2020.06.18
ニキビが治らないのはひげそりのせいかも?ちょっとの工夫で目指せツルスベ肌!
リモートワークやつねにマスクを着用する習慣がついたことで自粛期間中にSNSで"ヒゲチャレンジ"なるものが生まれるなど、本音ではひげそりを面倒に感じている男性も多いはず。とくにニキビや吹き出物を巻き込んでしまったときのあのイヤ~な痛さを思うと余計に気が進まない。とはいえ、まばらに生えた無精ヒゲは印象を一気に損ねてしまうため、多くの会社員や学生にとって定期的なひげそりを避けて通ることはできないのが悲しい現実。ひげそりでニキビができる原因と予防策を覚えて、少しでもシェービングのストレスを減らそう!
目次
ひげそりでニキビができやすくなる原因とは?
●カミソリ負けの原因は大きく分けて2つある
●ひげそりがニキビと直結する具体的な要因
●ニキビではなく、毛嚢炎(おでき)の可能性も
ニキビができにくいひげそり方法を紹介!
●T字カミソリではなく、電動シェーバーを使う
●シェービング剤を使う
●ひげそり後はしっかり保湿!
●カミソリやシェーバーをつねに清潔な状態に保つ
ニキビができているとき、ひげそりはどうする?
●結局は「触らない」のが最良
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ひげそりでニキビができやすくなる原因とは?
厳密に言うと「ニキビ」とは、毛穴の詰まりや皮脂の過剰分泌、アクネ菌の繁殖にとって発生する皮膚の炎症のこと。
一方でひげそりによって起こる肌トラブルを大きく「カミソリ負け」と呼ぶ。ニキビもカミソリ負けによって起こる問題のひとつだが、その他にも剃った後の肌のかゆみや傷み、ヒリヒリ感、細かなブツブツの発生など、ひげそりに伴って発生する様々な肌トラブルが含まれる。
●カミソリ負けの原因は大きく分けて2つある
①カミソリの刃で肌を傷つけている
一見なめらかに見える肌にも細かな凹凸があるため、刃の当たる角度や強さによっては、ひげだけでなく肌まで削り取ってしまう場合がある。当然その部分は「傷」なので傷口から菌や汚れが入りやすくなる、というのがよくあるカミソリ負けの原因のひとつ。
②シェービングによって角質が落ち、肌が敏感になっている
そもそも「ひげそり(シェービング)」とは、肌の表面にカミソリの刃を滑らせることによってひげを短く整える行為。キレイに深剃りをしようとすると、どうしてもひげと一緒に肌の角質まで削り落としてしまうことになる。角質は外部刺激から肌を保護したり、肌内部の水分を保持する役割を持っているため、角質の落ちたひげそり後の肌は刺激に弱く非常に敏感な状態になっている。その状態で熱いお湯や冷水に触れたり、ケアせず放置することによって、思わぬ肌トラブルが発生することも。
●ひげそりがニキビと直結する具体的な要因
①ひげそり時の摩擦
上で説明したように、ひげそりとは肌表面に刃を滑らせる行為。全身の中でも顔の皮膚は非常に薄いため、刃と肌が擦れる「摩擦」は思った以上に肌への刺激となってしまう。摩擦によって負担がかかると、肌本来が持っているバリア機能が弱るだけでなく、弱った肌を守ろうと必要以上に皮脂が分泌されてしまったりすることで、結果的にニキビの発生しやすい毛穴詰まり・皮脂過剰な状態へつながってしまう。
②カミソリが汚れている
つい気を抜きがちだが、手入れを怠っているとカミソリにはあっという間に雑菌が繁殖してしまう。雑菌だらけのカミソリを使うとひげそり時に毛穴に菌が入り込みやすくなるため、ニキビができるリスクも格段に上がる。とくに湿気が多く気温の高い今の時期は雑菌が繁殖しやすい絶好の時季。面倒でもきちんとメンテナンスするよう心がけよう。
③保湿不足
肌が乾燥したままひげそりをすると、うるおった状態に比べカミソリの刃が皮膚に引っかかりやすいため肌に負担がかかりやすいうえ、刃の滑りが悪いのでより大きな摩擦の原因にもなる。また、ひげを剃った後の肌も角質層がダメージを受けている状態。これをこのまま放置すると肌の保水機能・保湿機能が低いまま外気にさらされるため、通常よりもさらに菌や外的刺激に対抗する力が弱い。言い換えると、ニキビができやすい土壌が整ってしまっている状態。
●ニキビではなく、毛嚢炎(おでき)の可能性も
ひげそり後にできものができるとすべて「ニキビだ!」と思ってしまいがちだが、じつはニキビ以外のできものもある。代表的なのが「毛嚢炎(もうのうえん)」で、一般的に”おでき”と呼ばれるもの。毛穴に細菌が入り込み、奥の毛根周辺(毛包)に起こる炎症を指す。ニキビとは原因菌が違うので、ニキビだと思い込んでニキビ薬を使ってもあまり意味がないので注意。
毛嚢炎の特徴としては
・毛穴の部分にポツンと盛り上がるように発生する。
・赤みを帯びており、中央部分は膿が溜まって白っぽく見える
など、見た目ではニキビと区別がつきにくいため、なかなか改善しないようなら皮膚科に相談しよう。
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ニキビができにくいひげそり方法を紹介!
原因がわかれば後は対策を練るだけ! ”ひげそりがニキビに直結する原因”を防ぐのに効果的なひげそり時の対策を3つ紹介していく。
●T字カミソリではなく、電動シェーバーを使う
ニキビを招く要因となる「ひげそり時の摩擦」「角質層へのダメージ」「刃による傷」を防ぐのに一番手っ取り早い方法は「T字カミソリでのひげそりをやめる」ということ。
安価で手に入るうえ、軽くて小回りが利くためひげそりを始めた当初からT字カミソリを愛用している……という人も多いはず。たしかにT字カミソリを使うメリットはたくさんあるが、上で挙げた「ひげそり時の摩擦」「角質層へのダメージ」「刃による傷」という”刃を直接肌に当てることにより生まれるニキビの原因”を避けられないのが大きなデメリット。
その一方、電動シェーバーは一般的に「外刃で皮膚を押さえてひげを立ち上げ、シェーバー内の内刃でひげを剃る」という仕組みのため、正しい使い方をする限り肌に直接刃が当たることはない。つまりひげそり時に発生するニキビの原因を減らすことができる、ということ。
T字カミソリと比べ価格が高いことや充電の手間、使用時の騒音などデメリットはあるものの、今までT字を使用していてカミソリ負けに悩まされてきた人はツールを変えてみるのも手。
●シェービング剤を使う
シェービング剤は「ひげそり時の摩擦」「乾燥した肌でのひげそり」を防ぐ重要なアイテム。普段使っている石鹸や洗顔料でも効果はあるが、泡状のシェービングフォームや刃の滑りをよくするシェービングジェルなど専用アイテムを使う方がより肌に負担がかからない。商品によってはひげを柔らかく、剃りやすい状態にする成分が含まれているものもあるため、ひげそり時に余計な力をかけず、毛根を引っ張らずに剃れるなどメリットだらけ。
●ひげそり後はしっかり保湿!
ひげそり後の肌は角質層に多少なりともダメージを受け、肌の保水機能や保湿機能が損なわれた状態。放置するとニキビの原因菌であるアクネ菌の繁殖も許してしまうため、ひげを剃った後は化粧水でたっぷりと水分を補給。
注意したいのが、化粧水で補給した水分はそのままにしておくと蒸発してしまうということ。化粧水の後は忘れずに乳液やクリームを塗り、補った水分にフタをしよう。また、シェービングによって敏感な状態になっている肌はメンソールや強い香料なども刺激になる場合があるため、暑くて清涼感が欲しくなるこれからの季節はとくに注意!
●カミソリやシェーバーをつねに清潔な状態に保つ
肌に負担をかけないスムーズな剃り心地と清潔な刃を保つために、日々のこまめな手入れは欠かさずに行って。
・T字カミソリの場合
できれば毎日、使用後に流水をカミソリの先端に当て、刃の間に詰まった汚れやヒゲ、刃に付着した雑菌を洗い流す。洗った後はタオルで拭くのではなく、軽く振って水分を落とし、専用ホルダーなどに掛けて湿気の少ない場所でしっかり乾燥させる。
カミソリの場合はどうしても使っていくうちに刃が劣化して切れ味が悪くなっていくので、定期的に新しい刃と交換するのも忘れずに。
・電動シェーバーの場合
商品によって洗浄の仕方は異なるものの、大抵のシェーバーは刃が取り外し可能になっているので刃の部分をこまめに水洗いするか、専用のブラシで刃の間に詰まったヒゲや汚れをはらい落とすのが基本。アイテムによっては洗浄剤が使えるものや洗浄モードが搭載されているものもあるため、ブラシ掛けが面倒な人は購入時に「洗浄モード搭載」など記されているものを選ぶものアリ。
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ニキビができているとき、ひげそりはどうする?
地道な予防や対策を心がけていても、できるときはできてしまうのがニキビの憎いところ。では、ニキビができているとき、どうやってひげそりをすればいいのか?
●結局は「触らない」のが最良
元も子もないかもしれないが、ニキビができてしまったら極力刺激を与えずに薬を塗るのがキレイに治す近道。ニキビがあってもいつも通りのひげそり方法で「巻き込み剃り」をしてしまうのが一番最悪で、炎症が悪化して治りが遅くなる上に跡が残りやすくなる可能性もある。かつ、単純に痛くて不快感をともなうので避けた方が精神衛生上もベタ―。
・ニキビを触らずにひげを剃る方法/毛抜きで抜く
前提として、あまりひげの濃くない人や伸びるスピードの遅い人に向いた方法が「伸びてきた目立つひげだけを毛抜きで抜く」という方法。この方法だとニキビそのものに触れないで済むうえ、抜きたい毛の周辺だけを引っ張るので必要以上に肌を刺激せずひげを処理できる利点がある。
ただし、基本的に「毛抜きで毛根ごと引き抜く」という方法は毛穴や肌に一定の負担がかかる行為なので、毎日すべてのひげを毛抜きでケアするのはあまりオススメしない。
・ニキビを触らずにひげを剃る方法/細めのシェーバーでニキビを避けて剃る
ひげそり用として一般的なT字カミソリや電動シェーバーは広範囲を一気に処理できるよう、比較的刃の範囲が広めに設計されている。ニキビができてしまっているときは患部を避けて処理したいため、眉用や顔の産毛用の細いカミソリや電動シェーバーを使うというのも手。刃の部分にガードが付いて肌に直接触れないようになっているカミソリも発売されているので、そういうものを選びたい。
ちなみにその際もシェービング剤は使用したいところだが、これもニキビにとっては刺激になる場合があるので極力患部を避けて塗布しよう。
ひげそりとニキビの深い関係はわかってもらえただろうか。トラブルの原因を知れば対策が立てられるので、ぜひ今日から実践してほしい。
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