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2019.08.07

メンズの夏のコーデは黒使いで決まる！

「えっ？　夏に黒なんてなんだか重たくて暑く見えそう……」なんて、敬遠してるそこのキミ。"夏の黒"は使い方次第でまわりとかなり差がつくから考えを改めてほしい。夏に陥りがちな"着こなしがあっさりしてしまう""ラフすぎて見た目がだらしない""なんて悩みも、この色を上手に取り入れることで防げるから覚えておきたい！

【夏の黒使い①】
黒くてゆるいTシャツを着る！
巷で大流行りのゆるTも〝黒〞を選べば、そのゆるいシルエットがより際立ってこなれた印象をあたえやすい。何よりも、ただ着るだけでいいっていうのは本当に楽ちん。定番の無地から派手なプリントものまでバリエーションも豊富だから、何枚かそろえておくのもオススメだ。

"黒"を選ぶことで着こなしがぼやけない！
モノトーンのグラフィックがクールな雰囲気作りにひと役買っている。黒ボディのおかげでプリントもより際立つ！　ラッド ミュージシャンのTシャツ１万1500円（ラッド ミュージシャン原宿）、サン フランシスコのパンツ１万3500円（ハリウッド ランチ マーケット）

細身パンツを合わせれば黒ゆるTをアピールできる！
フロントに巧みな切り替えが施されたTシャツを着用。シンプルな細パンでトップスが一段と際立って見える。ハレのTシャツ7500円（アダストリア）、パンツ7000円（ティーケータケオキクチ）、アシックスタイガーのシューズ１万3000円（アシックスジャパンお客様相談室）、ポリスのサングラス２万1000円（ポリス トウキョウ）

無地、ロゴ、プリントまで種類豊富！
１／服の品質表示タグにあるマークを大胆にプリントとしてあしらった。ステュディオスのTシャツ7600円（ステュディオス原宿本店）、２／まるで絞り染めを施したような模様が個性的な雰囲気を放つ。首元、袖、裾のステッチを白糸にしている点も魅力だ。4800円（キュイー）、３／ナポレオンを彷彿とさせるプリントを前面に施した１枚。アート性を感じさせるグラフィックTシャツは旬だ。Tシャツ4800円（キュイー）、４／挑戦的なメッセージを胸元に添えた。着こなしにアクセントが欲しい人にぜひ。左袖にはアイコニックなパンダタグ。4890円（ハイパンダ）、５／着古したような墨黒のボディにさりげなく刺しゅうでロゴをオン。着た瞬間からこなれ感を手に入れられる。1990円（ウィゴー）

 

 【夏の黒使い②】
今の旬は黒のゆるパンツ！
どんなコーデにも合う黒のパンツ。ゆるいシルエットのものなら、さらにトレンド力と軽快さも得ることができる！　また、スラックスやデニム、ナイロンパンツといった具合に素材が変われば仕上がりの印象も三者三様。タイプ違いで持っておきたい。

スラックスで上品な印象に！

シルエットで差をつけた
ミニマムな白黒コーデ
シンプルな白シャツと黒パンの合わせも、パンツのシルエットをゆるくすれば一気に旬度が増す。ワイドシルエットで得た軽快さに合わせてサンダルでもヌケ感をプラス。涼しげな夏のシンプルコーデが完成！　シャツ7000円（ティーケータケオキクチ）、パンツ3990円（ウィゴー）、ウーフォスのサンダル5800円（アルコインターナショナル）

デニムで男らしく仕上がる！

ストリートな雰囲気が欲しいなら
ゆる黒デニムで間違いなし！
生地の落ち感などスラックスとはうってかわってストリートな雰囲気を放つゆるシルエットの黒デニム。ウィゴー×カンゴールのTシャツ2590円、パンツ3990円（ともにウィゴー）、ナイキ スポーツウェアのシューズ１万3000円（ナイキ カスタマーサービス）、Gショックの時計５万6000円（カシオ計算機 お客様相談室）

ナイロンパンツで涼感も出る！

シャリ感のある素材のおかげで
涼しげな印象に仕上がる！
スポーツMIXスタイルに役立つナイロンパンツ。そのシルエットをさらにゆるくすれば、素材感も相まって涼感もアップする。ハレのTシャツ6500円（アダストリア）、パンツ１万2290円（ハイパンダ）、ニューバランスのシューズ１万1000円（ニューバランス ジャパンお客様相談室） 、マークゴンザレスのサコッシュ3800円（オージー）

 

 【夏の黒使い③】
黒のショーツなら子供っぽくならない！
夏にはきたいショーツは一歩間違えると子どもっぽく見えがち。そこで〝黒〞の出番。黒ショーツなら、随分と大人っぽくモダンに感じるはずだ。シャツと合わせて上品に仕上げるもよし、小物を合わせてストリートな雰囲気を醸すのもあり。ぜひ取り入れて！

シャツ使いで上品な雰囲気に！

黒ショーツがあれば
大人っぽい夏感、味わえる！
シャツのフロントは開けて、ショーツの開放感にさらなるヌケ感を足した。ハレのシャツ１万円、レイジブルーのショーツ4900円（ともにアダストリア）、ヘインズのTシャツ2000円（ヘインズブランズジャパン カスタマーセンター）、シューズ6500円（ハリウッド ランチ マーケット）、ビームスデザインのメガネ１万8000円（サンリーブ プレスルーム）

小物差しでストリートスタイルに！

キャップを合わせても
キッズに見えない黒ショーツ
短パンとキャップは子どもに見えがちだが、黒のおかげで大丈夫。カーハート WIPのTシャツ6800円（カーハート WIP）、チャンピオンのショーツ6500円（アス）、アシックスのシューズ１万6000円（アシックスジャパンお客様相談室）、ラコレのキャップ2400円（アダストリア）、アノニム クラフツマン デザインのサコッシュ6800円（1197ストア）

他にこんな黒ショーツがオススメ！
１／両サイドのカーゴポケットに加え、ジップポケットも。ナイキ スポーツウェアのショーツ6500円（ナイキ カスタマーサービス）、２／裾にドローコードがありシルエットを自在に調整可能。ラッド ミュージャンのショーツ１万9000円（ラッド ミュージャン原宿）、３／光沢を放つ生地感が特徴のワイドショーツ。ツータックの太さもショーツなら良バランスに。ハレのショーツ8100円（アダストリア）、４／洗いをかけたような生地感と立体的なポケットが着こなしの主役になるショーツ。ショーツ１万7000円（ハリウッド ランチ マーケット）

 

【夏の黒使い④】
いつもの夏コーデに黒を差してシャープに！
暑い夏はどうしても白をベースにしがち。でも、白ってシマリがなくダラシなく見えてしまうことも。そんなときは黒アイテムを投入すると、コーデが一気に引き締まる。トップス、ボトムズ、小物で投入する３パターンで紹介する！ 

ゆるパンを黒で引き締める！

大人感のある引き締まった
コーデにアップデート！
ボトムズがゆるいときは、黒Tシャツはジャストサイズを選ぶと、コーデはよりシャープな印象に仕上がる。ヘインズのTシャツ2000円（ヘインズブランズ ジャパン カスタマーセンター）、アバハウスのパンツ１万3800円（アバハウス原宿）、ニューバランスのシューズ9000円（ニューバランス ジャパンお客様相談室） 、カシオの時計2900円（カシオ計算機 お客様相談室）

ゆるトップスを黒で引き締める！

定番の黒スキニーで
子供っぽさを回避！
トップスをゆるくまとめたら、ボトムズはタイトがセオリー。黒スキニーなら引き締め効果も抜群だから、夏でも必需品なのは変わりない。ステュディオスのシャツ１万2000円、パンツ１万1000円（ともにステュディオス原宿本店）、Tシャツ1990円（ウィゴー）、スケッチャーズのシューズ7900円（スケッチャーズ ジャパンお客様コールセンター）

ラフなスタイルを黒小物で引き締める！

小物で視線のやり場を作って
ラフコーデをタイトに見せる！
左の普段の夏コーデと比べると、黒の部分に視線が自然と集まるはず。この視点のポイントを作ることがコーデの引き締めにつながる。アローレのTシャツ3000円（ダイヤモンドヘッド）、ステュディオスのパンツ１万2000円（ステュディオス原宿本店）、フィラのシューズ9500円（フィラカスタマーセンター） 、マークゴンザレスのキャップ5800円（オージー）、シーのバッグ9000円（リアルワークス）

 

【夏の黒使い⑤】
夏らしい派手色は黒コーデに1点だけ入れる！
夏になると着たくなる派手色のアイテム。でも、何も考えずにコーデしちゃうと、ごちゃごちゃして子どもっぽく見えてしまう。そんなときは〝他のアイテムは黒〞を合言葉にスタイリングすれば、派手色も問題なく着こなせる！ 

黒コーデに1点投入でごちゃつかない！

蛍光グリーン×黒で
クールな大人スタイル完成
黒でまとめると旬のTシャツが主役に。ポーチをナナメ掛けして今感をプラスすることも忘れずに。ヘインズのTシャツ5000円（ヘインズブランズ ジャパン カスタマーセンター）、パンツ2990円（ウィゴー）、バーラップアウトフィッターのポーチ6300円（ビーバー渋谷）、ニューバランスのシューズ8900円（ニューバランス ジャパンお客様相談室）

派手色ショーツも難しくない！

子供っぽくならない
ショーツスタイルの好サンプル！
ショーツ以外を黒でまとめて、ラフで子どもっぽく見えるショーツスタイルを大人な雰囲気に格上げ。サンダルでもだらしなさを感じさせないのは黒コーデだからこそ。ユナイテッドアスレのTシャツ1400円（キャブ）、ビッグジョン×ロキシーのショーツ１万4800円（ビッグジョン）、サンダル1590円（ウィゴー）、バッグ１万1000円（ニューエラ）

派手色シャツも簡単！

黒コーデのアクセントに
派手色シャツで旬感をプラス！
一見難しそうな派手なトロピカル柄シャツも他を黒でまとめていれば、オラついた雰囲気を回避でき、かつスタイリッシュに。ベルシュカのシャツ3324円（ベルシュカ・ジャパン カスタマーサービス）、フルーツ オブ ザ ルームのTシャツ3000円（ダイヤモンドヘッド）、ステュディオスのパンツ１万1000円（ステュディオス原宿本店）、ケー・スイスのシューズ8800円（凛）

 

【夏の黒使い⑥】
オールブラックスタイルは重たく見せないのがコツ！
 最後に紹介するのは、上級者向けのオールブラックコーデ。難しそうと思われがちだけど、じつはポイントを押さえれば、簡単。しかも、いろんなものを買わずに済む（買い物は黒のアイテムだけ見ればいい！）っていうメリットもある。挑戦しやすい6つのサンプルコーデをご紹介！

★夏の全身黒コーデで気をつけるべきポイントは？
①重く見えないよう、すべて同じ素材にしない
肌触りのいいものや吸水速乾素材など、涼しげな素材を取り入れることをまず意識してほしい。それらを手持ちの黒のスキニーデニムやコットンのTシャツと合わせるだけで、おのずと、夏らしい軽やかなスタイリングになる。

②ヌケ感を盛り込む
ヌケ感は、サンダルや、ゆったりシルエットのトップスやパンツなど、どこかにゆるい雰囲気を作れば獲得できる。でもここで大事なのは〝黒〞であること。他の色では、ダラシなく見えてしまう危険があるから注意したい。

サンプルコーデ①
ラインパンツ×キャップでスポーツ感を出す！
黒に白のラインパンツとキャップでスタイルを軽やかでスポーティな印象に。でも、トップスにロゴものを合わせると一気に部活スタイルになってしまうから、ここは無地を選ぶのが正解。

軽快な印象！
オールブラックのスポーツMIX
ベストとTシャツを若干のグラデーションでレイヤードしたところが上級者ポイント。レイジブルーのベスト3400円（アダストリア）、Tシャツ1990円（ウィゴー）、ユナイテッドアスレのパンツ4500円（キャブ）、スケッチャーズのシューズ8500円（スケッチャーズ ジャパンお客様コールセンター）、カッパ×ウィゴーのキャップ1990円（ウィゴー）

サンプルコーデ②
プリントで雰囲気を出し、ハイテクスニーカーで仕上げる！
ストリートコーデの基本はブランド選びにある。エッジーなブランドロゴのプリントTシャツに、ハイテクスニーカーを合わせれば、即完成。オールブラックでよりソリッドな印象に格上げ。

エッジの効いた
ストリートブラックスタイル
小物で遊び心をプラス。ボルコムのTシャツ4800円（ボルコム ジャパン）、パンツ2990円（ウィゴー）、ナイキ スポーツウェアのシューズ１万8000円、ソックス1000円（ともにナイキ カスタマーサービス） 、レイジブルーのニットキャップ1500円（アダストリア）、Gショックの時計１万1000円（カシオ計算機 お客様相談室）

サンプルコーデ③
シャツ×スラックスで上品！
キレイめに仕上げたいなら、素材感が肝心。肌触りのよいものを選んで、足元はあえて肌が見える上品なレザーサンダルを合わせることで、コーデに夏らしい軽快感が盛り込まれる。

大人感漂う
上品黒スタイル
夏コーデにレザーシューズでは重たすぎるので、革をメッシュのように編み込んだサンダルを足元に投入してヌケ感を演出。ステュディオスのシャツ9000円（ステュディオス原宿本店）、ヘインズのTシャツ2000円（ヘインズブランズ ジャパン カスタマーセンター）、パンツ2990円（ウィゴー）、スティーブモノのシューズ２万9000円（アバハウス原宿） 、ポリスのメガネ２万8000円（ポリス トウキョウ）

サンプルコーデ④
さりげなく上下で柄×柄！
トレンド感のあるボタニカル柄の開衿シャツにストライプのゆるパンツを合わせることで個性をプラス。さりげない柄物は単なる黒コーデで終わらない、着こなしセンスをアピールできる。

個性を出せる、
黒の柄コーデ
柄物に柄物を合わせてしまうと喧嘩してしまいそうだが、黒をベースにボタニカル柄のシャツを選べば、夏らしさを演出しながらも、大人っぽく落ち着いた印象にコーデがまとまる。シャツ2990円、パンツ3990円（ともにウィゴー）、コンバースのシューズ7000円（アバハウス原宿）

サンプルコーデ⑤
シャツはフロントを開けて"ゆる感"を強調！
上下ともにゆるいシルエットのアイテムでまとめると、コーデにトレンド感がプラスされる。さらに前開けでシャツを着こなせば、旬度も増し、涼しげな雰囲気でラフでこなれた印象に。

旬度アリ！
上下ゆるブラック
白のステッチ使いが黒コーデのアクセントになるシャツは前開けで着用。Tシャツとの素材違いで重たさが軽減される。足元はサンダルでヌケ感をプラスすることも忘れずに。レイジブルーのシャツ4400円（アダストリア）、ユナイテッドアスレのTシャツ1400円（キャブ）、レッドキャップのパンツ8800円（ハイ！ スタンダード）、サンダル１万円（ティーケータケオキクチ）

サンプルコーデ6
短パン×サンダルでアウトドアテイストを出す！
コットンのポロシャツに速乾系素材のショーツ＆ストラップサンダルを合わせて重たさを回避。アウトドアアイテムを街着として取り入れるのも、オール黒だとスタイリッシュにまとまる。

都会に溶け込む
アーバンアウトドアコーデ
ショーツ＆サンダルでもオールブラックでまとめれば、洗練された都会的な雰囲気に。マークゴンザレスのポロシャツ7000円（オージー）、マナスタッシュのショーツ8900円（ビーバー渋谷）、テバのサンダル7800円（デッカーズジャパン）、ラコレのハット3200円（アダストリア）、シーのバッグ２万4000円（リアルワークス）

シャープで引き締まった印象になることから、メンズファッションに欠かせない"黒"。暑くて楽な格好をしたくなる夏こそ、黒を駆使してまわりと差をつけよう！