2025.01.24
THE RAMPAGE・吉野北人が主演映画と海外旅行を語り尽くす
1月31日(金)に公開される映画『遺書、公開。』で主演を務めるTHE RAMPAGEの吉野北人。その映画の撮影から2nd写真集『Orange』の制作、そしてアーティストやモデルとしての活動まで、多忙な2024年を走り抜けた今、息抜きがてら大好きな海外旅行へ行きたいそうだ。緊張感であふれた『遺書、公開。』の撮影現場の話や初めて行った海外旅行の思い出などを語ってもらう。
▪️序列でクラスが狂う!?予測不能のミステリーサスペンスに出演!
――主演を務めた『遺書、公開。』は、ある日クラス全員をランク付けした“序列”がメールで届き、半年後に序列1位の生徒・姫山椿が学内で謎の自殺を遂げる事件が発生。そして葬儀の日、姫山からクラス全員に遺書が届く。なぜ姫山は自殺したのか、遺書は本人が書いたのか、その真相に迫るべくクラスメイトが遺書を公開していくドス黒エンタテイメントです。まず、脚本を読んでみていかがでしたか?
「クラスメイトは24名で登場人物が多いので、話が進んでいくと一人ひとりが抱える闇が明かされて、本当に2時間で収まるのかなって思いました。急展開があるし、遺書を公開していくシーンは過激。人間のリアルな欲望が描かれているので、のめり込んじゃいましたよ」
――観ていて、すごくハラハラしました。
「序盤は日常的な普通の学校生活を送っているんですが、遺書が公開されるたびにクラスメイトの本性が見えてきて、すごくリアルでしたよね。誰しもが我慢している部分はあるし、隠していることもある。それを全部さらけ出した様子が見られる作品です。感情を丸出しにするみんなのお芝居は迫真で、こちらも力が入りました」
――ご自身が遺書を公開するシーンはいかがでしたか?
「遺書を公開する日が近づくにつれて、気が重くなっちゃって。教壇に立って自分に届いた遺書を読み上げるのは、すごく緊張しました」
―ひとりずつ遺書を公開していくシーンは、それぞれのキャラクターが際立っていましたね!
「髙石あかりさん(御門凛奈役)のシーンはすごかった……。人の怖さを感じると同時に、役者としての表現力の高さも実感しました」
――あのシーンは必見ですね。
「台本を読んで“え?そうだったんだ”って思うことがたくさんあったけど、役者によって演じ方が違うから、受け取り方が変わりましたよ」
――演じた池永柊夜は、あまり口数が多いタイプではないので、セリフも少なかった印象です。役作りはどうされましたか?
「視聴者の目線に1番近いのが僕の役だと思ったので、あえて感情を押さえるようにしました。池永は一歩引いてみんなを見ていることが多くて、ほかの人が話しているシーンで僕の表情にフォーカスされるシーンもあって。みんなと一緒にアツくなりたい場面もあったんですが、なるべく平然とした感情を意識しました」
――英勉監督と、役についてどんな話し合いを重ねましたか?
「監督が毎朝メイクルームに来て、話しかけてくれることから1日がスタートしていました。その時に“この場面って、こういう感情ですよね?”と擦り合わせをしたり、他愛もない会話をしたり。それを僕だけじゃなくて、全員とやりとりしていたんですよ。緊張感のある現場で不安もありましたが、先に監督が演技のニュアンスを提示してくれたことで、すんなりとお芝居ができたと思います」
――共演者が多いですが、どんな雰囲気でしたか?
「待機室にみんなで集まっていると、学校みたいにグループができていました。僕はみんなとコミュニケーションを取るようにしていて、楽しみながらみんなで作り上げている感覚はありました」
――ちなみに吉野さんは、誰と一緒に過ごすことが多かったですか?
「(宮世)琉弥や(松井)奏と一緒に過ごしていました。奏は映像作品に出演するのが初めて。セリフが多かったし、心の内側をさらけ出すシーンは、本当にお芝居は初めて?って思うくらい感情をぶつけていて、この作品のために準備してきたことが伝わりました。同じアーティストなので、撮影がない日はライブがあったり、共通点が多くて。一緒にランチとかテーマパークへ遊びに行くくらい仲良くなりました!」
――見どころを教えてください!
「最後の最後まで誰が犯人か分からないところが見どころです。何度もどんでん返しがあってドキドキすると思いますよ。SNSの問題とか現代社会とリンクする部分があるので、考えさせられることが多いのもポイント。心の闇をそれぞれが抱えていて、序列という数字に惑わされるドロっとした雰囲気を感じてもらいたいです!」
▪️海外旅行をとおして成長したこと
――『遺書、公開。』の撮影もあって、昨年は忙しい日々を過ごされたと思います。長期で休みがあったら、どんなことをして息抜きをしたいですか?
「海外旅行に行きたいですね。1週間くらい行けたらうれしいです」
――直近だと、どこの国へ行かれましたか?
「昨年パリに行きました。オリンピック開催前で賑わっていて、歴史を感じる街並みに異世界感があって楽しかったです。あと、写真集の撮影でイタリアのベネチアとミラノに行かせてもらって、次はローマも行きたいな」
――初めて海外旅行に行ったのはいつですか?
「24歳のとき。アメリカのロサンゼルスとラスベガスに行きました。世界って、こんなに広いんだって思いましたよ!」
――どんなところに世界の広さを感じましたか?
「人間性もカルチャーも、すべてにおいて規格外。自分の人生になかったものがたくさんあって、それを目の当たりにしたら、もっといろんな国に行って知らない景色を見たくなりました」
――英語は得意なほう?
「あまり得意じゃないんですよ。でも、言葉が通じなくても、その土地の人柄を感じる瞬間があるんです。例えば、目が合うだけでフレンドリーに話しかけてくれる。日本で誰かと目が合うと気まずい雰囲気になっちゃうけど、平気で話しかけられるフラットさが素敵だなと思いました」
――国民性みたいなものを感じると、刺激を受けますよね。
「そうですね。みんなの優しさを実感しました。あと、レディーファーストがさりげないから、カッケー! って思いました。ぼくも真似しちゃいます」
――ほかに海外旅行を経て、成長したと感じることはありますか?
「物事を広く見られるようになったと思います。一歩引いて考えられるようになって、アプローチの選択肢が増えたし、先入観に引っ張られなくなりました」
――その考え方はグループでの活動にも活かされているのでは?
「グループは16人で活動しているから、自分の立ち位置はこうあるべきと考えていましたが、もっと自分らしくいたいって思えるようになりました。海外旅行を通じて、自己表現をしたい気持ちが強まったと思います」
――おすすめの旅行先を教えてください!
「まだ海外旅行に行ったことがないなら、ニューヨークがおすすめです! エンタメの街で、タイムズスクエア周辺は世界の中心にいる感覚に浸れますよ。本当に刺激的だったので、行ってみてほしいです!」
PROFILE
よしの・ほくと/1997年3月6日生まれ。宮崎県出身。2014年にLDHが開催した「ボーカル・バトル・オーディション 4」に合格し、同年にTHE RAMPAGEのボーカルとしてメンバー入り。俳優としてドラマや映画にも出演し、注目を集めている。1月31日(金)公開の映画『遺書、公開。』で主役の池永柊夜役を務める。2nd写真集『Orange』が発売中。
Instagram
@hokuto.yoshino.16_official
オフィシャルWEBサイトはコチラ
ldh.co.jp/management/kimura_k/
映画『遺書、公開。』1月31日公開
衣装はア ノーベル デイのコート7万4800円、パンツ2万9700円(ともにジョワイユ)、ホワイトランドのニット1万9800円(LHP原宿)、その他スタイリスト私物
・LHP原宿 TEL:03-5474-0808
・ジョワイユ TEL:03-4361-4464
●文/コマツショウゴ 撮影/榎本洋輔 スタイリング/吉田ケイスケ ヘア&メイク/Aki(KIND)