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INTERVIEW- インタビュー -

2019.09.07

イケてるヘアを作る美容師ってどんな人? vol.15美容師名鑑<Bruder(ブルーダー)・後藤ユースケさん>

ヘアスタイル連載「人気美容師に聞く!モテ髪理論」と連動して、勢いのある美容師にインタビューする「イケてるヘアを作る人ってどんな人?美容師名鑑」。第15回目は、あのカリスマサロン・OCEAN TOKYO Shibuyaの代表を務め、今年の春から自身のサロンBruder(ブルーダー)を設立した後藤ユースケさんにクローズアップ。美容師になったきっかけから仕事に対する考え方、さらには独立に至った経緯までを語ってくれた。美容師の未来を見据え、失敗で受けたダメージも自分の糧になると話す後藤さんは、文句なしにカッコいい!

■Bruder(ブルーダー)代表・後藤ユースケさん
今年4月に予約制ヘアサロン・Bruder(ブルーダー)を代官山にオープン。FINEBOYSのヘアカタログでも、手がけたスタイルが度々ランキング上位に。王道のモテ髪から個性派まで幅広いスタイルを手がけつつも、独自の存在感を放つデザインでファン多数。サロン業界の第一線で活躍する美容師のひとり。

■このヘアを作った人!
人気美容師に聞く!モテ理論」では、ショートマッシュをベースに、MIXパーマとリバースパーマをかけて動きを出した王道ヘアを披露。さわやかさMAXの、これぞモテ髪なヘアスタイル!

■人気美容師・後藤ユースケさんにインタビュー
新しい美容師と美容室の在り方を体現し、変化させたい

―――幾人いる美容師のなかでも、カリスマ的な存在感を放つ後藤さん。進路を決めたのは高校3年の春だったという。

「じつのところ、最初から美容師という職業に憧れがあったわけではないんです。当時の僕は理数系の科目、音楽、美術、体を動かすこと、ファッション……好きなことが多すぎて、あれもやりたいこれもやりたいと欲張りな性格でした。どうにか好きなことが全部できる職業に就けないかなと考えたときに、美容師が一番当てはまるなと思ったんですよね」

―――そして若者から絶大な支持を得ているOCEAN TOKYOへ。渋谷店の代表を務め、自身の美容師キャリア10年という節目に独立を果たした。

「OCEAN TOKYOを退職した理由は、美容師を取り巻く環境を変えたいと思ったから。美容師になって10年経ったんですけど、今、日本の美容師って離職率がとても高いんです。10年経つと92%の人が辞めてしまうと言われていて。僕は、美容っていう仕事が世界で1番可能性を秘めている職業だと思うし、美容師としての自分に誇りを持っています。今後どんなに人工知能が発達しても、美容師はなくてはならない職業だと思っている。なので、この離職率の高さを根本の部分からどうにかしたいと思ったんです。ちょうど家業を手伝わないといけないタイミングだった、というのも理由の一つですね」

―――美容師の離職率を下げたい。その思いは、ある経験でさらに大きな目標に繋がることになる。

「美容師の働き方を考えるにあたって、まだ自分が経験したことがなかった”フリーランスの美容師”を体験したいと思ったんです。なので実際に、昨年の10月にOCEAN TOKYOを退職してから半年間、フリーランスで働いてみました。美容師の働き方って、現状よりももっと自由でいいと思っていて。フリーランスで働いている間は、時短勤務のシングルマザーの方や、土日で実家の農業を手伝って、平日は美容師をしながらサロンで野菜を売っている方など、いろいろなフリーランスの美容師に出会いました。そのなかで、"人の人生はさまざまで、100人いたら100人みんな違う。それぞれの個性をもっと輝かせたいし、そのためのステージを作りたい”という思いが強くなっていったんです」

―――そして、美容師の"個"を尊重するサロンとして今年4月にオープンしたのがBruder(ブルーダー)だ。

「僕のお店は、わかりやすく言うとシェア型サロン。普通の美容室はお店が顧客情報を管理しますが、ここは所属する美容師一人一人がお客様の情報を管理していて、勤務時間、定休日、値段設定もそれぞれに決めてもらっています。スタッフはまだ3人なんですけど、今後はもっと増やして、365日24時間自由に利用できるサロンにしていきたい。東京ドームや日本武道館のように、アーティスト=美容師が最大限に自分を表現できる場所になってほしいなと思っています。これからは、SNSやyoutuberなどが世間を賑わせているように美容師も個の時代が必ずくる。美容師一人一人がトレンドを考えて、個性を発信できる場になっていったらうれしいです」 

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家族や兄弟のような関係性を大切にしたい

  

ファッションのこだわりは、自分が着たいものを着るということ。昔から、着たい服を着るために仕事をがんばろう!と思っていました。

サングラスを集めるのが趣味。これでもほんの一部で、ブランド関係なくいいなと思ったデザインがあるとつい買ってしまいます。

 

―――お店は完全予約制。一見敷居が高いように聞こえるが、このシステムにもある狙いがあった。

「Bruder(ブルーダー)はアプリやSNSのメッセージ機能で予約をとっていただくシステム。僕もそうだったんですけど、美容室に電話して予約するのってすごく緊張することだと思うんですよ。なのでもっと手軽に予約をしてもらいたいと思って、このシステムを導入しました。”完全予約制”という言葉だけではちょっと行きづらいかもしれませんが、そういう意味では美容室に対するハードルを下げることができているのかなと思っています」

―――こうして活動の拠点を変えた今でも、後藤さんの腕を求めたくさんの人がBruderに訪れている。とはいえ人気サロンを離れ、新しい環境へチャレンジすることに不安はなかったのだろうか?

「僕は、新しいことにチャレンジする不安より、もしこれをやらなかったら……っていう不安のほうが大きいんです。やった後悔よりもやらない後悔のほうが嫌だし、一度これが欲しいと思ったら掴み取らないと気が済まない。昔から、自分が思った理想に向かって行動しているだけなんです。たとえば、好きな子ができたらまっすぐアプローチしたり。振られたらどうしようって思っていかないほうが、振られることよりもカッコ悪いと思っていたんです。振られたらもちろん落ち込みますけどね(笑)。恋愛に限らず、挑戦した結果失敗しても、引きずりはせずに原因を追求して次に繋げていました。負けたときのほうが燃えるタイプなんです」

―――どこまでも上昇志向な後藤さん。お客さんと接するうえで意識していることはなんだろう?

「幅広い年齢の方の髪を切らせていただいていますが、お客さまとは髪のことだけではなく、趣味のことや日々の生活についても話せる関係性を築いて行きたいと思っています。美容師として見られるよりも、家族や兄弟のような距離感でいられたらなと。人と打ち解けるのは得意ですね。10秒あれば壁をぶっ壊せます(笑)」

―――最後にサロンワークをするなかでやりがいを感じることを聞くと、これしかない!と歯切れよく答えてくれた。
「心からの笑顔を見れたときですね。最初は緊張と不安が入り混じっている表情が、カットが終わって笑顔になった瞬間は宝物です。きてくれた人みんながそうなってくれたらいいなと、つねに思いながらハサミを握っています」

「Bruder(ブルーダー)はドイツ語で”兄弟”という意味。暖かい関係性をスタッフとお客さんで築き上げたいという思いから名付けました。特定の層をターゲットにしないオールマイティなサロンです。年齢も性別も関係なくいろいろな人にきてほしいです!」

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■後藤ユースケさんが考案したモテ髪はコチラ

INFORMATION

Bruder(ブルーダー)
東京都渋谷区代官山町8-9竜王ビル2F

営:11:00~21:00(平日・土・祝)、11:00〜20:00(日)
休:火曜

MOBILE:050-5363-0992
TEL/FAX:なし
予約はこちらから

「人気美容師に聞く!モテ髪理論」過去回はこちら!

撮影/菊池貴裕 モデル/荒波和斗

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