2019.12.25
就活に勝てる!リクルートスーツの正しい選び方
就職活動を始めるにあたり、必要なのがリクルートスーツ。普段着慣れていないだけに、何をどう準備すればいいのやら……。そんな疑問はこれを読んで一気に解消。就活の戦闘服=リクルートスーツを正しく着こなして、内定を目指そう!
CONTENTS
1.就活に欠かせないリクルートスーツ
2.リクルートスーツの正しい選び方
3.リクルートスーツの正しい着こなし方
3-1.ジャケットを正しく着よう
3-2.シャツの選び方
3-3.インナーの選び方
3-4.ネクタイの選び方
3-5.スラックスの選び方
3-6.靴の選び方
3-7.バッグの選び方
4.まとめ 就活対応リクルートスーツの着こなし例
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1.就活に欠かせないリクルートスーツ
就職活動に向けて準備しなければならないのが説明会や面接時に着用するリクルートスーツ。対希望企業に対して第一印象をよくするも、悪くするのもある意味ここにかかっている。企業研究も大事だけど、リクールートスーツを正しく着こなして、最初の関門は突破しておきたいところだ。ただし、しかし、スーツだけ手に入れればいいってものじゃない。リクルートスーツに合わせたシャツやシューズ、バッグなどを用意しなければならないので、それなりに費用がある程度かかってしまうという覚悟はしておこう。
大手紳士服メーカーも就職活動時期に合わせて「フェア」を開催しているので、それをうまく活用してリーズナブルに買うのも手だ。メンズのリクルートスタイルに必要なのアイテムを以下にリストアップした。
リクルートスタイルに必要なものリスト
■スーツ(ジャケット&スラックス)
■ワイシャツ
■インナー(肌着)
■ネクタイ
■ベルト
■ソックス
■革靴
■バッグ
以上のものが必要だ。就活に適したアイテムの選び方は次項で紹介していく。
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2.リクルートスーツの選び方
スーツはネイビー(紺)で2つボタン一択
リクルートスーツ選びで悩ましいのが色。おもにリクルートスーツの定番色としてはネイビーやグレーが挙げられるが、就職活動におけるスーツと考えたときに、清潔感があって、クリーンな印象を与えられるネイビー(紺)をおすすめしたい。デザインは2つボタンが今は主流。タキシードなどに使われる1つボタンはフォーマルすぎるし、ボタンが多いデザインはちょっとファッション性が強まりすぎてしまう。「ネイビーで2つボタンを軸にしてリクルートスタイルを完成させていく。
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3.リクルートスーツの正しい着こなし方
せっかくリクルートスーツを購入しても、それを正しく着ていないとまったく意味がない。採用側の人事は言わば人を選ぶプロ。きちんとした身だしなみをしているかは面接を受ける以前の問題で厳しくチェックしているはずだ。着こなし方次第で印象の良し悪しを左右するのでしっかりと覚えておこう。
3-1.ジャケット(上着)を正しく着よう
ボタンの留め方
2つボタン、3つボタン限らず、正しいボタンの留め方は一番下のボタンを開けるのが正解。前部留めてしまったり、全部留めなかったりは NGだ。ちなみに着席するときは、一番上のボタンをはずして座るのが正解。
フラップポケット
リクルートスーツのジャケットにつけられる左右の腰ポケットにはフラップがついている。このフラップは屋外なら外に出し、屋内なら中に入れるというように使い分けるのが正しい……。が、そこまで厳密ではないので、基本フラップは外に出しておけば問題ない。ただし、右のフラップが出て、左は中に入ってるみたいなにならないように注意が必要だ。また、このポケットの中に物を入れるのは、スーツのカタチが崩れてしまうので NG。ちなみにスラックスのポケットも同様の理由でNGだ。スーツスタイルではポケットが膨らんでいるのはかっこ悪い。それも合わせて覚えておこう。
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3-2.シャツの選び方
ジャケットのVゾーンからのぞくシャツ。これを選ぶ際にも注意が必要だ。スーツ専門店に行くとおしゃれなシャツが目白押し。ストライプやドットなどの柄ものやクリレックやボタンダウンなどのデザインに目移りしてしまうが、就活には一切必要ナシ。リクルートスーツに合わせるシャツは白一択。衿のカタチもさまざなタイプがあるがオーソドックスなレギュラーカラーや写真のようなセミワイドカラーを選ぶのが無難だ。サイズは一番上のボタンを留めたときに指が一本入るぐらいがちょうどいい。就職活動に攻めも洒落感も必要ナシ。無難こそ安心!あと、シワくちゃなのは論外。ちゃんとアイロンをかけてパリっと仕上げて。
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3-3.インナーの選び方
↑オリヒカの肌着990円(オリヒカ池袋東口店)
前項でシャツの色は白一択と説明したが、白ということは中に着用する肌着も重要となってくる。プリントTシャツやカラーTシャツを着てしまうとがっつり助けてしまう。これは問答無用で NG。「ジャケット着てればわからない」からといって手を抜かず、白のワイシャツに合わせてインナーも白にしておこう。
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3-4.ネクタイの選び方
リクルートスーツにおけるネクタイの選び方のポイントは"地味”であること。ということで、ネイビーなどのシックなカラーで無地または同色でさりげないシャドウ柄が望ましい。派手な柄はもちろん、ニットタイやナロータイなどの"ファッション性”が強いものもNGだ。巻き方も超スタンダードな“プレーンノット”がベスト。
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3-5.スラックス選び方
続いてはボトムズであるスラックスについて。ジャケットと同色同生地で作られているので、選び方というより、気をつけたいのが裾の問題。丈が長すぎるとだらしないし、最近はくるぶしを見せるスーツスタイルもあるが、就活においては短すぎるのもよくない。シューズを履いた状態で靴の甲に裾が少しかかるぐらい(ソックスが見えない)にするとスラックスのシルエットがキレイに見える。裾の仕上げ方は写真のようなダブル仕上げはカジュアル感が出てしまうのでシングル一択。毎日履いているとクリースがヨレたり、全体にシワもついてくるのでアイロンはこまめにかけよう。
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3-6.靴の選び方
就職活動時に履くシューズは革靴が基本。選び方の正解は1つ。色はブラック、デザインは内羽根のストレートチップのみ。同じデザインであってもブラウン系のカラーやウイングチップなどのデザインが強いシューズは絶対に避けて。もちろん普段から革靴派であっても、就職活動で代用するのは難しいので注意! あと、毎日履いているとヨレたり傷がついたり、汚れたりしてくるので、シューキーパーや革靴用のクリーナーや保湿クリームなどでこまめにメンテナンスしておこう。ボロボロの靴では就職戦線は戦えない!ちなみにシューズに合わせるソックスはブラックかネイビーの無地で!
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3-7.バッグの選び方
リクルートスーツスタイルにおけるバッグは黒のブリーフケースが正解。いつも通学で使っている黒リュックやメッセンジャーバッグを使ったりするのはNGだ。ちなみに、エントリーシートや履歴書、SPIの参考書、ノート、筆記用具、受ける企業でもらう資料など就職活動時は荷物が多くなる。それに加えてジャケットやスラックスのポケットに荷物を入れるのもNGなので、財布やスマートフォンなど普段はポケットに入れているような持ち物もカバンに入れなければないので、容量もあってA4サイズの書類がキレイに納められるブリーフケースは重宝するはずだ。
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4.【まとめ】就活対応リクルートスーツの着こなし例
これがリクルートスーツの正解!
↑オリヒカのスーツ2万8000円、シャツ3900円、タイ4900円、ベルト3900円、シューズ1万2800円、ブリーフバッグ8900円(すべてオリヒカ池袋東大阪店)
ちょっと地味すぎて「印象に残らないのでは?」と思うかもしれないが、まず、就職活動においてスーツで華やかさや個性を印象付けることは不要(もちろん希望する業界や企業ごとの考え方によって違いはあるが)。
リクルートスーツのうまく着こなすことは、あくまで良い第一印象を得るための第一関門にすぎない。髪型(清潔感あるスタイル)などのスーツ以外の身だしなも大切だし、面接に到るまでの立ち振る舞い、言葉使いなどすべてをチェックされているということをお忘れなく。いずれにしても、スーツの着こなしは就活においては入り口段階。ここでミスってしまえば、せっかくのエントリーシート通過も、一生懸命がんばった企業研究も台無し! まず、「間違いのない」着こなしを実践して就活に挑もう。
オリヒカ池袋東口店
TEL:03-5958-1488
撮影/榎本洋輔 スタイリング・監修/与那嶺龍士 ヘア&メイク/牧野裕大(vierge) モデル/松井健太[本誌専属]