2025.01.30
ウチの大学のスゴい人。〜僕がココにいる理由〜神田外語大学の堀 泰賀くん
今回紹介するウチの大学のスゴい人は、神田外語大学、グローバル・リベラルアーツ学部 グローバル・リベラルアーツ学科4年の堀 泰賀くん。堀くんは、フィリピン、リトアニア、アメリカの3カ国に留学し英語マニアになった人。そんな堀くんに、大学のことや将来のことを聞いてみた。
世界中にいる恵まれない
子どもたちの力になりたい
──大学生にして3カ国も留学経験があるとは!
「初めて行ったのは高校生のときです。フィリピンに短期留学しました。大学に入ってからは留学プログラムを利用して、リトアニアに短期と、ニューヨークへ約4カ月の長期留学をしました。とくにニューヨークでは、学問的なことよりも文化的なことを肌で感じられたのがすごく良かったですね。今はすぐにインターネットで現地の情報が文字や動画で見られる時代ではありますが、やっぱりそこに暮らす方と対面で話したり、現地のフードを食べたりすると、日本との空気の違いがよくわかりますから。それに、人に優しくすると返してくれるというのは世界共通だなという発見もできました。ちなみに、当時ルームシェアしていた世界各国のルームメイトたちとはビデオ通話するなど今でも繋がっています」
──海外の友だちができたとはいえ、4カ月間も日本人ひとりで留学するのって大変じゃない?
「ホームシックみたいなものは少しありましたけど(笑)。でも、それ以上に学びが大きくてデメリットも霞むくらいの未体験の刺激があると思っていました。とはいえ、何度か学校のサポート担当のスタッフとお話しできる機会があって、日本語でいろいろ相談できたのは不安なときの支えになり、かなり助かりました」
──さっき英語で会話してたけど、まるで母国語みたいに流暢だね(驚)!そもそもどうして英語を学ぼうと?
「高校生の頃、授業を受けているときにふと英語がおもしろいと思ったんです。簡単に直訳できないのは、そもそも感覚とか概念が違ったりしているから。言葉の裏には文化の違いがあるんだと気づいたらすごく楽しくなったんです。それに英語を知れば、世界が広がるとも思いましたし。だって世界には約15億人も英語を使う人がいるわけで、得られる情報だって10倍以上になるじゃんって、シンプルな考えですけどね。にしても、そういうメリットがあるから勉強しているというわけではなく、英語自体が楽しいから学んでいるんです。英語が好きという気持ちが原動力ですね」
──好きこそものの上手なれって言うもんね。会話できるようになった今はどんなことを学んでいるの?
「最近は表現力を身につけたくて、ひたすらボキャブラリーを増やしています。普段、つい何でも『ヤバイ』なんて言ってしまいがちですけど、英語でも同じ言葉ばかり使うのはもったいないなと思うんです。幸いまわりには専門性の高い知識を持つ仲間が世界中にいるし、大学には言語の文献や資料が幅広くそろっているので、英語が話せるようになった今もいい環境で学べているなと感じています。それに図書館がすごくおしゃれで居心地もめっちゃいいので、学びのモチベもキープしやすいです」
──英語は将来どういうふうに生かす予定?
「じつは世界の貧困に苦しむ子どもたちのために、何らかのサポートをするのが夢なんです。そこで、僕の英語のコミュニケーション力が活かせるんじゃないかなと。というのもフィリピンでは、現地の子どもに囲まれて『キーホルダー買って』とせがまれたことがあって。わざわざ日本語を覚えてまで子どもの頃から商売をしなきゃいけないなんて、と衝撃を受けたんです。具体的な時期や方法はまだ模索中ですが、これまでの経験を生かしこれから成長して力になれたらいいなと思っています」
──もう4年生で卒業間近だよね。春からの予定は?
「卒業後は海外事業も展開している企業に就職予定です。大好きな英語をスキルとして生かして頑張りたいし、キャリアアップした先でいつか夢を叶えたいです!」
◆神田外語大学◆
「言葉は世界をつなぐ平和の礎」という建学理念のもと、世界の架け橋となる人材を育成。世界の文化や歴史をはじめ、コミュニケーション、政治経済、ビジネスまで国際教養を幅広く学べる
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●文/山下皓平 撮影/MISUMI