2018.06.23
映画『わたしに××しなさい!』で学校1のモテ男、北見時雨を好演! 小関裕太 ファッション&映画インタビュー
役によってまったく違う印象になり、見る人を魅了する“俳優”という職業。それを体現するように、舞台から映画まで、多方面で第一線での活躍を続ける小関裕太が登場! 7月号で愛用グッズを紹介してくれた彼に、私生活についてや公開中の映画『わたしに××しなさい!』について語ってもらった。
■実力派俳優の独特のファッション観とは?
――ふだんのファッションについて教えてください。
「何でも着ます(笑)。あまりテイストはこだわりがないですね。もちろん好きな服、そうじゃない服……と好みはあるんですけど、服装はひとつのイメージで固めたくないので、気分によって色々な服が着られるようにしています。夏は着心地も気になるから、テロっとした素材だったり、ゆったりした形のアイテムを選ぶことが多いかもしれないですね」
――けっこう持っている服は多い方ですか?
「そういうわけじゃないんですけど(笑)。むしろ少ない方だと思います。クローゼットの中身はこまめに入れ替えるかも。服が多すぎると、『何が本当に今の自分が好きなものなのか』が見えづらくなってくるような気がするんです。なので、その時々で自分が着たいと感じるものを厳選して、家に置いておくようにしています」
■映画『わたしに××しなさい!』について
――小関さんが演じるのは2面性もある学校一のモテ男・北見時雨ですが、役作りの参考にされたものなどありますか?
「しいて言えば……(山本 透)監督ですかね。僕の演じた時雨は“芯の通った男”だと思っているんですが、監督と接していてもそういった芯の強さをかなり感じていたので。大きいところはもちろん原作や台本の時雨と向き合って、しぐさだったり、細かい部分は監督を参考にさせてもらっていました」
――本作の見どころ、男子目線で楽しんでほしい部分などはどういうところですか?
「見どころはやっぱり“ミッションシーン”ですね。玉城ティナさん演じる主人公の雪菜と時雨は2人ともSっ気のある性格なので、そんな2人が対峙する緊張感みたいなものがミッションシーンでは感じられると思います。そこが今作のかなり大きな見どころなんじゃないかなと。男子目線では……やっぱりミッションシーンに注目してもらいたいかな。女子からしたらキュンとするシーンやセリフでも、男子が見たら“そんなのアリ!?”みたいに驚いてもらえると思います。友達とだったり彼女とだったり、一緒に観た人とツッコミながら楽しんでもらえたらうれしいですね」
――ミッションシーンの撮影、現場の雰囲気はどうでしたか?
「いやぁ……過酷でした(笑)。やっぱり作品的にも一番盛り上がるシーンにしなければならないので、全員気合が入るんですね。なのでミッションシーンは毎回1シーンにかなり時間をかけていました。最長6~7時間ぐらいのシーンもあったんじゃないかな……? とくに図書館のシーンは、室内で雪菜と、そのまわりのスタッフさんたちとも密着したまま長丁場だったので、酸素が徐々に薄くなっていって(笑)。体力的にも過酷なシーンでした。それぐらいキャスト・スタッフの熱がこもっているので、ぜひ注目してもらいたいですね」
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『わたしに××しなさい!』
新宿バルト9ほか全国公開中
©遠山えま/講談社 ©2018「わたしに××しなさい!」製作委員会
STORY
高校生の氷室雪菜(玉城ティナ)は人気のウェブ小説家。読者の期待に応えるためラブストーリーを書くことになるが、雪菜には恋愛がわからない。悩む雪菜に従兄弟の霜月晶(佐藤寛太)が提案したのは「疑似恋愛」。そんなとき、雪菜は学校1のモテ男・北見時雨(小関裕太)の裏の顔を知る。恋愛は他人をコントロールするためのトレーニング。そう言い切る時雨なら心も痛まない、と彼の秘密をタテに疑似恋愛ミッションを開始!「お前の秘密、全部バラされたくなかったら-わたしと恋に堕ちなさい!」ためらいながらも雪菜に従う時雨。実体験のラブ要素を取り入れた雪菜の小説は人気を呼び、ライバル作家のドルチェ=北見氷雨(金子大地)と映画化をかけた人気投票(バトル)が行われることに。雪菜のミッションはどんどん過激にエスカレート。保健室でのハグ、首筋への甘噛み、唇へのキス……。時雨を想う水野マミ(山田杏奈)に怪しまれながらも小説は ますます話題に。絶好調なハズの雪菜だったが、読者の一言に大きなショックを受ける。「本当の恋は、もっと切ない!?」恋する切なさがわからない雪菜は新たなミッションのため時雨に会いに行くが叶わず、時雨からは「誰のことも好きにならない」と伝えられてしまう。――拒絶された雪菜の 心には深い傷が残り今までとは違う、胸が締めつけられるような想いに雪菜は戸惑う。人気投票の日が近付くなか、雪菜は「わたしはわたし自身のやり方でこの恋に決着をつける」ことを決意するのだが……。2人の恋の行方はいかに?
CAST/STAFF
原作/遠山えま 監督/山本 透 脚本/北川亜矢子(2018年・日本・96分)配給/ティ・ジョイ
出演/玉城ティナ、小関裕太、佐藤寛太、山田杏奈、金子大地、オラキオ、高田里穂、ほか
「わたしに××しなさい!」
HP
batsu-shina.jp
Twitter
@batsu_shina
プロフィール/1995年6月8日生まれ。東京都出身。公開中の映画『わたしに××しなさい!』のほか、7月15日(日)スタートのドラマ「ゼロ 一獲千金ゲーム」(日本テレビ系列毎週日曜22:30~※初回放送は22:00~)に出演。冬には映画『春待つ僕ら』の公開も控える、若手実力派俳優。
小関裕太公式SNS
Twitter
@yutakoseki
撮影/田中利幸