2019.03.10
来客の多い古着店 vol.13クローチア
今回で13回目となる古着店連載は、国を問わずトラディショナルな洋品が集まるクローチア。多くの古着店が集まる渋谷の中でも、神南ではなく桜丘にお店を構えている。なかを覗いてみると、クラシックなアイテムが多いと気づく。その影響からか、ほかの店舗とは一線を画す静穏な空気感が流れているのだ。
古着の洋品を探すならクローチアで間違いない!
お店のコンセプト「旧きを重んじ、守りを服装で攻める」を体現するアイテム展開。アメリカやフランス、イギリス、イタリアなど、さまざまな国の'80~'90年代の古着が集まる。その中でもクローチアといえば、クラシックなユーズドアイテム。独自の観点でセレクトした古着は、キレイで落ち着きのあるものばかり。
フランスの名品はカラーリングに注目!
「アメリカやイギリスのブランドと違って、フランスの古着は色みがやっぱりキレイですね」と店長である中嶋さんは話す。その代表格としてクローチアが展開するのが、エルメス。言わずもがなハイブランドのアイテムも、店内の空気感にうまくなじんでいた。とくにストライプのシャツが多く、春のコーディネートにピッタリな軽やかな逸品ばかり。
2/3PAGE
イギリスの2大ブランドも豊富に並ぶ
クローチアの定番品はバブアーとバーバリー!
クローチアでは定番品としてセレクトする、バーバリーとバブアー。「男が好きな戦闘服が多いイメージ。このジャケットとコートなら、薄手なので春も全然着られますし、うちではすごく人気ですよ」と中嶋さんは話す。'80~'90年代のユーズドながら、アイテムの状態はとてもよい。「なるべくコットンのものを選ぶようにして、経年変化を楽しめるようにしています」と、お店独自のこだわりも光る。
今年はハンティングや軍モノをリコメンド!
「”非日常”を洋服で体現できるのはこのジャンルの強み」と中嶋さんは話す。古着市場での人気も上がっているため、今年はクローチアでも多くのハンティング系や軍モノはセレクトしているそう。
3/3PAGE
古着だけでなく新品も展開!
初めてローファーを作ったシューズブランド!
「仲良くしているメーカーさんのツテで販売することになりました」と話す。このブランドは初めてローファーを作ったブランドと言われているオーランドスコーン。2019年秋冬のもので、クローチアで特別に受注会をしているそう。上質なレザーはなめらかでとても柔らかい。色みも豊富で、自分の気分に合う1足が見つかるはず。徹底されたクラシックな世界観はさすがの一言。各4万5000円
同ブランドで作りも変わらないがエキゾチック系のローファーも発見。「革が希少なものは総称してエキゾチック系と呼んでいます」と中嶋さんは言う。右から馬の革、馬の革、魚の皮、アザラシの革。7万5000円円
クラシックな特別な空間は印象に残りやすい!
このお店のドアを叩けば、良質な古着と間違いなく出会える。クローチアに置いてあるクラシックなユーズドを身に纏うことで、人と違う古着スタイルも作れる。店内の独特な雰囲気に、古着好きでも新鮮な気持ちで買い物が楽しめるはずだ。
●clothier(クローチア)
TEL:03-6455-0548
住所:東京都渋谷区桜丘町12-5 桜丘Kビル2階
営業時間:13:00~21:00
インスタグラムアカウント:@clothier.tokyo