2018.04.19
他人からどう見られているか、気にし続ける“キョロ充”人生でいいの? 第2回ハタチの幸福論
キミは今、自分の毎日が充実していると、自信を持って言えるだろうか? リア充になろうともがくほど、その姿が痛々しく、リア充とかけ離れていってしまう“キョロ充” が大学生の間でにわかに増殖しているという。人の目に振り回されて疲弊する切迫感や虚しさを少しでも感じているキミに警鐘を鳴らすべく、“キョロ充” の生態に迫る!
脱キョロ充
本当に残念なことだけど、
今のキミは誰が見てもダサい人
”自分が人からどう見られているかが、とにかく気になる”。では、その必死な姿が周りからどう見えているかを考えたことはある?
キミの“キョロ充”さじつはみんなが気づいている!
①いつも忙しいアピールが過剰すぎて寒い
口を開けば「今日も朝まで飲んでて」「昨日はアイツに呼ばれて……」などのフレーズが出ちゃう人。本当に毎日が充実していたら、わざわざアピールしないはず。
②自慢エピソードは全部自分ではなく人の話
「オレの友達でスゴいヤツがいて」は要注意! 他人のスゴい話を、「そんなスゴい友達がいる、オレ」という視点で語ってない? 自慢したい気持ちは封印したほうがいい。
③1人だとおとなしいのにグループになると強気普段廊下ですれ違っても控えめ(むしろ暗い)なのに、友人といると気が大きくなり、いきなり強気になっちゃう人。その謎のハイテンション、イタいな~って思われてる。
④相手を見て態度を変え、人を格付けしている
イケてる人とは仲良くなりたくて必死にすり寄るのに、イケてないと決めつけた人のことは見下して、優越感に浸る人。そんな人間と友達になりたい人なんていない。
このままじゃマズイと、
どこかで気づいてはいるけど……
①~④で記されているキョロ充行動の数々を見てほしい。“忙しいアピール”も、“グループになると強気になる”のも、“他人の自慢エピソード”も、“周囲を格付けしている”ことも全部、根底には見せたい自分がいてこその行動であるはずだ。でもそのアピールは結果的に、周囲の人たちに「僕はキョロ充です!」というメッセージを発信してしまっている。周囲の人たちにあたかも自分がリア充だと思わせるためのアピールなのに、逆にキミがキョロ充だということがバレる、という本末転倒の結果に。
キョロ充全開なその行動
みんなは冷ややかに見てますよ
人はキミが考えているほど他人を気にしていないけど、その他人から与えられる“不快感”にはけっこう敏感だ。キミの“アピールがしたい”・“人の格付け”などといったキョロ充行動は、不快感となって周囲の人たちへと伝わっている。そしてその不快感が、キミが一番恐れている、「アイツ、ダサいよね」という言葉を引き出してしまうこととなる。
<第3回>に続く
イラスト/ヤマサキミノリ