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SHOES- シューズ -

2018.10.06

「10年後」も履きたい靴。 vol.5BEAMS サーフ&スケート部門バイヤー&SSZデザイナー 加藤忠幸さん

スニーカーシーンが刻一刻と変化する中で、この先のシーンはどうなっていくのだろうか。新作のリリースが絶え間なく続く今だからこそ、一つのタームとして10年後を想像してみたい。そんなシーンの未来像について、スニーカー界の重鎮たちが展望を各々に語ってくれた。珠玉の私物スニーカーも踏まえた内容は必見!

マスターピースを
履き続けることが美学。

BEAMS
サーフ&スケート部門バイヤー&SSZデザイナー 
加藤忠幸さん

Profile/ビームスのサーフ&スケートバイヤーとSSZのディレクターを兼務。自身でスケッチを描くことで、バイイングやデザインのソースを構築。40種に及ぶ鎌倉野菜を栽培する兼業農家としても有名。


今回、履いているシューズはこちら!
ヴァンズ×SSZのコラボモデル。アッパーの生地を表裏逆にしたプレイフルなモデル。既存の概念を覆す加藤さんらしいデザイン

すべてはスケートカルチャーの
普遍的なスタイルに通ずる
「過去10年の流れって劇的な変化はさほどないと思います。ことスケートシューズにおいては、インソールの進化はあるけれど、アッパーの機能性は変わらない。ブランドで言えば、ラカイやエメリカといったスケートブランドの’90年代の絶頂期が懐かしい。記憶が鮮明なモデルとしては、ビームスでもコラボしたエスのアクセルかなって思う。ハイテクっていいよなってなるけど、結局、バルカナイズド製法でグリップ力があるヴァンズに戻ってしまうんですね。そのサイクルは10年先もある気がして。ハイテクスニーカーが流行ってもベーシックなヴァンズのスリッポンやオールドスクールがベストって自分はなるはず。今回選んだスニーカーもヴァンズのスリッポンがイチオシで、自分が手がけているブランドのSSZでも過去2回コラボさせてもらったモデルです。変わらないスタイルを貫く美学という点で、ヴァンズは唯一無二の存在。アディダスのキャンパスも変わらないカッコよさを感じ、プロダクトとして完成されていると思います。ナイキのブレーザーは、ローカットで着脱しやすいのと、マスターピースな存在感がグッド。どれもスタンダードな価値観を重視しています。それと10年後のアッパーの進化を想像したときに、アディダスのマイクロペーサーに期待したくて。これはスケートシューズでもいいんじゃない?って思います。なぜなら、マイコン部分がゴープロのカメラで、シューズ目線でライディングを撮影しちゃうとかって面白くないですか!?そういう発想ってすごくスケーター的だと思うんです。スケートカルチャーはバックボーンが大事で、奇をてらうよりもベーシックがあって、それを継続することに本質があると思います。そこに遊び心をプラスしていく。すべてはオリジナルのスタイルがあるからこそ。それは10年後だって変わらないことでしょう」

 

 
スニーカーへの熱い想いを感じられるスケッチ集。中でもヴァンズは一番思い入れのあるブランドであり、さまざまなブランドを交えてのコラボも実現している。

 

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加藤さんが選んだ「10年後」も履きたい靴はこの4足!

VANS
SLIPPON
ヴァンズを象徴する不屈の名作。バルカナイズド製法によるグリップ力と、スケートシーンにおいてなくてはならないデザインのスリッポン。削ぎ落とされたシンプルイズベストな完成体で、何世代先でも受け継がれていくであろう誰からも愛されるプロダクト。

adidas Originals
MICROPACER
84年にリリースされた近未来スニーカーの草分け的存在。当時は5万7000円と驚きの価格で登場。ペドメーターやストップウオッチの内蔵は、それまでのスニーカーの概念を覆した。34年を経た今でも斬新な印象を与えてくれるハイテクモデルの代名詞。

NIKE SPORTSWEAR
NIKE BLAZER LOW
ナイキの拠点であるオレゴン州ポートランドのバスケットチームであるトレイルブレイザーズの名称を冠するローテクスニーカーの代名詞的存在。’80年代後半には、スケーターがこぞって履いていた。今年で発売から45周年を迎え、人気が再熱している。

adidas Originals
CAMPUS
’80年代のヒップホップシーンを席巻したビースティボーイズが愛用したことで知られているアディダスの定番モデル。スエード素材やシャープなノーズによりスタイルを選ばず高い汎用性を誇っている。今もなおファッションシーンではマストアイテムとして君臨。

※この記事の内容は2018年3月に発売した「FINEBOYS靴 Vol.10」の内容を再編集して掲載しています

文/阿部省吾 撮影/道中貴弘

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