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2020.08.10

ハタチの経済学 vol.23後編余ったポイントも無駄にしない「ポイント投資」のハナシ。

お金のことって難しいし、知りたいと思っても周りの人に聞きづらい……。それならプロに聞くのが一番！
身近なお金の仕組みや疑問について、平成生まれのお金の専門家・楓先生に1から教えてもらう人気連載「ハタチの経済学」。小難しいことが多そうな「投資」も、日々の買い物で貯めたポイントを使って始められるものもあるんです！

【貯まったポイントは投資にまわそう！】後編

身近なdポイント、楽天ポイントでできる
投資について

まず、ｄポイントを使ったポイント投資。こちらはｄアカウントさえあれば証券口座の開設や本人確認書類の提出など面倒な手続きがなく、利用手数料もかかりません。Ｔポイントの仕組みとガラッと違うのが、実際の投資というよりもポイントを使った＂投資体験＂ができるサービスであるということです。普通のｄポイントを運用ポイントに交換することにより、投資信託などの値動きに連動して、ポイントが変動します。ポイントの運用はおまかせとテーマ別から選ぶことができ、テーマ別の中には日経２２５や新興国といったテーマもあり、普通の投資信託と似たような感覚で選ぶことができるものも。ポイント投資をやめたいなと思ったら１ポイントからｄポイントへ戻すことができ、またｄポイントとして利用する
ことができます。こちらはＴポイントとは違って手数料の支払いがないため、基本的にはポイントだけですべて完結するのが大きな特徴です。自分の口座からはお金の移動がない分、気軽ですよね。

そして楽天ポイント。楽天ポイントには、ｄポイントのように口座開設なしで投資体験ができるポイント運用と、貯めたポイントで投資信託を購入することで投資できる２つの投資方法があります。気軽なのはポイント運用ですが、おすすめなのはポイント投資。始めるためには楽天証券の口座を開設する必要がありますが、本格的な投資をすることができます。元手はポイントでも普通に投資信託として購入することになるため、通常であれば手数料や税金がかかってしまうところ、楽天のポイント投資では、手数料がお得だったり、税金が一定の期間かからないＮＩＳＡやつみたてＮＩＳＡを使って投資をすることもできます。これがほかのポイント投資とは大きく異なるところ。また、楽天証券はネット証券の中でもおすすめの１つなので、ポイント投資を機に口座を開設しておけるというのもいい点。気軽さと本格的な投資が両立できるというのが楽天ポイントを使ったポイント投資です。

投資への入り口に
してみてはいかが？

ここまでお話ししてきたそれぞれのポイントは、クレジットカードやポイントカードがなくても、ポイントアプリがあれば貯めることができます。アプリをダウンロードしてお
いて、ポイントの貰い忘れがないようにしておいてくださいね。

投資自体は１００円など少ないお金で始められますが、自分のお金を切り崩して投資を始めるのはちょっと怖いかも……という人は、まずは買い物で貯めたポイントで気楽に投資の第一歩を踏み出してみましょう！　

そして流れやコツを掴んできたら、普通の投資にもステップアップしていけるといいですね！

〈vol.24に続く〉