2021.11.28
超特急FASHION DICTIONARY vol.72超特急カイ・リョウガ・タクヤmeets GENDERLSS ITEM
最近ではユニセックスブランドが増えたり、今までレディースの服に多かったディテールがメンズの服にも取り入れられたりと、ファッションにおいてもジェンダーレス化は進んでいる。そこで今月のFINEBOYS Online連載『超特急FASHION DICTIONARY』では、「ジェンダーレスアイテム」をテーマに超特急が今っぽいファッションに挑戦。登場するのはカイ・リョウガ・タクヤ!
BULLET TRAIN No.2 KAI
SCARF
【Scarf/スカーフ】
「スカーフ」は正方形で薄く、素材としてはシルク、コットン、麻、ポリエステルをメインに見た目の美しさを重視したもの。ちなみにマフラーやストールは「スカーフ」より細長で大判サイズのため防寒に適している。「スカーフ」といえば、装飾用として首に巻いたり、頭を覆ったり、カバンにアクセントとしてつけたりと、どちらかといえば女性に需要が高かったアイテム。キャビンアテンダントの制服でも首に巻かれているアレね。しかし近年では「スカーフ」一つで品よく見えることから、男性のファッションにも取り入れられるように。TシャツやロンTのカジュアルな服のネックまわりにポイント付けすれば一気に上級者な装いへ。
■KAI Coordinate
カイの素晴らしさを挙げ出すとキリがないんだけど、1つ紹介するとしたらば、おしゃれが"さりげなく"て好感が持てること。これ見よがしな感じも押し付ける感じもない、それなのに「こんな格好俺もしたい」をいつも体現してくれている。やっぱ、カイすげぇなぁ~。
■KAI Interview
──カイは私服でもよくスカーフを使っている印象がある!
「はい。今日も私物のバッグにCHANELのスカーフを結んでアクセントにしてみました。広げると絵文字柄になっていてすごくかわいいんですよ。首にも巻くし、ベルト代わりにすることもあるし、“真知子巻き”って呼ばれる頭に巻く使い方も好き。これはコートを着たときによくやります」
──どんな洋服に合わせてる?
「スカーフって上品なイメージがあるけど、だからといってキレイめな服に合わせない方が個人的には好きです。あとは、普段ロゴとかプリントものの服ってあんまり着ないので、無地やワンポイントのアイテムにプラスしてスカーフの柄を生かしたコーディネートを組んでいます」
──スカーフを選ぶときの基準はある?
「アクセントとしての役割があるから、遊び心があるものがいいなぁ。ハイブランドのものはやっぱり質がよくてシルキーなタッチや光沢感が違うから、これだって1枚を探しているなら、選択肢のひとつとしておすすめしたいです!」
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リョウガのパール
BULLET TRAIN No.3 RYOGA
PEARL
【Pearl/パール】
「パール」こそ女性がつけるイメージが強かったけれど、ここ1~2年でメンズアクセに新規参入! 「パール」とは、"神の涙"とも表現され、貝からとれる真珠という宝石のこと。冠婚葬祭からカジュアルなシーンまで幅広く使い分けられ、女性にとっては定番のジュエリーだ。本物の「パール」はとても高価で、なかなかラフに手が出せるものではない。しかしお手頃価格で買える「パール風」ネックレスが増えてきたこともあり、身近に楽しめるように。
■RYOGA Coordinate
リョウガに「パール」!!!! これって壁ドン、床ドン、顎クイ、肘ドンに匹敵……いやそれを楽勝で上回るほどに胸キュンしませんか? リョウガって普段ネックレスをしなさそうなキャラだから、突然の「パール」に、こっちの感情がてんやわんやするわ。
■RYOGA Interview
──パールネックレスは今回用意したアイテムの中でもトレンド筆頭だけど、つけてみてどう?
「パール=女性のものってイメージがあったんですけど、男性が身につけることで大人っぽさや色気が出る気がします。 たまたまなんですけど、11月にリリースした新曲『Dance Dance Dance』のジャケットでも、衣装でパールネックレスをつけているんです。僕の中ではそのときと今回くらいしかつけたことがなかったアイテムなので新鮮でした」
──アクセサリーって、小さいけれど雰囲気を変えるのにもってこいだよね。
「とくにパールのネックレスは、小ぶりのものでもインパクトがありますよね。慣れていないぶん、身につけていて違和感があるかなと思ったんですが、意外と無理なくなじみました。スウェットみたいなカジュアルなトップスと合わせたのもよかったのかな? ネックレスが上品だから、つい上品なシャツに合わせたくなるけれど……こんな合わせ方もあるんですね!」
──私服ではジェンダーレスなアイテムを取り入れたりする?
「最近はあまりないんですが、物心がついていない頃は、両親によくヒラヒラやフリフリがついた服を着せられていました。今思うと、約25年前に早くもジェンダーレスファッションを取り入れていたってことなんですよね、僕。……時代がようやく追いつきましたね!」
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タクヤのメッシュ
BULLET TRAIN No.4 TAKUYA
MESH
【Mesh/メッシュ】
生地の表面にたくさんの穴が空いている生地「メッシュ」。ナイロン素材が多く通気性がいいことから、スポーツアイテムのジャケットの裏地やキャップなど熱がこもる部分に使われる。しかし近年では、その透ける特徴を生かしてファッションアイテムとして多くのブランドからリリースされている。Tシャツタイプやカーディガンタイプ、ロンTタイプなどデザインもさまざま。
■TAKUYA Coordinate
なるほどぉ~。メッシュ素材のカーディガンって、どんなふうに着こなせばええん?と一瞬悩むところですが、タクヤよ、キミのおかげで俺らも挑戦できそうだよ。というかタクヤ、その帽子もめちゃかわやんけ!
■TAKUYA Interview
──メッシュアイテムって、タクヤなら私服でどう着こなす?
「透け感があるから、中に着るアイテムが重要になりますよね。冬ならタートルネックが合わせやすいかな? コーディネートのアクセントになるし、服が立体的に見える効果もあるから、個性のある着方ができるのが魅力ですよね」
──ジェンダーレスコーデ初心者の場合、どんなアイテムだと始めやすいかアドバイスが欲しいな!
「スカーフはアレンジが効くし、いろんなスタイルに落とし込みやすいのでおすすめですよ! タートルネックと組み合わせると相性がいいかも。僕が持っているジェンダーレスなアイテムのひとつに、プリーツプリーズイッセイミヤケのプリーツパンツがあるんですけど、プリーツってストンと落ちてキレイに穿けるし着心地もいいから、ラクさとおしゃれっぽさを同時に獲得したいってときにいいんですよね」
──タクヤは超特急の衣装をプロデュースしているけど、ジェンダーレスなディテールが入っているデザインも多いよね!
「ジェンダーレスなデザインって華やかさが出せる気がします。今回のラインナップで言うとフリルのアイテムは衣装にぴったりでイメージが湧きました!」
──他のメンバーが着用したもので気になったものは?
「パールネックレスは、メンズのファッションシーンでもどんどん浸透していますよね。リョウガが合わせたような粒が小さいのもいいけど、大きいものも存在感があって好きです。ファッションは自由なほど楽しくなると思うので垣根を作らず、いろんなアイテムに挑戦していけたらいいですよね!」
超特急FASHION DICTIONARY vol.73は12月18日(木)! 乞うご期待!
■今までの連載記事はコチラ!
『超特急FASHION DICTIONARY』
■超特急プロフィール
カイ、リョウガ、タクヤ、ユーキ、タカシの5人からなるメインダンサー&バックボーカルグループ。現在、新曲「같이 가자」(読み: カチ カジャ)、「Добрый день(読み:ドーブリジェン)」が配信中。さらにニューアルバム『Dance Dance Dance』が発売中! 2021年12月26日(日)大阪城ホールに『BULLET TRAIN 10th Anniversary Super Special Live「DANCE DANCE DANCE」』が開催される。また、2022年4月より、デビュー10周年を記念した全国ホールツアー「BULLET TRAIN 10th Anniversary Tour 2022『Progress』」を開催予定!
■超特急10周年特設サイト bullettrain.jp/10th-Anniversary/
■超特急オフィシャルサイト bullettrain.jp/
■衣装クレジット
カイ/スケアーのカーディガン3万9600円(アンシングス)、ルームサーティーンのカットソー1万2100円(シアン PR)、スカーフ2750円(キュイー)
リョウガ/スウェット2999円(ウィゴー)、モリーヴのネックレス1万7600円(チャコールグリーン トーキョー)
タクヤ/カーディガン8690円(キュイー)、マイルのカットソー9900円(にしのや)、ハット4400円(リメイク イノベーション プロジェクト)
●文/渡辺 愛 撮影/杉江拓哉(TRON) スタイリング/小島竜太 ヘア&メイク/スギノトモユキ(NICOLASHKA)、岩下倫之