2019.05.27
邦ロック好きが注目! 愛知発の次世代バンド、緑黄色社会の”欲しい”服
5月29日(水)に新作『幸せ-EP』を発売する愛知県出身の4人組バンド、緑黄色社会。今作はバラードをリード曲に採用した彼らの自信作だ。個性的なサウンドとリリックを武器に年々パワーアップする緑黄色社会に、普段のファッションから楽曲の仕上がりについてインタビュー!
左からpeppe(Key)、小林壱誓(Gu)、長屋晴子(Vo&Gu)、穴見真吾(Ba)
■同世代の4人のファッション観とは?
――みなさんの普段のファッションについて教えてください
穴見真吾(以下「穴見」)「僕は音楽を聴き始めてから、モッズに興味を持ってそこからUK感のあるスタイルをするようになりました。カジュアルの中にシュッとした印象のある服装が好きですね!」
小林壱誓(以下「小林」)「肩幅が広くて着れる服が限られてくるんですけど、なるべくそこをカバーできる服を選ぶようにしています。サラッとした生地感で、ストンとしたシルエットが好きです」
長屋晴子(以下「長屋」)「ナチュラルな色でまとめたカジュアルな服装が好きです。お休みの日は大好きなワンピースばかり着ているんですが、バンド活動がある日はやっぱり動きやすいラフな格好でいることが多いですね」
peppe「今はゆるいシルエットのファッションが流行っていると思うのですが、私はどこか1箇所をピタッとさせた着こなしを心がけています。そのほうがメリハリが出て、スタイルよく見えるきがするので」
――男性陣は、いま着たい服・欲しい服はありますか?
穴見「ロンTを着たいなって思っています。もともとバンドTが好きで集めているんですけど、今年は異素材ロンTっていうんですかね、袖が異素材になっているようなものが欲しいなって思っています!」
小林「僕は蛍光色のアイテムを狙っています。普段はシックなスタイルが多いんですけど、そのスタイルは壊さず、1点蛍光色のアイテムを入れるこなれたスタイリングに憧れますね」
――長屋さんとpeppeさんは、男の人にはどんなファッションをしてほしいですか?
長屋「シンプルな服を着こなしてほしいです。主張の強いアイテムもカッコいいですが、無理せず自然体でファッションを楽しめている人は素敵だなと思います」
peppe「私はネイビー信者なので(笑)、ネイビーのアイテムを上手に取り入れている人にグッときます!」
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――今回のEPはみなさんにとってどんなものに仕上がりましたか? ■遊園地のような作品に仕上がった、新作『幸せ-EP』
小林「今まで、バラードをリードにすることはなかったんです。だけど僕らの中で長屋の歌が生きるのはバラードだとも思っていて、それをやっとリードにできて、他の楽曲で僕たちらしさを表現できたEPに仕上がったなって思います」
長屋「まだ正直実感はなくて、私たちの中でも出来たてホヤホヤな感じで。ただどの楽曲もポップだと思っていて、いろんな形のポップさを伝えられるかなと思います。聴いた方には新たなイメージを持ってほしいなって。緑黄色社会のイメージが広がる作品になってくれたら嬉しいです」
peppe「すごく大人っぽくなったと思います。それは作る楽曲も私たちも。以前までの作品よりは“大人”な一面を出せたEPですね!」
穴見「全曲人の感情について歌っているんですけど、1つずつ世界が違うような仕上がりになりました。なので、聴いてくれる方たちが感情移入しやすい作品かなと。例えるなら、いろいろな乗り物が集まった遊園地みたいなEPになったかなと思います」
――『幸せ-EP-』にちなんで聞きます。みなさんにとって幸せに感じる瞬間ってどんなときですか?
小林「僕、今糖質制限をしているんですけど、週に1度だけなんでも食べていい日を設けているんです。金曜日なんですけど、それを幸せの金曜日と呼んでいて(笑)。なにを食べようかと考えるのが毎週の楽しみ!」
長屋「私は寝るとときと、動物が大好きなので見たり触れたりするときがすごく幸せだなって感じます!」
穴見「僕は、曲が完成したときと、釣った魚を捌いて食べるときですかね。釣りが趣味なんです!」
peppe「旧友と会ったときかな。学生時代の友達と会って、思い出話をしたりするのがすごく幸せですね。素敵な友達がたくさんいるなって思います」
――今年はフェスへの参加やライブを多く控えていますが、抱負・目標を教えてください
穴見「僕たちのライブはCDやSNSのイメージよりアグレッシブで刺激が強め。生でしか観ることのできない緑黄色社会があると思うので、是非ライブに来てほしいです!」
長屋「バンドというより、個人的な目標になるんですが……。去年くらいまでは、考えて考えてライブをしていた感じなんですけど、今年はあまりあれこれ考え込まずに、自分らしいライブをしたいって思っています」
peppe「去年は初めて出させていただくフェスがほとんどで、緊張もしたんです。でも今年は2回目になるフェスが多いので、前回よりも落ち着いてライブができたらいいなと思います。初めてじゃないからこそ、詰めていけるものがあると思うので。私たちらしい魅せ方で夏を駆け抜けたいと思います」
小林「ライブでのお客さんとのコミュニケーションってすごい大事だと思っていて、僕は来てくれている方たち全員を見るように心がけているんです。生の場を大事にしているというか、そこでしか感じることのできない温度感とか熱量をお客さんに感じてもらえるようにがんばりたいです。あとは、いい曲を書きたい!」
――最後に、読者にメッセージをお願いします。ここは代表して長屋さんで!
長屋「私は今年24歳になるんですけど、10代の頃ってものすごく魅力のある時期だったと思うんです。もう少しちゃんと時間を過ごせばよかったって思うことも多々あるので、キラキラした時間を無駄に過ごさず楽しんでほしいです。あと、若い頃特有の“根拠のない自信”を盛大に使って、いろんなことにチャレンジしてほしいなって思います!」
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緑黄色社会『幸せ-EP-』
エピックレコードより5月29日(水)発売!
プロフィール/愛知県出身の4人組バンド。2012年の結成。5月29日(水)に新作『幸せ-EP-』が発売。6月7日(金)からスタートする緑黄色前夜Vol.9をはじめ、サマーソニック2019など全国の夏フェスに多数出演予定。公式HP→ryokushaka.com
文/笹谷淳介 撮影/田中利幸