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FASHION- ファッション -

2018.09.30

古着ブームの今、知っておくべき最強のビンテージデニムたち!   Vol.4押さえておくべきビンテージデニム用語集!

ファッション好きなら覚えておきたい用語が20個ある。誰でも聞いたことがあるワードから、ちょっとマニアックな専門用語まで。初級、中級、上級編に分けて、知っておくと通ぶれる用語を一挙に解説!

ファッション初心者も知っておきたいビンテージ用語
【初級編】

1.ウオッチポケット
フロントの右ポケットに配された小さなポケットのことで、もともとは、懐中時計を収納するために考案されたことからウオッチポケットと呼ばれた。その後、腕時計の普及によりウオッチポケットからコインポケットと呼ばれるようになっていく。501では1890年に採用された。


2.インディゴ
デニム生地の縦糸を青く染める染料のこと。もともとは、天然インディゴと呼ばれる藍から採れる天然染料だったが、不純物を多く含むため、合成インディゴが発明され、天然染料は20世紀に消滅した。

3.オンス
デニム生地の厚さを示す単位。1平方ヤードあたりの生地の重さを基準として、生地の重さでその厚さを表す。1オンスは28・3グラム。

4.サイドシーム
ジーンズでは外側の縫い合わせのことを指す。ビンテージデニムのそこには、長年はき続けることでアタリが出てくる。赤ミミが付いていると写真のようなアタリが出る。赤ミミがないものより、ある方がアタリはキレイとされる。


 

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続いては、服好きなら知っておきたい中級編


【中級編】

 5.赤ミミ
赤ミミとは生地の端にあたる耳(セルビッチ)に赤いラインが入っていること。ただし、今回紹介したビンテージ501では、1980年頃から1986年頃までのモデルの通称でもある。

6.ボタンフライ
フロントがボタン留めになったモデルのことで、リーバイス501では1873年の誕生時から採用されているディテール。

7.トップボタン
ウエストバンドの前に付くボタンのことで、リーバイス501のボタンフライで一番上に配されている。

8.ツーホースマーク
パッチなどに描かれたリーバイスを象徴するイラストマークのこと。たとえ2頭の馬が引っ張っても破れることのないリーバイスのジーンズの丈夫さを表しているという。


 

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 知っていればビンテージ通な上級編


 【上級編】

9.アモスケイグ社
リーバイスが1920年代まで採用していたニューハンプシャー州マンチェスターにあったデニム生地メーカー。幅の狭いセルビッチが特徴とされる。

10.カンヌキ
バータックとも呼ばれる補強のための縫製方法。バックポケットや股の部分などに施されるビンテージ501においても重要なディテールワークのひとつ。ただし、バックポケットを黒や紺の糸でカンヌキ止めした1980年後半頃の501をカンヌキモデルともいう


11.ギャラ入り・ギャラなし
全商品の品質が保証されていることを意味する“Every Garment Guaranteed”の表記をギャランティという。また、その文字が入る紙パッチ501XXをギャラ入り、この文字のない紙パッチ501XXをギャラなしと呼んでいる。

12.ギャランティチケット
前述した品質保証を表す“Every Garment Guaranteed”の文字が入った品質保証カードを、ギャランティチケットという。これは新品を購入したときに付いてくるもので、ビンテージ501でもデッドストックには付属する。


13.月桂樹ボタン
その名の通り、月桂樹が刻印されていることから呼ばれる月桂樹ボタン。ビンテージ501では、大戦モデルにこれが付けられていた。


14.アーキュエイトステッチ
元はバックポケットの裏に補強布を縫い付けるためにリーバイスが考案した弓形のステッチワークで、当て布が不要になってからも残されたディテール。1943年に商標権を取得している。


15.シンチバック
背面のウエスト部分に施されたデニム地のベルトのことで、バックシンチやバックルバックとも呼ばれる。物資規制が課せられた通称大戦モデルより排除されたディテール。


16.スレーキ
ポケットの袋布。またバックポケットを補強するために内蔵された布地を指すことも。大戦モデルではヘリンボーンなどさまざまな生地が使われた。

17.リベット
フロントポケットなどに打ち込まれた金属の鋲のことで、1872年にヤコブ・デイビスがリーバイスの10オンスパンツにリベットを打ち込んだことがジーンズの起源。ビンテージ501の年代を見分ける重要なディテールであり、ジーンズには欠かすことのできないパーツのひとつ。

18.ビーフジャーキー
紙パッチ以前のビンテージ501に施されていた革パッチが、洗濯や乾燥などにより収縮して黒っぽくなってしまった状態のことをビーフジャーキーまたはジャーキーと呼ぶ。


19.コーンミルズ社
前述したアモスケイグ社よりも優れた品質を目指すべく、1915年頃よりリーバイスが調達していたデニム生地メーカー。ビンテージ501では、1922年モデルよりこのコーンミルズ社のみのデニム生地を採用している。

20.フラッシャー
販売時、ジーンズのバックポケットに施された紙ラベルで、ここにブランドや品番、そのモデルの特徴といったあらゆる情報が入る。コレクターも存在する。


以上、ビンテージ用語集をお届け! 奥が深い世界だけど、こうして専門用語を覚えて古着店に行くと、店員さんとの会話も楽しくなる! 次回はリーバイス501以外のロットナンバーのシルエットに注目してみたいと思う。

撮影/青木和也 特別協力/藤原 裕(ベルベルジン)、栗原道彦(ミスタークリーン)

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