2020.12.18
超特急FASHION DICTIONARY vol.49超特急リョウガ・タクヤmeets MILITARY OUTER
みなさんにとって、2020年はどんな1年でしたか? ライブやイベントは軒並み中止になり、我らが超特急にも会いにいけないという日々が続きました。そんななかでもこのFINEBOYS Online連載『超特急FASHION DICTIONARY』では、いつもと変わらずおしゃれでカッコイイ5人を見ることができたはず! 来年はきっと当たり前の日常が戻ってくることを、そして今年のぶんを取り返すくらい楽しいことができることを期待して……! まずはファッションの予習をしておこう。今月のテーマは「ミリタリーアウター」。登場するのはリョウガとタクヤだ。
BULLET TRAIN No.3 RYOGA
CPO Jacket
【CPO Jacket/シーピーオージャケット】
2019年あたりからジワジワ流行り出して、はおりものとして定着しつつあるアイテムが「CPOジャケット」。夏以外は着ていたって人も多いのでは? でもちゃんとそのルーツ、知ってから着るのと知らないで着るのとでは意味合いも変わってくるぞ。「CPO」とは、「Chief Petty Officer(=アメリカ海軍下士官)」の英字の頭文字を取った略称で、アメリカ海軍下士官のチーフが着ていたものに由来するといわれている。デザインの特徴は、衿付き、長袖、大きめのボタン付きフラップポケットがベース。ブランドによって、色や柄も豊富で、着丈の長さも違うし、ベルト付きだったり、ゆるさの加減などそれぞれ。秋冬の「CPOジャケット」は素材もウール、メルトン、コーデュロイなど防寒性と保温性のあるタイプが多く、春の「CPOジャケット」はコットン系でシャツのように軽くはおれるものが出回る。ちなみに、"ジャケット"と呼んではいるけれど、基本はミリタリーのカジュアルアイテムなので、フォーマルなシーンにはふさわしくないので要注意。
■RYOGA Coordinate
ちょっと~!!誰よ、リョウガに「CPOジャケット」着せたのはッ! めっちゃシャレてんじゃんか! リョウガって、どちらかというと上品な雰囲気があるから、武骨なミリタリーアイテムってピンとこなかったんだけど、オフホワイトの「CPOジャケット」だからかわいいし品があるし、リョウガにぴったりやん!
■RYOGA Interview
──ミリタリーテイストのリョウガ、新鮮だね!
「CPOとは……!? 初めて聞いた単語です(笑)。普段着ている服とは対極な存在ですね。僕の知らないジャンルで憧れます。渋さもありつつ、白だから品のよさもあってモックネックとも相性がいいですね」
──武骨な男らしさが出せるアイテムだよね。
「確かに。身体が屈強な人のほうが似合いそうです。来年は"ガリガリ担当じゃないじゃないか!"というツッコミが入るレベルの肉体改造をして、自信を持ってミリタリーを着られる男になりたいですね!」
──今でも十分似合ってるけどなぁ(笑)。ミリタリーアイテムとはこれまで縁なし?
「そうですねぇ。でも思い返してみると、昔はミリタリーっぽいデザインのパンツを好んで履いていましたね。サイドのポケットが大きくポイントになっているものなんですけど、ダンスレッスンのときに愛用していました。当時、ダンス仲間の間で迷彩柄の派手なパンツが流行っていたんですよ。ポケットからヒモが出せるようになっていて、踊ったときにそれが揺れて躍動感が出てカッコイイ、みたいな……。それを今、インタビュー中に思い出しました(笑)」
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次はタクヤのMA-1
BULLET TRAIN No.4 TAKUYA
MA-1
【MA-1/エムエーワン】
ミリタリーアウターの代表でもあるし、メンズアウターの定番でもある「MA-1」。1944年に誕生したフライトジャケットB-15Dの発展型の「MA-1」は、1952年頃にアメリカ空軍に正式に採用され、1978年生産中止になるまでの20年あまり、究極のフライトジャケットとして君臨していた。その特徴はというと、袖は太めで、右袖にシガレットポケットが付属。色は表地がセージグリーンで裏地がオレンジ。これは"レスキューオレンジ"といわれ、パイロットの視認性を高める(救出舞台の発見率を上げる)役割がある。現代では当たり前のように「MA-1」は普段着のアウターとして親しまれているけれど、もともとは軍用服。コーディネートに取り入れるだけで、簡単に男っぽさが出せるから一着持っておくと便利だね!
■TAKUYA Coordinate
なんでも着こなしちゃうよーでおなじみ、ファッションリーダー・タクヤ。タクヤのふにゃ~としたアンニュさと、黒「MA-1」のピリッとしたクールさの化学反応は素晴らしい(拍手ッ)! ミリタリー服が主役なんだけど、ベタなコーデには見せないという、その絶妙に今っぽい着こなし方はさすがです! タクヤみたいな色白くんが着る「MA-1」に、きっと女子は萌えるんだろうなぁ。
■TAKUYA Interview
——ミリタリーアウターはどんなタイプを持ってる?
「今日はブラックのMA-1を着たけど、私服で持っているのはカーキで、ゆるっとしたデニムに合わせて着ています。カーキは、何と合わせても相性がいい! あと、ユーキが着ていたB-3ジャケットは、このところ冬になると大人気ですよね。自分でもショート丈のものを持っていて、インナーに長めのシャツを合わせたコーディネートを楽しんでいます」
——古着で探すこともあるのかな?
「ミリタリー専門の古着屋さんなどをチェックすることも多いですよ。高円寺、三軒茶屋、祐天寺あたりにはいい古着屋さんが多いのでおすすめです。昔の米軍、ロシア軍の軍服など、それぞれに特徴があって、ディープな世界なんですよね。デットストックのものを見つけて、ラッキー!ってこともあるし。……ああ、買い物したくなってきた(笑)」
超特急FASHION DICTIONARY vol.50は12月28日(月)! 乞うご期待!
■今までの連載記事はコチラ!
『超特急FASHION DICTIONARY』
■超特急プロフィール
カイ、リョウガ、タクヤ、ユーキ、タカシの5人からなるメインダンサー&バックボーカルグループ。現在発売中の新曲「Asayake」は、冬の訪れをきらびやかに彩るような極上のポップチューンになっている。さらに、年末には配信ライブ『BULLET TRAIN ONLINE SPECIAL LIVE 2020「Superstar」』が開催決定! 12月25日(金)、26日(土)、27日(日)の3日間、それぞれ内容を変えたライブ演出にて超特急最大のパフォーマンスをお届け!
■超特急オフィシャルサイト bullettrain.jp/
■超特急インタビュー
【2020年の集大成】超特急の今。~新曲とライブとファッションと~
■衣装クレジット
タクヤ/アタッチメントのジャケット5万9000円、オーレットのカットソー1万3000円(ともにシアンPR)、J.プレス オリジナルズのパンツ2万7000円(J.プレス & サンズ青山)、その他スタイリスト私物 リョウガ/ビーミングのジャケット9000円(ビーミング ライフストア バイ ビームス コクーンシティ店)、センスオブプレイスのパンツ4900円(センスオブプレイス バイ アーバンリサーチ キュープラザ原宿店)、その他スタイリスト私物
●撮影/杉江拓哉(TRON) スタイリング/小島竜太 ヘア&メイク/池上 豪、横山雷志郎