INTERVIEW- インタビュー -

2022.12.14

塩野瑛久が語る、話題ドラマとスウィーツ愛

LINEマンガでなんと１億3000万ビューを記録している大人気コミック「ブラザー・トラップ」がファン待望の実写ドラマ化！　いよいよ１月からスタートする。本作で成瀬大和役を演じる塩野瑛久にドラマの見どころを聞いた。自身が昔から大好きなものについても直撃したので、お見逃しなく！

インタビュー

■LINEマンガで１億3000万ビューを誇る大人気コミックの実写ドラマ！

ーー出演されるドラマ『ブラザー・トラップ』がスタートします。まずは、作品の印象を教えてください。

「登場人物それぞれの個性が繊細に描かれていて、それがすごく光っていますよね。絵もとてもきれいで、とても読み応えがありましたね」

ーー本作への出演が決まった時の感想は？

「兄弟が一人の女の子を巡って展開していく物語ですが、ジャンルとしては少女マンガの王道的な内容。そういう王道的な作品に出演させていただけるのは、自分にとってすごくありがたいことだと思いました」

ーー兄の大和役を演じますが、実際に現場に入られてみていかがですか？

「久間田琳加さんが演じるあかりと山中柔太朗さん演じる和泉と出会って恋仲になっていくんですが、僕が演じる大和は、あかりちゃんの元彼であり和泉の兄でもあるという役柄。微妙な関係性なので、シーンごとの感情の持っていき方がとても難しいですね」

ーー感情の持っていき方も含め、監督さんたちとはどんなコミュニケーションをとっていますか？

「マンガの世界観を実写で再現した時の見え方についてよく話します。シーンを重ねながらも『表現に違和感はないか？』『これは大丈夫か？』って、意見を出し合いながら慎重にものづくりをしています」

ーー共演する久間田琳加さん、山中柔太朗さんとは何か話し合ったりしていますか？

「３人でなにかあらたまって話すということは今のところしていないですね。でも、二人とは現場では積極的にコミュニケーションは取るようにしています。二人とも僕よりも年下なので、遠慮があったり言いたいことが言えないという状況は良くないと思うので、そういうところにアンテナを張るようにしています」

衣装はチーニーのコート13万2000円、バレナのニット6万8200円、トラマロッサのパンツ4万700円(すべて三喜商事)、アタッチメントのシューズ6万3000円(サカスPR)

■納得いくまでヘアカラーをチェンジ

ーー映画『HiGH&LOW THE WORST X』ではストイックな役作りが印象的でしたが、今作ではどうですか？

「内容と同様に、作品の世界観をどのように捉えるかというところが一番のポイントでした。今回気にしたのは髪の色ですね。原作のままの色がいいのか、それともリアルに寄せた方がいいのかなど、いろいろ考えながら２回くらい髪色を変えたんです」

ーークランクイン前に髪色を何度も変えるって、やっぱりストイックですね！

「回想シーンもあったりしていろいろと不安だったんですが、結果的にいい感じになってよかったです。髪色の感じは、是非テレビで観てみてください！」

ーー兄の大和、弟の和泉は対極の性格ですが、塩野さんご自身はどちらに近いですか？

「うーん…、どちらかと言えば和泉ですね。たくさんしゃべるわけでもないし、でも思ったことはちゃんと伝えるし。でも、和泉の場合は言っちゃうってタイプだから、そこはちょっと違いますけどね(笑)」

ーーでは原作や台本を読んで共感できるのは和泉の方ですか？

「台本を読むと大和にも共感できる部分がたくさんあるんです。演じているからっていうのもあると思うんですけど、そういう気持ちが演じる上でのインスピレーションにもなっています。大和は自分を犠牲にしてでも誰かのためにアクションを起こしたり、周りを支えることができるタイプ。そういうところは素敵だなって思うし、自分自身もそうありたいって素直に思いますね。さっきの質問ですが、やっぱり僕は大和と和泉のハイブリットってことで(笑)」

ーーこれからこの『ブラザー・トラップ』をどんな作品にしていきたいですか？

「主人公のあかりちゃんは、人に気を遣って言いたいことが言えなかったり、自分の意見を飲み込んでしまったり。勢いで周りに流されちゃう性格の持ち主。大和は損したり我慢したりしても、周りが円滑に進めばいいと思っていたり…。同じような性格や悩みを持っている人には、この作品が一歩踏み出すきっかけになったらいいなって思います。あとは関係性ですね。複雑ではあるんですが、そんな中でも出てしまう感情は本物だから、それに対してどう誠実に人と向き合っていくかって部分を観て欲しいと思います。結果、観てくださる方にとってポジティブなものになっていくのが理想です」

ーー読者にメッセージをお願いします！

「一人の女性と、その女性を好きになってしまった兄弟のストーリーですが、人と人、想いと想いが交錯したり、時にはそれが摩擦や葛藤を生んだりすることは、みなさんにも共通するところだと思います。なので観ていて共感できたり、素敵だなって思えるところがたくさんあると思いますので、ぜひ1日の終わりにテレビで見ていただければと思います。よろしくお願いします！！」

■スウィーツ好きが止まらない！

ーードラマの撮影で多忙だと思いますが、そんな中でも楽しみにしていることってありますか？

「昔からスウィーツが大好きで、新作をチェックしたり実際に食べたりするのを楽しみにしていますね」

ーーもしかして話題のお店とかだと、並んだりもするんですか?!

「気になっているものだったら並んででも食べたいですよ！　流行りとか話題のお店はいつもチェックしているんで。外食をすれば必ずデザートメニューには目を通して、お腹いっぱいでも甘いものなら別腹で頼んじゃうくらい好きなんで！」

ーー今、ハマっているスウィーツはなんですか？

「例えばコンビニで売っているアイスの『みたらし』味にハマってます。コンビニスウィーツもちゃんと追っていて、新作が店頭に並ぶとやっぱり手に取っちゃいますね。自分で言うのもなんですが、スウィーツに関してかなり守備範囲が広いと思っています(笑)」

ーーそもそもスウィーツ好きになるきっかけってあるんですか？

「実家がクレープ屋を営んでいることもあって、甘いもの好きというのは宿命づけられたものかもしれないです。子供のころ、家族が仕事帰りに持って帰ってきてくれるクレープを食後のデザートやおやつに食べるのが楽しみでした」

ーーでは、思い出の味と聞かれたら、クレープって答えになりますね！

「そうですね。思い出の味って聞かれたら真っ先に思い浮かびますね」

ーーそんなご実家のクレープってどんな感じなんですか？

「生地もクリームも程よい甘さ。自家製のカスタードが練り込まれた生クリームは、生クリームが苦手だったという人でも好きになっちゃうくらい。たくさん食べてももたれないのが特徴です！」

■スウィーツは好奇心を刺激してくれるもの

ーーそして、ご実家の『クレープアン』はアメージングコーヒーとのコラボが話題になりましたね。

「はい！　全日ソールドアウトという予想以上の反響をいただいてびっくりしました。実際に多くの方々に喜んでいただいているのを目の当たりにして、すごく大きな手応えを感じることができました」

ーーこのコラボレーションで塩野さんが得られた発見や刺激ってありましたか？

「俳優の仕事って、人々の感情に訴えかけることが醍醐味だけど、自分が今に至るまでのタイムラインや体験してきたできごと、その時の気分を伝えることは難しいと思ってたので、こうしてスウィーツを通して伝えることができたのは、自分にとって非常にいい経験になりましたね」

ーーファンの方は次のコラボを期待していると思いますが。

「そうですね、ありがたいことに多くの反響をいただいた反面、まだまだ届けられていない人もいると思います。今、所属しているLDHは、自分の原点や置かれている環境すべてを活かしながら活動できるフィールドでもあるので、今後もこういう機会があれば積極的に挑戦していきたいですね」

ーー最後に塩野さんにとってスウィーツはこれからどんな存在であって欲しいと思いますか？

「仕事柄、国内外のいろいろなところへ足を運びますが、その土地を感じたり、季節を感じさせてくれるのが

自分の場合はやっぱりスイーツなんですよね。夏には、やっぱりかき氷やアイスを食べたくなるし、実際に食べることで「今年も夏が来た！」って実感する。そのくらいスウィーツは、自分にとって日常でもあり特別なもの。そして、好奇心を刺激してくれるものでもあるんです。これからも自分へのご褒美として、時に美味しく、時に食べすぎの背徳感を感じつつ、、、楽しみたいです(笑)」

PROFILE

1995年1月3日生まれ。東京都出身。劇団EXILEのメンバー。2012年に俳優デビュー。ドラマ「来世ではちゃんとします」「HiGH&LOW THE WORST X」で注目を集める。1/9・10に「BOOK ACT 2023 NEW YEAR SPECIAL」に出演。また12/20～1/13に LDH kitchen THE TOKYO HANEDAにてAMAZING COFFEEとのコラボクレープを販売する。

◆Instagram
@akihisa_shiono_official