INTERVIEW- インタビュー -

2024.03.24

【SNSが万バズ！】話題のアソート ヘアサロンに行ってみた！

「３、２、１」で魔法がかかったように人々が変身するあの動画。インスタグラムやTikTokでほぼすべての投稿が万バズしているヘアサロンがあること、知ってた？　そこはなんと、世界５カ国に店を構えるメイドインジャパンのサロンだった！　外国人客が多いから日本生まれの僕らにはちょっと敷居高い？なんてことはない。細やかな日本のおもてなしを忘れない、ワールドワイドな「アソート ヘアサロン」のウラカタに、ズームイン！

【アソートグループを牽引するＣＥＯ・Ｋｅｎ Ｋｏｂａｙａｓｈｉさんに、直撃取材！】
今でこそＳＮＳのショート動画がバズりにバズっているけど、投稿を始めた当初は思うように再生数が伸びなかったそう……。じゃあ今の動画スタイルが誕生した経緯は？　どうやって動画を作っているの？

Assort Group Ceo Ken Kobayashiさん
世界５カ国に展開するヘアサロン＂アソート＂グループのCEO。独自の市場分析で、世界規模のヘアサロンを運営。（@assort.ken）
▶︎５カ国の動画をひとりで制作
現在５カ国にあるサロン、それぞれの店舗アカウントにショートムービーを投稿していますが、動画の編集はすべて私がしているんです。年間４００本ほどですね。カウンセリングはお客様によって、長さが違いますが、それらを平均して60秒から90秒に編集しています。もとはこの動画、スタッフの対応品質を上げるために、学習ツールとして作ったのが始まりなんですよ。試しにＳＮＳに上げてみたところ反響が大きく、続けてみることにしました。

▶︎コロナ禍に大バズリ
２〜３年ほど前からカウンセリング動画を公開していたのですが、再生数が伸びず、コロナ禍に改めて戦略を練りました。これまでは横長で作っていた動画を、スマホ用に縦にして、尺も縮めたんです。そうしたら突然２００万回再生されて。コロナ禍の規制が緩和されるタイミングも相まって、一瞬で全店舗の予約が１カ月分埋まりました。
 

 

【動画の〝アノ人”に聞いてみた】
動画で目立つ、個性的なスタイリストたち！　中には英語がニガテだったり、海外に行ったことがないスタッフもいるんだって。俺にも望みアリってこと!?

▶︎留学経験ナシ!?
Assort TOKYOのCanon Hagaさん（@canon_hg）

Q.ズバリ、もともと英語は得意でしたか？
A.アソートで上達しました！
ちょっと得意でしたが留学経験はなくて。英語の先生をしているお客様にその場で質問したり、アソートのスタッフ用の英会話レッスンを受けたり。アソートにいたら自然と英語でのコミュニケーションに慣れましたね！

Q.難しいと感じるのは？
A.ヘアスタイル遍歴や価値観
毎日が新鮮で特別だと感じていますが、最初苦戦したことは海外のお客様が多いので、とくに価値観の違いや髪質の違いですね。それぞれに合うスタイルを日々研究することは大変だけど刺激的で楽しい！

Q.初対面の人と話すコツは？
A.最初の3秒！
人の印象は最初の３秒で決まると思うので絶対に笑顔で、アイコンタクトを取って話すようにしています。硬い雰囲気だとお客様も緊張すると思うので！

Q.「おまかせで」は正直、困る？
A.うれしいですよ
自信がつくヘアスタイルを提案できるとやりがいもあるし、私もうれしいです！　どんなお客様でもまずは好きな系統を聞いて分析します。＂これは似合わない＂とか固定観念では絶対に押し付けません！

Q.動画出演は緊張する？
A.もう慣れちゃいました（笑）
YouTubeは最初だいぶ緊張して撮っていましたが、インスタグラムとかのショート動画はお客様にフォーカスしている普段の私なので自然体ですね！

Q.FBモデル今井竜太郎をイメチェンするなら？
A.最低2スタイルできるのがマスト！
好きなファッションやトレンドに合うように、気分によってアレンジ可能なスタイルを提案します。たとえばアップバングもおろすのもいける、みたいな前髪で遊べるスタイル！
 

 

▶︎じつは英語がニガテだった!?
Assort TOKYOのManami Nogiさん（@manami__n__hairartist）

Q.Manamiさんの強みは？
A.個性的なスタイル作り！
私はファッションが好きで、服も個性的なものを選びがちだったりするので、そういうお客様はぜひ私を指名していただきたいです。あとはエッヂの効いたスタイルに挑戦して、今までにない攻めた雰囲気を作ってみたい！　という方はぜひ、いらしてください！

Q.初対面の人と上手に話すには？
A.ラフな話から！
アソートには観光の一環として来るお客様も多いので、日本で行きたい場所とか好きなものとかを聞く。まずはそうやって、本題ではないラフな会話から入ると、その後もたくさんお話を聞くことができる、と感じています！

Q.美容師になったきっかけは？
A.初めはノリと勢いだった！
中学３年生のとき、ファッションが好き！ という気持ちだけで美容の学校に行くことを決めました。最初は勢いだった気もしますが、その後、少しずつ美容師という職業への憧れが強くなっていった感じですね。

Q.アソートヘアサロンの魅力は？
A.個性がバラバラなところ！
私は別のお店で５年ほど働いていたのですが、海外への意識が強まっていったのでこのお店に来ました。スタイリストそれぞれの個性を尊重し合えているのが素敵だと思います！

Q.「おまかせ」って言われると困る？
A.素直にうれしいです
具体的にオーダーしてくだされば方向性はすぐ決まりますが、私のインスタを見ておまかせでオーダーしに来てくださる方もいて。わりと自由な性格の私はある程度まかせてもらえるとうれしいです。

Q.FBモデル金田将浩をイメチェンするなら？
A.ツンツンヘアが似合う短髪に！
今風のセンターパートですね。こういうスタイルなら、思い切ってけっこう短髪にしてみたら雰囲気がガラっと変わるかも。そしてツンツン尖らせるスタイリングが似合うようなフォルムに整えてあげれば、流行のファッションにもなじみつつ、個性を出せると思います！
 

 

▶︎英語はアメリカに行ってから勉強！
マンハッタンにあるアソート ニューヨークのスタイリストJinさん。オーナーの小林さんのビジョンに惚れ、2023年のニューヨーク店再オープンから勤務。数多くのサロンが並ぶニューヨークでも人気の魅力を教えてもらった。

Assort NEW YORKのJin Muranoさん（@jinmurano）

Q.ニューヨーク店の雰囲気はどうですか？
A.一人一人の期待に応える！
10代後半〜20代半ばくらいのお客様を中心に、年齢・人種・性別かなり幅広く世界中から来店されます。きちんとしたコンサルテーションと高い技術力で理想のヘアスタイルになると期待されていると思います。動画は１日７〜８本、少なくても２〜３本ほど撮影します。

Q.美容師を目指したきっかけはどんなこと？
A.努力次第で上手くなる
誰も幼少期から始めていなくて、高校卒業したときからでも努力すれば人よりも上手になれるかもしれない、技能系の職業に就こうと思ったからです。英語は学校の成績はじつはずっと赤点で。2013年に初めてアメリカに来てから勉強を始めて、仕事で使えるまでになりました！

Q.Jinさんが得意なヘアスタイルは？
A.期待に応えるのがすべて
自分で得意だと思うものはとくにないのですが、その場その場のお客様の期待に応えるように努めています。骨格や髪質を見て実現可能性を重視する場合と、InstagramやPinterestにセーブしている写真を見せてもらい雰囲気重視にする場合の、どちらかの方向に振ってスタイルを考えます。

Q.FINEBOYS読者にアドバイスを！
A.トライし続けて！
やったことがないことに、積極的にトライし続けることがいいと思います。やりすぎてみないと、ちょうどいいと思えるところにもたどり着けないと思うので！　自分に似合うヘアスタイルがよくわからなくても、まずはトライしてみてくださいね。
 

 

【春、髪型変えるなら!?】
いつもはアイドルの写真を見せてみたり、結局変わり映えしないスタイルに落ち着いちゃうことが多いけど。せっかくだし、アソートヘアのプロたちに決めてもらう？

9割以上が外国からのお客様というアソート。だけどもちろん僕らも全然行ける！　魔法のような変身動画、次に出るのはキミかもよ！