2022.06.29 PR
リアルデータから検証!“本気で売れてる時計”と、“これから売れる時計”予測!
どのような時計が売れているの? また、今後のトレンドは? 本当のところを知るには、その道のプロに聞くのが一番! 国内最大の店舗数を誇る時計専門店〈ザ・クロックハウス〉の販売データをもとに、時計の“本当のところ”に切り込んだ!
プロがウオッチトレンドをひもときます!
今、どのような時計がトレンド入りしているのか? 時計専門店のバイヤーとライター、スタイリストの3者による鼎談で明らかに!
鼎談のなかで導き出された5つのキーワードをもとに、2022年上半期に売れたモデルと、これから売れるであろう注目モデルを選出する!
約3年前に発売した〈ザ・クロックハウス〉のフラッグシップモデル。深みのあるブルーベゼルと引き締まったブラック文字盤のコンビで、品格を表現。奥行き感のある立体インデックスで、光を反射するヘアライン仕上げを随所に施して魅力を高めた。ケース径42㎜、10気圧防水、ソーラー、SSケース&ブレス[MBC1003-BK6A]1万9800円
通称“パンダ顔”とも呼ばれる、白文字盤に黒のクロノグラフの新作モデル。高コントラストに仕上げることでインダイヤルの存在を強調しつつ、レトロな雰囲気も高めた。インデックスの立体感も上品な印象で、ビジネスファッションにもハマる1本。ケース径42㎜、10気圧防水、ソーラー、SSケース&ブレス[MBC1003-WH1A]1万9800円
着用中、現在の時刻や計測中のタイムを確認するためにもっとも目を落とす場所が文字盤だ。正しく数値を読み取れることはもちろん、何度も見惚れてしまうようなデザインであれば所有するよろこびを噛みしめることができる。立体インデックスは、そうした価値をもたらしてくれるディテール。〈ザ・クロックハウス〉オリジナルウオッチにおいて「ソーラーシリーズ『ブラックブルークロノ』」が不動のNo.1人気を誇るのも、まさに立体インデックスによる部分が大きい。外周部から鋭角に張り出したバーインデックスや凹凸のあるインダイヤルは高さに限り のあるダイヤル内で奥行きを表現し、見る角度によって表情を変える。新作「パンダクロノ」も同様の立体インデックスを採用。トレンド感のある配色も加わって、人気急上昇中というのも頷ける。
垂直クラッチを搭載した世界初の自動巻きクロノグラフ「1969 スピードタイマー」の造形を継承。39㎜ケースにカーブサファイアガラスを組み合わせ、クラシカルかつスポーティなデザインに。文字盤には光の反射を抑える砂目調のパターンを施した。ケース径39㎜、10気圧防水、ソーラー、SSケース&ブレス[SBDL089]7万4800円
ソーラーGPSモデルの最新作。光の当たり方により表情を変えるサファイアガラスベゼルが美しい。チタンを採用し105gと軽量な点も魅力。〈ザ・クロックハウス〉の一部店舗を含む、セイコーグローバルブランドコアショップの専用モデル。ケース径42.7㎜、10気圧防水、ソーラーGPS衛星電波修正、チタンケース&ブレス[SBXC109]28万6000円
2つの色を使って配色するバイカラーモデル。そもそもは複数のインダイヤルを備えた時計に、コントラストを高める目的で採用することが多いデザインだ。それによって視認性が高まり、見間違いや“目が滑る”ことを防ぐ働きを求めたが、同時に見た目のインパクトも高まることで多くの愛好家を生み出すことに。また、多数のクロノグラフモデルが生まれた’70年代に流行したことから、どこかレトロな趣を感じさせるモデルも多い。一時は店頭から姿を消してしまったほど人気が殺到した〈セイコー プロスペックス〉の「スピードタイマー」も、1969年に発売されたクロノグラフモデルからインスピレーションを受け たモデルだ。スポーティなデザインに、ブラック×サンドベージュのカラーが味わいを深めている。実際、〈ザ・クロックハウス〉で購入した人の多くが50代で、全体に漂うレトロ感が受け入れられていたことを表しているようだ。一方の〈セイコー アストロン〉の「ネクスター」は、同じバイカラーというキーワードを持ちつつもソーラーGPSやサファイアガラスベゼルなど先進テクノロジーをふんだんに採用しており、“レトロ”とは真逆の存在だ。その上でブルー×ブラックでバイカラーの上品な側面を見せつけている。「これからの未来を見据え、次世代のリーダーたちの活躍を後押しする新デザイン」というコンセプトのもと2022年に誕生したばかりのシリーズで、認知の高まりとともにこれからの動向に注目が集まっている。
1979年当時のモデルを復刻。アルマイト加工を施したツートンベゼルや実用的なデイデイト機能、コマが細かくフィット感に優れたブレスレットなど、こだわりのディテールが満載。ケース裏のバッテリー交換用ハッチは硬貨で開けられ、自分で電池交換が可能。ケース径38㎜、5気圧防水、クォーツ、SSケース&ブレス[TW2T80700]2万4200円
スケルトン仕様にすることで機械式ムーブメントの動きを楽しめるダイバーズモデル。さわやかなカラーリングにまとめ、これからの季節に最適。12時位置にパワーリザーブ表示、6時位置に24時間表示を備え、実用性もかなり高い。ケース径45㎜、20気圧防水、自動巻き、SSケース、カーフレザー&ラバーベルト[TCA45SWH-WH]3万7400円
半分ずつ、大胆に色分けされたツートンベゼル。その特徴的な意匠の原点は、GMT時計だ。GMT時計はベゼルに0〜24時の数値を刻印することで、GMT針が指し示した第二時間帯を読み解けるようにしている。それだけでも十分だが、さらにベゼルを2色で色分けしておけば、日中と夜間のどちらであるかを感覚的に把握しやすいことから、ベゼルをツートンに染めたモデルが生み出された。通称“ペプシ”と呼ばれる「レッド×ブルー」や“バットマン”と呼ばれる「ブルー×ブラック」のコンビが有名で、他にも複数のカラーコンビが存在する。 近年、カジュアル時計の間で話題を独占したのが、〈タイメックス〉の「Qタイメックス」だった。1979年に発売されたダイバーズスタイルの時計を復刻したもので、アルマイト加工を施したシャイニーな質感のベゼルに“ペプシ”なツートンカラーを採用。まさにペプシをはじめとするアメリカのカルチャーが世間を席巻していた時代を象徴するモデルで、購入者に40代・50代が多かったというのもレトロ感に惹かれたことが背景にあるようだ。ツートンベゼルの可能性の高さを感じさせるのは、これから売れる時計に挙げた〈エンジェルクローバー〉の「タイムクラフトダイバー オートマティック」だ。インパクト大な“ペプシ”ツートンカラーに加え、大胆なカットアウトを見せるセミスケルトン文字盤や、目に映えるホワイトレザー&ラバーストラップを採用。しかも45㎜の大口径フェイスに20気圧防水と見どころ満載で、華やかなアクセントを取り入れたいというニーズに応える。
ローマンインデックスやオニオンリューズなど、クラシックなディテールをふんだんに取り入れたモデル。ブランドロゴを掛け合わせたオープンハートは印象的な造形で、機械式ムーブメントをより美しく演出。文字盤に施した微細な装飾も見もの。ケース径42㎜、10気圧防水、自動巻き、SSケース&ブレス[OR0011N501]4万7300円
あえて30°反時計まわりに機械式ムーブメントを搭載させることで、スモールセコンドとテンプを見せるオープンハートの位置を水平方向に並べた個性派モデル。シャープなドルフィン針やローマンインデックスなど、全体に上品な印象でまとめ上げた。2022年8月発売予定。ケース径38㎜、5気圧防水、自動巻き、SSケース、レザーベルト[NF02W-SI]3万800円
所有欲を満たしてくれるような、こだわりを尽くした意匠であること。そうした今どきのトレンドを語るのに外せないのが、オープンハート。それまでは内部に隠されているだけだった機械式ムーブメントそのものに焦点を当て、その独特の機構やパーツの細やかさを装飾の一部として活用してしまおうという試みだ。登場したのは’90年代と比較的最近のことで、時計の心臓部であるムーブメントが見えることからその名がつけられたが、今日ではムーブメントの見せ方もバラエティーに富んでいる。〈オロビアンコ〉の「オラクラシカ」は、モダンなスタイルに昇華させたオープンハートモデルの筆頭格だ。内部をのぞける窓を大きく取った上、3時位置に配置したブランドロゴを重ねることで上品さも確保。さらにクラシックなディテールと組み合わせて、独創性やモダンさを見事に表現している。〈ザ・クロックハウス〉の売り上げデータからは、とくに「そろそろ機械式を……」と望む30代から人気であることがうかがえる。オープンハートを使った斬新なデザインとしては、〈フルボデザイン〉の「トロンプイユ」にも注目したい。今年〈フルボデザイン〉は新たなクリエイティブ・ディレクターを招いており、これまで以上にエレガントかつ独自のセンスを宿した時計へと進化した。このモデルもスモールセコンドとオープンハートを真横に並べるというありそうでなかったデザインを採用。38㎜と小ぶりなケース径も今どきで、新たなオープンハート像を打ち出している。
海洋廃棄物をアップサイクルして作られたリサイクルウオッチ。ケース、ストラップともにスイスのタイドオーシャンマテリアル社が製造した100%リサイクルの海洋プラスチックから作られている。どこか懐かしいデザインも特徴。ケース径37㎜、10気圧防水、クォーツ、プラスチックケース、ナイロンベルト[TFO112-CL150101]1万6500円
絶滅の危機に瀕しているシロクマの保護活動を行う「ポーラーベアーズインターナショナル」とパートナーシップを結んだチャリティウオッチ。1本販売するごとに15ドルが団体に寄付される。白銀の大地を思わせる涼しげなカラーを採用した。ケース径40㎜、3気圧防水、クォーツ、SSケース、レザーベルト[14240-charity]2万6400円
同モデルにはレザーとメッシュ2つのベルトが付属。簡単に着脱できるレバーが付き、その日の気分で付け替えできる。
時計が“自分らしさ”を表すシンボルとしての役割を果たすのであるならば、注目すべきはデザインや価格だけにとどまらない。進行する環境汚染や生産過多による大量廃棄……これからの時代に不可欠なサステナブルな姿勢を表明できる、SDGsの視点を持つ時計も続々と誕生しているからだ。そうした視点をいち早く取り入れたのが〈トリワ〉で、ストラップにリサイクルキャンバスを用いたり、ケースに回収した違法銃器から製造した金属を使ったりと精力的に活動している。今作の「タイムフォーオーシャンズ」では地球上で問題となっているプラスチックゴミによる海洋汚染に注目し、スイスのタイドオーシャンマテリアル社が製造した100%リサイクルの海洋プラスチックを採用。身につけることで海洋汚染に心を配っていることの証になり、毎日着用していたくなるようなデザインにも仕上げている。〈ザ・クロックハウス〉の売り上げデータを見ても購入者の世代が幅広く、SDGsに関心の高い人に注目されていることがうかがえる。次にくるモノとして注目したいのが、〈ベーリング〉の「タイムトゥケア」だ。ブランドのコンセプトでもある北極に生息するシロクマの保護に資するモデルで、時計を購入することで保護活動団体への寄付につながる。透明度の高いサファイアガラスが、北極の海をイメージしたアイスブルーの文字盤を美しく映し出し、裏ぶたには数量限定のシリアルナンバーが刻印されている。レザーとメッシュのストラップが付属し、日常使いしやすい点も魅力的だ。
●ザ・クロックハウスお客様相談室
TEL:0120-060-969
URL:https://www.theclockhouse.jp
文/横山博之 撮影/星 武志(estrellas)