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2018.09.24

ハタチの経済学 vol.6後編経済を語れるスマート男子になろう!

お金のことって難しいし、知りたいと思っても周りの人に聞きづらい……。それなら専門家に聞くのが一番! 身近なお金の仕組みや疑問について、ファイナンシャルプランナー・楓先生に1から教えてもらいましょう。今回は経済の動き方の仕組みと、今の日本経済の状態を簡単に解説。


【就活に役立つ日本経済のお話】後編

「インフレ」「デフレ」って
よく聞くけど、どういうこと?

日本の経済は長くデフレ状態で、そこから脱却することを目標に提案されたのが「アベノミクス」でした。
そもそも「デフレ」とはどういう意味なのか、そこからお話ししていきますね。

「デフレ」とは、私たちが暮らす社会の物の値段が安くなっている状態のこと。物が安いならいいじゃん! と思うかもしれませんが、日本全体で物の値段が安くなれば、お店(=企業)の売り上げが減りますよね。その分、そこで働く私たち自身に入ってくるお金も減ってしまいます。その結果、物が安いので買い物をしたくても、手持ちのお金も少なく、買いたくても買うことができない状態に。すると、もっともっと物の値段が安くなり、収入も減って……と負のスパイラルが続きます。そんな状態が長引くと、経済はどんどん悪い方向に向かってしまうんです。

一方「インフレ」というのはその反対で、物の値段が高くなる状態。物が高いと買い物しづらくなる感じがしませんか? でも、デフレの逆、と考えてみてください。物が高い分、お店の売り上げも増えて、私たちに入ってくるお金も増えていきますよね。つまりお金を使いやすくなっている状況。なので、インフレ状態だと社会全体にお金がたくさん回っていき、経済も成長していきます。
ただ、極度のインフレも要注意。物の値段が一気に高くなりすぎてしまうと、今度はお金の価値が物の値段に追い付かず、お金があっても欲しい物が買えないという状態に。それはそれで経済が悪い方向に向かってしまうんです。ちょっと難しいかもしれませんが、何事も行きすぎは良くないということですね。

少しずつでいいから
”経済”を考えてみて!

いろいろな説がありますが、経済の成長のためにはゆるやかなインフレ状態が続くといいと言われています。私も含め、平成生まれの皆さんは、基本的にはずっとデフレ状態の中で育ってきました。両親くらいの世代が経験してきたような、、日本の経済がとても潤っていた時代をあまり知らない世代。そのためデフレがあまりいい状態ではない、ということもなかなか実感が湧きませんが、社会に出る前に改めて、今の日本の経済がどういう状況なのか考えてみるのもタメになると思いますよ。

日本経済のことを知っていると就活に役立つのはもちろん、今回のお話を頭の片隅にでも覚えておけば、経済のニュースの意味が前よりも少しわかるようになったり、年上の社会人と話す機会があったときに、経済についてスラッと自分の意見を言うことができるかもしれません。

経済を語れるスマート男子になって、友達と差をつけちゃいましょう♪

〈vol.7に続く〉

INFORMATION

プロフィール/よこかわ・かえで。ファイナンシャルプランナー。明治大学法学部、同大学院出身。24歳で経営学修士(MBA)と取得。お金のことを誰よりも等身大でわかりやすくをモットーに、平成生まれの経済評論家として活動中。地下アイドル経験があり、アイドルが大好き。
Twitter/@yokokawakaede

撮影/榎本洋輔

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