2018.09.12
【メンズ必見!】正しい香水のつけ方・使い方
ファッションにおいて香りは重要。でも、香水の使い方を間違っていたら、女性ウケも悪いしせっかくの香りが台無しだ。そこで、改めて正しい付け方とつける場所をナビゲート。何も意識をせず香水を使うのは正直、危険だから1度見直してほしい。大切なのは、さりげなく香りをアピールすることにあり。その理由と方法を徹底的に紹介していく。
■ついついやりがち⁉こんな香水のつけ方はNG!
■失敗しない香水のつけ方を覚えて、好感度と爽やかさを手に入れよう
香水をつける部位やプッシュの回数などなど、”正しい”使い方は知っているだろうか。きちんと香りを制御できている? 間違った使用方法だと、周囲の人へ迷惑をかけてしまう可能性が高いので要注意。悪い影響を与えないためにもしっかり使い方を極めよう。ライジングウェーブ フリーオードトワレ(ライトブルー)50㎖ 5500円(フィッツコーポレーション)
Lesson1
まずは香水の持続時間を覚えよう!
ひと口に香水といっても4種類あって、香料の種類や量によってそれぞれ特徴が違う。つけ直すタイミングは、持続時間が終わってからがベスト! 一般的に使われる香水はこの4つ。
①パルファム(パルファン)〈持続時間5~7時間〉
香り立ちがかなり強く持続時間が一番長い。一滴で十分香りが楽しめるので、香水に十分慣れた上級者向けの香水。現在、日本では買えるお店が限られる。
②オードパルファム(オードパルファン)〈持続時間3~5時間〉
①のパルファムをデイリーに使いやすくしたもの。持続時間も長めなので、少し強めの香りが好き! という人にオススメ。
③オードトワレ〈持続時間2~4時間〉★初心者にオススメ!
軽やかな香りが特徴で、気兼ねなく使用できるポピュラーなタイプ。香り立ちのバランスがほどよく、初心者でも使いやすい。
④オーデコロン〈持続時間1~2時間〉
ほかより濃度が薄いので、ほんのりライトな香りが楽しめる。香水がちょっと苦手な人でも、手を出しやすいのが魅力。
Lesson2
香水は時間が経つごとに香りが3変化する!
「香水をつけた瞬間は”アルコール感強っ!”と思ったけど、時間が経ったら好きな香りになった」なんて経験ない? それってじつは香り立ちが3段階に変化していたからなんです!
つけてから約30分間の香り
トップノート
香水の第一印象の香り。揮発性の高い成分が中心で、刺激が少し強い香りが特徴。香水に含まれるアルコールが十分に飛んでいないため、本来の香りとは違う場合がある。
30分~1時間ほど経った香り
ミドルノート
香水の特徴がもっとも強調される香り。一番バランスがよく、曲にたとえるとまさにサビにあたる部分。調香師はこのミドルノートにテーマを詰め込んでいるんだとか。
2時間~3時間ほど経った香り
ラストノート
身体につけてから約2~3時間後の余韻のある香りのこと。ほのかに香るため、キツさが抑えられる。ここでは、バニラやムスクなどの深みのある香りが使われることが多い。
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香水のつけ方を間違えると危険!
Lesson3
つける部分は用途によって違ってくる
香水のつける部分は何となくっス! そのマインド、NGです。"しっかり香らせる"か"ふんわり香らせる"かで、つける部分は異なるから、これを機に覚えておこう! ちなみに、つける場所のNGもある。脇の下や足の裏など、汗をかきやすい場所につけると、悪臭に変わってしまうことがあるから注意。また香水にはアルコール成分が含まれているから、髪の毛につけると傷んでしまうし、顔や頭皮につけるのもダメだ。
〈しっかり香らせたいとき〉
香水は体温が高い部分に少量つけると、温められ香りがしっかり広がる。なので心臓に近い上半身、とくに手首、ひじの内側、首筋やうなじなど太い血管が通っている場所にプッシュするのがおすすめ。首筋につけるときは、手首を使ってトントンと叩いてあげよう。
〈ふんわり香らせたいとき〉
下半身につけるのもグッド! その理由は香りは下から上に立ち上る特性があるからだ。ウエストより低い位置につけることによって、心地よく香りを楽しむことができる。足首やひざの裏、太ももなどに適量つけるのがオススメ。香水を服の上からつけると、生地の色が変わる恐れがあるので絶対に直接、地肌につけよう。
Lesson4
つける回数は1カ所に1プッシュが正解!
しっかり香らせようとついついつけすぎてしまいがちだが、1プッシュで十分に効果がある! 自分の体感でなんか物足りないな……くらいが相手に好印象をあたえるカギ。ただ、濃度の低いオーデコロンの場合は、2~3回プッシュするぐらいが最適。
Lesson5
香水をつけるタイミングは、家を出る30分前が狙いめ
外出する30分ほど前につければ、外出時にちょうどトップノートが落ち着き、バランスの良い香りを纏える。ちなみに、香水をつけた部分をこすってしまうと香りが飛んでしまうので、長持ちさせたいなら触ってしまわないように気を付けよう。
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まだ気を付けるポイントはある!
Lesson6
香水の使用をひかえたほうがいい場所もある
どこへ行くにしても”香水はアクセサリー感覚で使う”なんて考えはご法度。相手を不快に感じさせないためにも覚えとこ!
飲食店でのキツすぎる香水は、料理の香りを消してしまったり、食事の味を楽しむことができなくなる。とくに酢飯の香りが漂う寿司店はお店や周りのお客さんへのマナーとしてNG。銀行や金融など堅めな企業の就活の面接でも、香水が強すぎるとマイナスな印象をあたえてしまうおそれがあるので注意が必要だ。
Lesson7
機能性に富んだ容器なら持ち運びも楽ちん
外出先で気分転換に香水を使うなら小さくて軽量なアトマイザーか、写真のようなカラビナつき&キャップレス香水が便利。左/フィラ フレグランスボトル シトラスサンデー、右/ ルーズシャボン、各80㎖ 1600円(フィッツコーポレーション)
Lesson8
体臭対策で使うのは間違っているから注意!
最後にみんなと覚えたいのが、基本的に香水には消臭成分はない!ということだ。汗ばんだ肌につけると本来の香りが発揮できなくなるので、制汗剤感覚で使うのは間違い。しっかり汗をふくかシャワーを浴びて、肌が清潔な状態でつけるように心がけよう。
普段何気なく使う香水だが付けすぎたり、使い方を一歩間違えると印象はだだ下がりだし、相手を嫌な気分にさせてしまう……。せっかく買ったお気に入りのブランドの香水を台無しにしないためにも、ここで紹介した"正しい使い方"をしっかりマスターして、好イメージにつなげよう!
●フィッツコーポレーション
TEL:03・6892・1332
●撮影/鈴木克典[人物]、村本祥一(BYTHEWAY)[静物] スタイリング/深澤勇太 ヘア&メイク/大城祐樹 モデル/小島義雅[本誌専属] イラスト/ヤマサキ ミノリ
※価格はすべて税別です。
※FINEBOYS9月号掲載商品のため、売り切れや取り扱い終了の場合がございます。ご了承ください。