2024.05.02
ウチの大学のスゴい人。〜僕がココにいる理由〜中京大学の油口琢磨くん
今回紹介するウチの大学のスゴい人は、中京大学法学部4年の油口琢磨くん。カナメヤ所属の学生団体「Poli voice」代表として、Z世代に〝政治〞をわかりやすく届ける活動を行っている。ソーシャル経済メディア「NewsPicks」にて、全国で20名のみの学生アンバサダーに就任もした、豊富な知識と情熱で、若者と政治を繋ぐ、油口くんに大学のことや将来についてを聞いてみた。
一人でも多くの若者が
政治に関心を持つために
──まず、どんな活動をしているの?
「僕は若者が政治に関心を持つきっかけを作ることに力を注いでいます。政治と若者の接点が増えるように、選挙期間中はSNSやイベントを通じて、若者の投票率向上を目指しています。たとえば、政治についてわかりやすく話し合える場や候補者との交流イベントを企画するなど。若者向けのわかりやすい情報発信や、現実問題について解説をすることで、政治への関心が高まればと思っています」
──どのようなイベントを開催しているの?
「投票率が高い国の選挙スタイルを再現して、若者でも気軽に参加できる催しを開いています。そこでは教育や雇用、環境など、みんなが関心の高いテーマについて意見交換したり。また地域の課題や持続可能な未来に向けたSDGsの取り組みについても話し合ったり。選挙期間中になれば、みんなが政治についてもっと理解を深められるように、オンラインで候補者と直接話す機会を設けたりもしています」
──なぜ若者の政治参加に関心を持った?
「地元の友人が政治に関心を持っていないと感じたんですよね。そのため、僕は多くの若者が政治に参加したくなる環境を作りたいと思って活動をはじめました。また、実際にスウェーデンと台湾における若者の政治参加について、現地で目の当たりにして、日本との違いも学びました。地元の未来を背負う若者たちの声が政治に反映されることは、とても大事なこと。若者たちが政治に対する自分の意見を積極的に伝えられるように動き出しました」
──将来のビジョンは?
「まずは就職してキャリアを築き、多様な方法での政治参加を考えていきたいです。ジャーナリストの道など他の選択肢も模索しつつ、多くの方に助言をいただいています。また、地域の魅力を広く知り、未知のことを広報するという点で、航空業界や旅行業界にも興味があって。そうした観光客の招致にもつながる企業の広報活動にも魅力を感じています。今後もイベントや新たなプロジェクトに挑戦し、若者の政治への関心を高めるきっかけを提供したい。イベントで〝今まで政治に興味がなかったけど投票に行くよ〞と言ってくれる参加者がいると本当にうれしい。政治への関心が高まることをこれからも願っています」
油口さんのInstagram▶︎@takuma10293
◆中京大学◆
開学70周年を迎えた歴史ある大学。 名古屋と豊田にキャンパスを持ち、1万3千人以上の学生たちが生み出す壮大なパワーが魅力。「真の成長」を遂げる挑戦の場がココにある。
オープンキャンパス開催日程
2024年7月21日(日)
●文/鈴木亜里子 撮影/八木 光