・スタジオ ファブワーク
TEL:03-6438-9575
・トゥモローランド
TEL:0120-983-522
・ネペンテス
TEL:03-3400-7227
・ヘムトPR
TEL:03-6721-0882
・ラッド ミュージシャン原宿
TEL:03-3470-6760
●文/橋本裕一 撮影/榎本洋輔 スタイリング/吉本知嗣 ヘア&メイク/MIZUHO(VITAMINS)