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INTERVIEW- インタビュー -

2018.04.04

本当にいいモノなら、ちょっと高くても惜しくない。 Vol.1先輩に聞く、ハタチで買って今も使っている名品

大人って本当にいいモノなら少し高くても惜しまず購入していたりする。そして流行に合わせながら、あるいは左右されずに使っている。 その姿ってすごくカッコいい。僕らが憧れる先輩たちがハタチの頃に購入し、今も愛用している名品っていったいどういうものだろう?

8年使っているリーバイスの646
オーシャントーキョー サニー 代表 陽介さん(29歳)



上京がきっかけで
古着が好きになった

人気サロン、オーシャントーキョー サニーで29歳の若さで代表を務める陽介さん。彼が今も大切に使っている名品がリーバイス646のコーデュロイパンツ。

「これを買ったのは、美容学校2年のとき。僕の周りは古着ブームだったんです。例に漏れず、僕も古着にハマってて。当時着る服は古着ばっかりでしたし、ユーズドショップをめぐっては程度のいいデニムを探したりしてましたね。その中でもリーバイス646は人気が高くて。店に入荷すればすぐ売れるぐらい、なかなか手に入らないものだったんです」



そんな品薄なリーバイスがようやく手に入るときがきた。

「原宿にあるユーズドショップに立ち寄ったときに見つけたんです。他店でも何度かは見かけたんですが、いずれもサイズが合わず。中にはサイズが合わないものを無理やり着る人もいますが、僕はジャストじゃないと絶対嫌だったんです(笑)。そこはゆずれなかったんですよね」

そこで出会ったものは陽介さんが探し求めていた〝シンデレラフィット〞なリーバイス646だった。

「試着して、ジャストだってわかったときはうれしかったですね。あと色もよかった。ほどよく褪せた感じ。すべてが理想的で、これはもう買うしか!って感じでした」



念願だったリーバイス646。当時はどう着こなしていたのか。

「それが今とぜんぜん変わらないですよ。相変わらずゆるっとして〝やる気のない感じがテーマです(笑)。古着の比率は少し減ったかもしれませんが、基本的には20歳の頃のまんまです。じつは一度ブレたことがあって、黒スキニーとかをはいていた時期も……。ただ、僕は背が高いわけじゃないし、サッカーやってたから下半身もがっちり。全然似合わなくて、自己判断でやめました」

最後に愛用し続ける理由を聞いた。

「やっぱり欲しい気持ちが強かったから、思い入れも大きい。消費される時代ですが、流行り廃りに左右されずに自分の中でカッコいいと思うモノは手元に残る。コイツとの付き合いはまだまだ続きますね!」



ハタチで買ったワケ
「古着にハマってからずっと欲しかったアイテムだったんです。いろんな店で探してたんですけどなかなか出会わなくて。ようやく原宿にある〝ワッツアップ〞というショップで発見したときはうれしかった! 細めのコーデュロイ生地に優しいベージュの色みがかわいいんですよね。長い間使ってるので、ダメージや汚れもたくさんあるんですが、思い入れもあるし、まだまだはいていきたい大切な1本ですね」

撮影/田中利幸

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