2019.11.25
ハタチの経済学 vol.19前編「外国株」投資もひとつの手!
お金のことって難しいし、知りたいと思っても周りの人に聞きづらい……。それならプロに聞くのが一番!
身近なお金の仕組みや疑問について、平成生まれのお金の専門家・楓先生に1から教えてもらう人気連載「ハタチの経済学」。場合によっては海外の株式に投資するほうが稼げるかも……⁉
【外国の会社の株を日本で買えるの?】前編
株式投資は
日本の株限定?
外国のお金は、日本でも銀行預金で持つことができて、減ったり増えたり、リスクがちょっと高かったり上級者向けだけど、日本の銀行にただ預けているより利息は貰えるよ!というお話が前回。今回は、外国の会社の株も日本の会社の株のように普通に買えるの!? というお話です。
アメリカの媒体で発表されている世界の会社ランキングがあるのですが、今は日本より中国の会社のほうが上位にたくさんランクインするなど、悲しいことに日本の会社の勢いは他の国に負けてしまっているのです。となると、成長している国の会社の株を買ったほうがいいんじゃない!?なんて思ったりしませんか?
気軽に始められる
外国株投資もある!
当たり前ですが、外国にも会社がたくさんあります。皆さんご存じアップルやグーグルなどは日本にも支社があるものの、元はアメリカの会社です。外国の株を気軽に買うことができるものの1つとして、「ワンタップバイ」というスマホ証券があります。こちらはたったの千円からアメリカ株がスマホで買えるというもの。買うことのできる会社も皆さんが知っているような会社ばかりです。
ただ気をつけないといけないのが手数料。売買には当然かかり、少し複雑な仕組みもあります。その部分がきちんと理解できれば、たとえば5千円の中でナイキとスタバとフェイスブックに千円ずつ、などといったように、いろいろなアメリカの会社の株を買うこともできます。
また、じつは以前触れた投資信託にも外国の会社の株が含まれているものもあります。投資信託は詰め合わせ商品というお話をしましたよね。その中に、たとえばアメリカの株もあれば、他の国の株が詰め合わせされている投資信託の商品があるのです。「ここの国のこの会社!」という選び方はできないのですが、積み立ての投資信託であれば百円から始めることができます。ワンコインで外国の株へ投資できるというのは手軽で魅力的ですよね!
〈後編に続く〉
プロフィール/よこかわ・かえで。明治大学法学部卒業後、同大学院へ進学、24歳で経営学修士(MBA)を取得。 地下アイドルという異色の経験を持ち、現在はとくに若い世代やお金のことをあまり知らない世代へお金の知識の啓蒙を行い、唯一のミレニアル世代のお金の専門家/経済評論家として活動中。「お金のことを誰よりも等身大の目線でわかりやすく」がモットー。初の著書となる「ミレニアル世代のお金のリアル」(フォレスト出版)が好評発売中。
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撮影/榎本洋輔