2023.07.12
新木優子と夢のひとときを。
僕らの憧れ、新木優子サマがFINEBOYS8月号に降臨! ファッションアイコンとして知られる彼女の私服事情はもちろん、話題の映画『SEE HEAR LOVE 見えなくても聞こえなくても愛してる』への想いを聞いた。本誌では見られないフォトシュートも必見です!
――最近私服でマイブームの着こなしは?
「やっぱりデニムが好き! じつは2ヶ月くらい海外の暑い国でロケをしていて、その間デニムを楽しめる機会が少なかったんです。そのぶん、最近は気づいたらデニムを履こうって手に取っていることが多いですね」
――この夏、挑戦したいファッションは?
「薄手のミニTシャツにパンツを腰履きしたような、平成っぽいファッションに挑戦したいです! 見ていてすごく可愛いなって思うので、20代のうちにチャレンジしてみたいなって思っています(笑)」
――最近買ったお気に入りアイテムは?
「パールが垂れているデザインのイヤーカフを最近ゲットしました。小ぶりなんですけど長さがあって……とてもお気に入りです♡」
――好きなメンズファッションは?
「その人に似合っていて、ファッションを楽しんでいたら割と何でも……(笑)。ただ私自身デニムがすごく好きなので、デニムを履きこなしている人は素敵だなって思います♡ あと全身ゆるっとしたシルエットよりは、上だけスッキリとしたシャツを着ていてパンツだけゆるいみたいなバランス感が好きですね」
――映画『SEE HEAR LOVE 見えなくても聞こえなくても愛してる』では、生まれつき耳が聞こえないヒロイン・相田響を好演された新木さん。オファーを受けた時はどんな気持ちでしたか?
「果たして自分に全うできるのかっていう不安や緊張感がありました。今まで挑戦したことのない役に挑戦できる楽しみももちろんありましたが、どちらかというと不安の方が大きかったですね。でも、監督に初めてお会いしたときに、この作品に対しての情熱や熱量をすごく感じて、安心というか……この監督についていったらきっと素敵な作品ができるんじゃないかっていう期待が、緊張を超える感覚がありました」
――演じられた相田響には、どんな印象を受けましたか?
「誰に対してもフラットに物事を見て判断して、自分の基準を軸として持っていて、それを元にちゃんと自分がどうしていきたいかを判断できる女性だと感じました。私自身も見習いたいなと思いましたし、これから自分が誰かと出会ったときに“響みたいに人と接したいな”って思える、いろんな学びがありました。生まれ持ってハンデを背負った役柄ではあったけど、不思議とハンデに感じないというか、たくましく生きている姿にも心を動かされました」
――演じるにあたり、とくに心がけたことは?
「やっぱり耳が聞こえないっていうところですね。私はどうしても聞こえてしまうので……そこは“つねに聞こえていないんだ”っていう意識を持っていました。今回、手話にも初めて挑戦したのですが、生まれたときから耳が聞こえない役ということで、手話を自分の言語として習得していないといけなかったので、手話の練習はすごくがんばりました」
――とても映像が綺麗な作品ですが、新木さん的にお気に入りのシーンはありますか?
「映像の美しさでいうと、真治と響がベランダで葉っぱをキャッチしようとしているシーン。監督もかなりディテールにこだわって撮ったシーンだったので、映像として二人のお互いを想う雰囲気だったり、ハンデがある二人だけどそれを感じさせないお互いの関係性が伝わるんじゃないかなと思います。映像の美しさはもちろん、心にも響くものがあると感じますね」
――最後にFINEBOYS読者へ見どころをお願いします!
「普段、言葉にすることが難しい自分の本音を大切な人に伝えることの尊さを感じてもらえるかなと思います。FINEBOYS読者のみなさんの年齢って、いろんな不安を抱えてしまう時期だと思うけど、この作品が自分の本当の気持ちを言葉にするきっかけになれたらうれしいです。ぜひ自分の大切な人と一緒に楽しんでもらえたらなと思います!」
Profile
あらき・ゆうこ。Instagramのフォロワーが477万人超えの言わずと知れた国民的人気女優。全国劇場にてディレクターズカット版が公開中、そしてPrime Videoにて独占配信中の「SEE HEAR LOVE 見えなくても聞こえなくても愛してる」での、生まれつき耳が聞こえない相田響の熱演が話題に。
衣装/すべてスタイリスト私物
●撮影/杉江拓哉(TRON) スタイリング/髙野夏季(HITOME) ヘア&メイク/中山友恵