2020.04.10
中毒者続出!ナナヲアカリが”イイな”と思うメンズファッションって?
独特のハイトーンボイスにスピード感のあるメロディ。原宿発・不適合者系ダメポップを自称するナナヲアカリの音楽には、一度聴いたらクセになる強い中毒性がある! 数々の人気ボーカロイドPとのコラボも話題になる彼女が、4月8日(水)にリリースしたばかりのミニアルバムのテーマは“変愛”。多様な愛を歌った6曲入り”ラブ”アルバム『マンガみたいな恋人がほしい』の着想から、完成に至った今の心境をインタビュー! 加えて、センス抜群のファッションについても、自身の譲れないおしゃれルールやメンズの好きな服装までたずねてみました!
ナナヲアカリは元・古着屋さん店員!
──歌声のかわいらしさは知っていましたが、地声もとってもキュートなんですね! 今日はどうぞよろしくお願いします。まずは、今日の私服コーデについてから!
「GAPのパーカは古着です! 丈が短めなので、フードのヒモもキュッと結んでコンパクトに着るのがポイントですね」
──カジュアルなのに、こなれたムードに見えるのはちゃんと理由があるんですね。ちょっとした部分のアレンジだから、今すぐにでもマネできそう。
「マネしてくれたらうれしいです! 古着屋さんで働いていたことがあるので、古着が大好きなんですよね」
──この春、狙っているアイテムはありますか?
「素足でも、ソックスを合わせてもいい感じに見えるサンダルが欲しいな。あとはGジャン。オーバーサイズのものはすでに持っているので、今年はタイトなサイズで新調したいです。キレイめなものがひとつあると、便利かなと思うので」
──好みのものが見つかるといいですね! では、着こなしのこだわりについても教えてください。
「スタイルがよく見えるスタイリングは絶対かな? たとえば今日のスタイルだと、トップスをブラウジングして、丈を短かくしています。上がコンパクトになることで、脚が長く見える効果があるんですよ」
──さらっと着こなしているように見えるけど、ちゃんと計算しているんですね!
「あとは、オーバーサイズのトップスを選ぶなら、首が詰まりすぎないアイテムにするようにしています。首回りが開いていないと、“雪男!”みたいになっちゃうので(笑)。そのへんのバランス感も大事にしてますね」
──古着もお好きだということで、メンズファッションを見る目も肥えているのでは? どんな着こなしの男子が好きなんでしょう?
「頑張りすぎないムードのファッションが好きなんです。パンツはきれいめのスラックスなんだけど、上はシャツじゃなくて、パーカ。足元もスニーカーにして、力を抜くバランスが上手な感じ」
──それ、男女とも好感度大の着こなしだと思います! じゃあ、晴れた日にデートするなら行き先は?
「井の頭公園! アヒルのボートに乗りたいです! ビールとホットドック片手にのんびりしたいですね」
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新作は実体験をもとにしたバラード曲も収録!
新作は実体験をもとにしたバラード曲も収録!
──4月8日(水)に発売されたミニアルバム『マンガみたいな恋人がほしい』を一足早く聴かせていただきましたが、どれもキャッチーな曲ばかりで、頭の中でエンドレスに流れ続けている感覚があります!
「ありがとうございます! 毎回、コンセプトを考えてから作品作りを始めるんですが、次のアルバムでは“愛”について歌いたいって思っていたんです。今までナナヲはラブソングを歌ってきていなかったので、あえてそこにフォーカスを当ててみよう、春だし! なんて流れで、漠然と始めたんですけど、曲を書いたりレコーディングしていく中で、王道ではない様々な愛の形が集まって、これはおもしろい”ラブアルバム”になりそうだぞ、という手応えありました。ナナヲらしく、恋人を欲しがっている残念な主人公像をタイトルにさせていただきました」
──王道ではない愛の形とは、つまり…?
「ちょっと歪んでいたり、頑張っているんだけど空回りしていたり。ナナヲの等身大の曲もあるんですが、それもナナヲ自身が屈折しているからこそ屈折した歌になっていたり。だけど結局、世の中にはびこっている愛で、まともな愛のほうが少ないんじゃないかと感じたんです。みんなどこかいびつだったり変。いろんな愛を歌ってみたけど、どれも変だよねってことで、変愛というテーマが制作過程で生まれました」
──たしかに人を愛すれば愛するほど、まともな感情ではいられないのかもしれませんね。全6曲ある中で、とくに思い入れのある曲は?
「全部に思い入れはありますが、あえていうなら『note:』。ナナヲ初のまっすぐなバラードで、私の実体験をもとに書いた恋愛の歌です。すごく好きなひとがいたんですが、この曲を書くことで、自分の中でちゃんとお別れを言うことができました。結果としてとても前向きな作品になったので、思い入れのある一曲になりましたね」
──「note:」の歌詞を読めば、恋するナナヲさんの心情に触れることができるということですね。では、最後にこのアルバムはどんな人に届けたいですか?
「昔と比べると、恋愛の形が変わってきてると思うんです。SNSで出会うことも増えたし、LINEもあるから、好きなひととすぐにつながれますよね。恋愛が変化し始めた今、そういう若い世代のちょうど恋愛をしているひとたちには、ぜひ聴いてもらいたいなと思っています!
Profile
1995年11月12日生まれ。大阪府出身のアーティスト。2018年に「ワンルームシュガーライフ」でメジャーデビュー。2ndシングル「チューリングラブ feat.Sou / ピヨ」に続き、4月8日(水)にラブソングを集めたミニアルバム『マンガみたいな恋人がほしい』をリリース。自ら書き下ろした「MISFIT」「note:」も収録されている。新作を引っ提げた全国ツアー「週刊天使!アカリちゃんツアー」を開催中。
HP
nanawoakari.com
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@nanawoakari
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ナナヲアカリ OFFICIAL
ミニ・アルバム
『マンガみたいな恋人がほしい』
fanfarecord
発売中!
文/渡辺 愛 撮影/田中利幸 ヘアメイク/夢月