2023.11.30 PR
今年もやります!リアル目線のベスト時計BEST WATCH 2023 supported by THE CLOCK HOUSE
昨年に続き、2023年も1年を締めくくる一大総決算企画を敢行! 日本全国に190店舗を展開する国内最大の時計専門チェーンであるザ・クロックハウスから、テーマごとのベストウオッチをリサーチ。選出された9本のモデルを眺めてみれば、今年のトレンドが丸見えだ!
高見えコスパ ベストウオッチ
ビジネスマン格上げ ベストウオッチ
ON・OFF 着まわし ベストウオッチ
旬顔GMT ベストウオッチ
サステナブル ベストウオッチ
'70年代レトロ ベストウオッチ
復刻定番 ベストウオッチ
インポートメカ ベストウオッチ
ビジュアル映え ベストウオッチ
人気モデルをソーラーへとアップデートして復活させた1本。ムーブメントを変更しつつもケース厚を抑え、シャープな印象を維持。精細に計時できるクロノグラフ機能を搭載。秒針の後ろ端に、ブランドの頭文字であるTを模したのがポイント。ケース径41.5㎜、10気圧防水、ソーラー、SSケース&ブレス[MBC1007-NV1A]1万9800円
時代の変化とともに、モノの意味は変わるもの。時計についても、所有者のプレステージを強調する贅沢品というものから哲学やライフスタイルを表すシンボルという意味合いが強まってきた。とはいえ身につけるものであるからには、実際より高い価値に見られればうれしいもの。“高見え”することは見逃せない付加価値のひとつだ。このテーマでベストウオッチに選出された〈ザ・クロックハウス ソーラーシリーズ〉の「ネイビークロノ」は、そんな“高見え”のパフォーマンスが突出したモデルだ。縦目の3カウンタークロノグラフを搭載し、全体にスポーティな複雑時計としての雰囲気を醸成。サブダイヤルのリングやインデックス、ケースは丁寧に磨き込まれ、気品を放っている。ここまで手が込んでいて2万円を切る価格にとどめてるのだから、そのコストパフォーマンスは相当なレベルだ。さらにはソーラーを搭載していて、実用性も高めている。“高見え”する時計を選べるのは、持ち主の審美眼が高いためだ。この時計を身につけていれば、いろいろな意味で豊かな気持ちになれるはずだ。
世界中どこにいても正確な現地時間に自動修正してくれるGPS衛星電波修正機能と、ソーラー充電機能を搭載。ケースはコンパクトかつ低重心設計で、腕になじみやすい。高級感のあるサファイアガラスベゼルも採用した。ケース径42.7㎜、10気圧防水、ソーラーGPS衛星電波修正、チタンケース&ブレス[SBXC109]28万6000円
新型コロナウイルスによる世界的な騒動が収束し、これまでのリモートから再び対面する機会が増えているビジネスシーン。一度進んだビジネスウエアのカジュアル化は後退してはいないものの、礼節やマナーとして「身なりを気遣う」ことの重要性が改めて問われている。そうした背景の中、ある意味手軽にクラス感を高められる時計は、重宝する存在だ。今回ベストウオッチに選出された〈セイコー アストロン〉の「ネクスター」を見れば、その理由は一目瞭然だろう。先進のGPSソーラーを搭載したことや多針ながらスッキリとしたフェイスデザインが、知的でデキる男像を醸成。デュアルタイム表示で世界にも目を向けている姿勢をアピール。そして仕上げを変えたケースや美しいサファイアベゼルが、「ビジネス」という枠組みの範疇で最大限のエレガンスを表現。ビジネスのスタイルを格上げするための要素を、絶妙なバランスの上で成立させている。昨年に続きベストウオッチ2連覇を果たしたのも納得の出来で、頼れる相棒になってくれるはずだ。
垂直クラッチを搭載した世界初の自動巻きクロノグラフ「1969 スピードタイマー」の造形を継承したモデル。タキメーター目盛りを刻んだベゼルはツートンカラーで、ストップウオッチの秒針と分針には赤色の針を使い、スポーティなテイストに仕上げた。ケース径41.4㎜、10気圧防水、ソーラー、SSケース&ブレス[SBDL095]7万9200円
ビジネスウエアのカジュアル化が強まり、働き方自体も多様化してきた昨 今。一日のうちに仕事とプライベートを何度も行き来する――。そんなスタイルも珍しくなくなってきた。“オンオフ兼用時計”といえば「1本で済ませて出費を抑える」という意味合いも大きいが、これからは実生活に合わせるための重要性も増していく。今後に求められる“オンオフ兼用時計”の教科書的存在といえるのが、今回ベストウオッチに選ばれた〈セイコー プロスペックス〉の「スピードタイマー ソーラークロノグラフ」だ。本作は、1969年に発売された「世界初の自動巻きクロノグラフ」のアイコニックな意匠・スタイリングを継承している。ストイックなまでに成果を追求しようという哲学はデザインにも現れており、それがオンスタイルとの親和性を高めている。もちろんスポーティなテイストやツートンベゼルに見られるセンスは、さまざまなオフスタイルにもマッチする。真面目でいて、洒落てもいる。そんな稀有なデザインで、マルチに活躍する1本だ。
世界中から愛されたセイコーのスポーツウオッチ「SKX モデル」を土台にリローンチしたブランド。ダイバーズデザインをベースに、新たにGMT機能を追加し、時差のある2つのタイムゾーンの時刻を表示できる。日付/曜日表示も備え、実用性も高い。ケース径42.5㎜、10気圧防水、自動巻き、SSケース&ブレス[SBSC001]6万3800円
約3年ほど続いた、世界的な移動制限。2023年には、ようやくそうした制限も解禁されはじめた。これまで抑圧されてきたことへの反動か、市場では外の世界に対する興味喚起や行動が増加。とりわけ、時計においては、タイムゾーンの異なる第2時間帯の現在時刻を示すGMT機能を搭載したモデルに注目が集まり、ちょっとしたトレンドになった。そんなGMT搭載モデルの中でベストウォッチに輝いたのが、〈セイコー 5 スポーツ〉の「SKY スポーツスタイル」だ。ダイバーズデザインをモチーフにした視認性の高いフェイスデザインや力強いデザインのベゼルが人気のシリーズに、GMT機能のある新開発のキャリバー「4R34」を搭載。赤色のGMT針を追加し、ベゼルは60分目盛りから24時間目盛りに替えつつ、従来のデザインの魅力をそのまま継承。GMT初心者でも肩肘を張ることなく着用しやすいところが高評価につながった。GMT針から覗く異国の今。この時計があれば、いつでもそうした意識を持つことができる
12時位置のトレフォイルロゴも印象的な3針時計。時針の先端にはサークルを設け、そこからインデックスを覗ける仕組み。ケースにもバンドにもリサイクル素材が使われていて、サステナブルを意識している。ケース径39㎜、5気圧防水、ソーラー、リサイクルプラスチックケース、バイオレジンベルト[AOST22043]1万3750円
異常な暑さに見舞われた今年は、世界的な温暖化を改めて問題視するきっかけにもなった。いっそう環境への配慮を高め、サステナブルな社会を実現していくことは、未来へ向けての喫緊の課題だ。こうした意識は過去に大量生産・大量廃棄が槍玉に挙げられたアパレル業界でとくに顕著だ。今ではサステナブルな素材が積極的に採用され、それがひとつの付加価値としてみなされるようになっている。時計製品でのサステナブルにおいても、アパレル業界で名を馳せてきた〈アディダス オリジナルス〉の「プロジェクトワン」がベストウオッチに選ばれたのは、ある意味当然だ。ケースにはリサイクルされた海洋プラスチックとバイオベースの樹脂から作られた素材を使用。さらに太陽光で駆動するソーラーを搭載し、電池交換を不要とした。そのうえでシンプルかつスタイリッシュなデザインに落とし込み、見栄えにもこだわりたい人の関心を引いた。サステナブルに配慮しているというスタイルをさりげなく主張するものとして、この時計がちょうどいい引き立て役になってくれる。
1979年当時のモデルを復刻したモデル。アルマイト加工の2色ベゼルや細かい作りのステンレス製ブレスレット、便利なデイ・デイト機能、風合いのあるドーム風防、ケース裏のバッテリー交換用ハッチなど、こだわりのディテールが満載。ケース径38㎜、5気圧防水、クォーツ、SSケース&ブレス[TW2U60900]2万5300円
過去の一時期を振り返り、スタイルをミックスする中でトレンドは生まれてくるものだ。100年以上もの歴史を誇る腕時計においてもさまざまな年代が話題に上るが、根強い人気を誇っているのが’70年代だ。クォーツショックによって業界の様相が一変したこの時代、従来とは異なる製品を生み出そうという力学の下で斬新なデザインが数多く産み落とされており、今日でもレトロフューチャーなデザインが愛されている。ベストウオッチに選ばれた〈タイメックス〉の「Q タイメックス」は、この時代を象徴する名作をベースに復刻を果たしたモデルだ。当時流行したアルマイト加工のツートンカラーベゼルを採用。直線的で力強いケースフォルムや小さなコマが連続したブレスレット、ゆるやかに膨らんだドーム風防など、当時を彷彿させるディテールが満載。そのうえでオリジナルにはないブラック×グリーンという通好みのカラーが選ばれたところには、現代のトレンドが反映されている。 約半世紀前のデザインを感じつつ、今のファッションを完成させたい。
フロントボタンが特徴のスポーツウオッチの復刻品。機能性の高さから一般ユーザーにも人気が広まり、1970年代からのクォーツショックに揺れた〈タイメックス〉を救った。8ラップメモリーコールや99ラップカウンターなどを備える。ケース径39㎜、10気圧防水、クォーツ、レジンケース&ベルト[TW5M54300]1万4960円
その時々の時代を象徴していたり普遍性を有していたりと、傑作というものは時が経っても色褪せない。復刻という形で時計史の中からすくい上げ、そのモデルが持つ魅力が再び脚光を浴びることは、すべての時計ファンが歓迎する行いだ。中には復刻を待ち望む声が絶え間なく続いた結果、“復刻が定番化”してしまったモデルさえある。 昨年に続いて2度の受賞に輝いた〈タイメックス〉の「アイアンマン」が、その象徴というべき存在だ。革新的なデザインと機能性により、初代モデルは1986年の発売初年度に40万本ものセールスを記録。その後は、世界でもっとも売れた「スポーツウオッチの金字塔」と称されるようにまで至った。現在の復刻モデルも、当時デザインと設計を手がけたデザイナーが監修しており、カラーリングもディテールも往年の名作のエッセンスが余すところなく注ぎ込まれている。 あまりの人気ぶりに定番化さえしてしまった復刻品。手にしてみれば、そこまで絶大な支持を集める理由がわかるはずだ。
日本限定の本モデルは、日本の海の深く美しいブルーをイメージして作られた。外周部に刻まれたタキメーターやテレメーターが航空時計としての存在をアピール。3連ブレスレットはプッシュ式バックルで、着脱しやすく使い心地に優れる。ケース径40㎜、5気圧防水、自動巻き、SSケース&ブレス[7662M3]6万6000円
いつかは手に入れたいメカニカル(機械式)ムーブメント時計。歯車やバネなど複雑なパーツが絡み合って精巧な動きを実現するというのは、メカ好きなら心高ぶる存在だ。それも、国産とはまた違った視点でモノ作りを行っている海外ブランドの時計なら、製品に対する憧れは募っていく。インポートブランドのメカニカルムーブメント搭載モデルというテーマの下、ベストウオッチに輝いたのは〈ツェッペリン〉の「100周年記念シリーズ」だ。〈ツェッペリン〉といえば、高品質で実用的なアビエーションウオッチを数多く輩出していることで知られるドイツブランド。本作も飛行船で世界一周の偉業を成し遂げたLZ127号がモチーフで、7時位置のオープンハートからはテンプの動きを楽しめる。また特筆すべきは、日本限定モデルであることだ。深く美しいブルーの文字盤は、当時のLZ127号の乗組員と乗客が見下ろした日本の海をイメージしたものだという。ドイツのモノ作りと日本の美意識が見事に融合しており、話題にのぼらないわけがない。
アイコニックなオクタゴンケースを採用したクロノグラフモデル。フル充電で約4カ月駆動するソーラームーブメント搭載。表面がレザーで裏面がシリコンラバーを圧着させたハイブリッドベルトを採用し、実用性と見栄えの良さを両立した。ケース径43㎜、10気圧防水、ソーラー、SSケース、レザー&シリコンラバーベルト[EVS43PG-RE]3万1900円
時刻を確認するという実用性のみならず、時計には自身のスタイルを決定するファッション性も重要だ。とくに他人から高評価を得るには、「パッと見た瞬間に好印象をあたえる」ことが肝心。他人の時計をジロジロ見る人は多くないし、関心を買うには一瞬が勝負になるからだ。そのため、映えるビジュアルであるか否かはかなり大切なポイントになる。このテーマで〈エンジェルクローバー〉の「エクスベンチャー ソーラー」がベストウオッチに選ばれた理由に、説明はいらないだろう。このビジュアルを見てもらえれば、十分に伝わったかと思う。丁寧に磨き上げられたゴールドIP加工のオクタゴンケースに、力強いヘキサゴン鋲。深いレッドカラーで統一された多層ダイヤルに、上質なレザー&シリコンラバーベルト。流行りのラグジュアリースポーツスタイルに絶大なインパクトをあたえるカラーリングを掛け合わせ、映えるデザインを完成させている。日常の会話にSNSに、この時計が主役になってくれるはず。
●ザ・クロックハウスお客様相談室
TEL:0120-060-969
URL:https://www.theclockhouse.jp
雑誌『FINEBOYS+plus 時計』Vol.25 P70-79掲載
※記事内で紹介している商品はすべて税込みの価格です。
文/横山博之 撮影/村本祥一(BYTHEWAY)