INTERVIEW- インタビュー -

2019.03.25

ルパンレッドを演じきった"俳優・伊藤あさひ"の描く未来とは？

2018年3月から、ドラマ「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」主役・ルパンレッド(夜野魁利)としてがむしゃらに駆け抜けた伊藤あさひ。「何もわからないところからのスタートだったけれど、この1年で自信は確実についた」と語る19歳の素顔は謙虚で実直。それでいて人懐っこく、まわりの人間を惹きつける――。「FINEBOYS」でも連載を持つ彼に、今や貴重!?な金髪姿で改めて心境を語ってもらった。

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■「ルパパト」カンパニーは家族みたい！

――まずは「ルパパト」1年間お疲れ様でした。大きな作品を終えて、今の心境は？

「1年間、共演者もスタッフさんも朝から晩までとにかくずっと一緒にいたので、もうそれがないんだなと思うとまだ慣れないというか、不思議な感覚です。一緒にいるのが当たり前の日常だったので、他のキャストとは本当に仲良くなりました。ルパンレンジャー、パトレンジャーのキャストはみんな家族みたい。ルパンの2人はとくに家族感が強いですね。3人でわちゃわちゃやってると、パトレンジャーのお兄さんお姉さんが構ってくれるみたいな(笑)」

――「終わって寂しい」と「やり切った」だと、どっちの気持ちが強い？

「どっちも(笑)！　撮影も終盤に向かって進んでいくにつれて、泣きはしなかったけどすごく感慨深くて……何かしんみりしちゃいました。でも1年間ずっと同じ役を演じ続けるってそうそうない経験だし、やっていくうちに"魁利ならこうする、こう動く"っていうのがわかってきて。作品の中に自然にいられた感覚があったので、そういう作品を無事に最後まで駆け抜けられたことは自信に繋がりましたし、これからの仕事にも絶対に生かせるなと思いました！」

■快盗の次は、まさかのイタリア人役

――「ルパパト」の後すぐにドラマ「高嶺と花」への出演が決まったわけだけど、現場の雰囲気はやっぱり違う？

「やっぱり作品が違えば雰囲気も全然違いますね。僕の演じるルチアーノはイタリア人の御曹司で、彼が出てくると場が明るくなるような人物。ルパパトと役柄のギャップがかなりあるので、演じ方や役作りはけっこうガラッと違うかも。何かセリフを言うにしても、ルチアーノは考えて考えて言葉が出てくるというよりは、相手のセリフを受けてパッと返す感じ。演じてて、瞬発力が大事だな～と思いました」

――イタリア人役、って最初に聞いたときはどう思った？

「単純にビックリしました。思いっきり日本人の僕でいいのかなぁって(笑)。でも実際撮影に入ってみたらすごく楽しかったです！　ファッションブランドの御曹司なので、衣装もオシャレだしものすごい派手な外車も乗りまわすしで、とにかく新鮮！」

――衣装はどんな感じ？

「何て説明したらいいんだろう……(笑)。バサッとしたコートとか、全身真っ黒でモードな感じとか……とにかくファッショナブルな感じ(笑)！　普通、ドラマの現場では衣装さんが服を用意してくださるんですけど、今回ルチアーノの衣装はスタイリストさんが毎回組んでくださっているんですよ。それってなかなかないことなので本当に豪華です。だからぜひ毎回衣装を楽しみにして見てもらいたいです！」

■19歳男子の素顔

――最近ハマってることや趣味は？

「ハマってること……というか、頑張って免許をとりたいなと思ってます！　カメラが趣味なので、免許がとれたらドライブがてら写真を撮りにいきたいな～」

――『FINEBOYS』では連載「極めろ！最強美容男子への道」で毎月色んなメンズ美容を学んでもらっているけど、美容についての意識は変わったと思う？

「絶対変わったと思う。連載で知って"練り香水"とか買っちゃいましたもん(笑)！　連載の撮影で色んなアイテムを試していくうちに、ちゃんとケアすればちゃんと見た目に現れるってわかってきたので……大事な撮影の前日はちょっと丁寧にスキンケアをしてみたりとか、着実に美容に対する意識は高まってきてます！」

 

 

■俳優として、もっともっと成長したい

――これからどんな仕事に挑戦してみたい？

「俳優としては、ひとつの大きな目標だった"スーパー戦隊シリーズ"に関わることができたので、次の目標はいつか"朝ドラ"に出ること。もっとたくさんの人に知ってもらえると思うし、自分にとっても大きなステップアップになると思うので……簡単じゃない目標だとは思うけど、それを目指して頑張っていきたいですね」

――演じてみたい役柄はある？

「えー、何だろう！　刑事とか？　しばらく警察に追っかけられる役だったので、追いかけるほうを(笑)」