2024.09.03
ウチの大学のスゴい人。〜僕がココにいる理由〜駒澤大学の渋江亮太くん
今回紹介するウチの大学のスゴい人は、駒澤大学 文学部 歴史学科3年 渋江亮太くん。渋江くんは、やっぱり好きな野球を再開したらメキメキと活躍し、大学軟式野球の日本代表エースピッチャーになった人。活躍している渋江くんに、大学のことや将来のことを聞いてみた。
いろいろな経験をしてみたい
野球も一人旅も、それが原動力
──高校までは硬式野球で、大学から軟式野球に転向したんだってね?
「硬式野球の最終目標はプロ。だから、高校時代は練習もハードで毎日が野球漬けの日々でした。でも僕は、ほかにもいろいろとやってみたいことがあったので、大学では比較的自由度の高い練習が可能な軟式野球を選びました」
──硬式と軟式の違いって何?
「単純に言うとボールの硬さが違うんですが、それにより打ち方や捕球の仕方もまるで変わってきます。同じ野球でも似て非なるものと言われているので、最初は慣れるのに大変でした」
──そんな中、昨年は大学軟式野球の日本代表入りしたんだから、すごいよね!
「軟式野球は硬式に比べるとマイナーなので、それを広めるための活動に参加させてもらいました。台湾への遠征など、これまでしたことのない経験をたくさんさせていただき、とてもワクワクしました」
──なぜ駒澤大学を選んだの?
「ワンキャンパスに魅力を感じたからです。ほかの大学だと、キャンパスが点在していることも多いですが、駒澤大学は一カ所に集約されているので、学部も年齢も違うさまざまな人と会えるんです。それにより自分の世界観も広げることができると想像しました。軟式野球においても、学生の主体性を重んじてくれるところに引かれて。レベルの高い学生が集まっていますし」
──趣味はある?
「一人旅です。秘境に行ったり、最近では島めぐりにハマっています。好きな島は礼文島、屋久島、与論島。去年、全都道府県を制覇したんです。同じ日本でも各地域それぞれ特色があり、それを体験するうちに自分が成長できる気がします」
──一人旅のどこが楽しい?
「旅先の居酒屋に行くのも楽しいですね。そこで常連さんと仲良くなって、街の歴史や情報を教えてもらったりします。東京では一人飲みはしませんが、旅先だと積極的になれるんです」
──もしかして、旅先で素敵な女性との出会いなんかもあったり?
「年齢が近い女性と出会うこともありますが……皆さんがご想像しているようなことは今のところありませんよ(笑)」
──渋谷からたった3駅という立地に大学があると、遊びに行く場所にも困らないね!
「どうなんでしょう(笑)。実家から通っていますし、いわゆる大学生らしい派手な遊びはあまりしないので。車で友達や後輩を連れて、全国各地の温泉や自然を満喫しに行きます。彼女ですか?今いないです。ほかに経験してみたいことがたくさんあるので、当分は一人でいいかなと」
──休みのたびに一人旅に行っていたら、彼女なんて作る暇ないよね(笑)。
「僕、あまり自分に自信が持てないんです。だから、軟式野球で頑張ったり、一人旅に出てみたり、いろんな経験を積極的にしようとしているんです」
──これからの進路は?
「まだ決めていませんが、旅が好きなので航空業界や鉄道業界などいいかもしれませんね。どうするにせよ、自分が培った経験を生かせるような仕事ができたらと思っています。それから、残り少ない大学生活の中では自分の経験から得た何かを後輩たちに伝えて行くことはもちろん、社会に出てもさまざまな経験を提供できる人になりたいです」
◆駒澤大学◆
仏教の教えと禅の精神を根幹に、1592年の前身「学林」設立を経て1925年に駒澤大学に。7学部9大学院研究科による総合大学。