2019.06.10
ハタチの経済学 vol.13後編投資で大損をしないための心得
お金のことって難しいし、知りたいと思っても周りの人に聞きづらい……。それならプロに聞くのが一番!
身近なお金の仕組みや疑問について、平成生まれのお金の専門家・楓先生に1から教えてもらう人気連載「ハタチの経済学」。誰だって投資で損なんかしたくないはず。じゃあ、損を最小限に抑えるために何ができるかを考えてみよう!
【株式投資で着実に儲ける方法って?】後編
自分ルールを決めて
投資と向き合ってみて!
そして株を売ったからと言って、必ずしも儲かるとは限りません。大きな損にならないよう、小さな損で済んでいる間にその株を手放すという判断も必要になってきます。株を売るときは、"これくらい増えたら"もしくは"減ってしまったら"この株は売るといったように、何か自分ルールを作っておきましょう。
とはいえ、まずは実際にやってみて、やり方に慣れるというのも大事。もし最初から自分のお金を使うのが不安だなという人は、アプリで練習するのもおすすめ。実在する企業の株を、アプリ上のお金を使い、リアルな株価で株取引のシミュレーションができる「トレダビ」などのアプリで感覚を掴んでいきましょう。
また、最初からめちゃくちゃ儲かると思ってやるのはNG。最初からドカッとまとまった大金をつぎこむ人はきっと少ないと思いますが、何も考えず始めて大損をしてしまわないように注意してください。
社会人になると、なかなか日々の時間がとれず、売買をする余裕がなくなることがほとんどです。学生のうちに株式投資をやっておくことは、すごく勉強になるし、就活やその後の人生で年上の人と話すときのネタにもなるでしょう。うまくいくときもあれば、ダメな時もあります。どんな時でも、余裕をもって取り組むというのを心がけてくださいね!
〈vol.14に続く〉
プロフィール/よこかわ・かえで。明治大学法学部卒業後、同大学院へ進学、24歳で経営学修士(MBA)を取得。 地下アイドルという異色の経験を持ち、現在はとくに若い世代やお金のことをあまり知らない世代へお金の知識の啓蒙を行い、唯一のミレニアル世代のお金の専門家/経済評論家として活動中。「お金のことを誰よりも等身大の目線でわかりやすく」がモットー。初の著書となる「ミレニアル世代のお金のリアル」(フォレスト出版)が好評発売中。
Instagram/@cae0813
Twitter/@yokokawakaede
撮影/榎本洋輔