2020.03.09
ハタチの経済学 vol.22前編いまや貯金も”スマート”フォンで!
お金のことって難しいし、知りたいと思っても周りの人に聞きづらい……。それならプロに聞くのが一番!
身近なお金の仕組みや疑問について、平成生まれのお金の専門家・楓先生に1から教えてもらう人気連載「ハタチの経済学」。貯金するのって現金を持ち歩いたり、通帳に記帳したり、けっこう面倒。スマホアプリを賢く使って、その面倒さを解消しましょう!
【いまや貯金も”スマート”フォンで!】前編
いよいよ貯金しないと
ヤバイ、と思って!
少し前に話題となった「老後に2000万円足りない」問題。どういうことかはよくわからないけど、とりあえずこれからの日本がなんとなくやばそうなことだけは伝わったのではないでしょうか。正直老後のことなんて今考えられない人がほとんどだとは思いますが、何にせよ今の生活で残高0円にならないためにも、欲しい服を好きな時に買うためにも、彼女との記念日にちょっと奮発したプレゼントをあげるためにも、当たり前ですがお金の余裕は大事です。そして、これまでお話ししてきた「お金を増やす」ための投資をするにも、当然元金が必要になってきます。
でもお金って本当になかなか貯められないですよね。そんなときにおすすめなのが、アプリで貯金をする方法です。
いまや貯金さえも
アプリでできるんです
貯金アプリとは、アプリと銀行口座を連携させることにより、アプリ上でお金を貯めることができるというもの。代表的なアプリは「finbee(フィンビー)」と「しらたま」! 共通しているのは、自動で積立の貯金ができるということと、おつり貯金ができるということです。
積立の貯金は、1日(フィンビーは週や月単位でも設定可能)にいくら貯金するか決めて、決めた額が自動的に毎日貯金されていくというもの。たとえば貯金額を1日100円と設定すれば、1カ月で約3千円を自動的に貯金することができます。1日100円ならペットボトル1本我慢するだけの金額ですし、自分で貯めなくても勝手に貯まっているのがうれしいところ。
おつり貯金は、登録したクレジットカードで買い物をしたときに、設定した額と実際に買い物した金額の差額(現金払いで言うおつり)を貯金にまわしてくれるというもの。たとえば設定額を千円にしていて、コンビニで400円分買い物したとしたら、600円分が貯金されます。積立の貯金もおつり貯金も、両方ともネットバンク上でお金を移動させて貯金をすることになるので手間がかからず楽ちん。
後編では、それぞれの貯金アプリの特徴やネットバンクについてなど、もう少し詳しくお話ししていきます♪
〈vol.22後編に続く〉
プロフィール/よこかわ・かえで。明治大学法学部卒業後、同大学院へ進学、24歳で経営学修士(MBA)を取得。 地下アイドルという異色の経験を持ち、現在はとくに若い世代やお金のことをあまり知らない世代へお金の知識の啓蒙を行い、唯一のミレニアル世代のお金の専門家/経済評論家として活動中。「お金のことを誰よりも等身大の目線でわかりやすく」がモットー。初の著書となる「ミレニアル世代のお金のリアル」(フォレスト出版)が好評発売中。
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