2018.06.25
どうして人はスニーカーや革靴を愛してしまうのか? Vol.1靴に魅せられた男たち。<スポーツ ラボ バイ アトモス ディレクター KOJIさん>の場合
スニーカー市場の活況が続くシューズシーン。90年代スニーカーブーム世代から若者まで、あらゆる世代の興味を惹いてきたはず。そこで激レアやビンテージ、ドレスシューズなど足元に情熱を傾け続けるシューズ偏愛者に熱き想いを語っていただきました。これを読んで購買&収集意欲を掻き立てるべし!
インフラレッドに迷彩柄!
生粋のマックスラヴァー
スポーツ ラボ バイ アトモス ディレクター
KOJIさん
シューズ収集歴/23年
好きなジャンル/スニーカー(とくにエアマックス)
総足数/約200足
Profile/全国に10店舗を構えるスポーツラボ バイ アトモスのディレクター。バイイングやコラボモデルのデザインも数多く手がける。自他ともに認める根っからのスニーカーフリーク。
マニアの心をくすぐる
カラーリングとデザイン
原宿発のスニーカーショップ、アトモスに在籍するKOJIさん。職業柄、さまざまなスニーカーを手にする機会がで、自身の好みはエア マックスやエア ジョーダン1だそう。インラインで発売されたグッドカラーから海外コラボ、希少なレア物まで幅広いジャンルから計200足ものスニーカーを所持しているようだ。「ハマったきっかけとなったのは、ナイキのエア ジョーダン1とエア マックス95。当時それは、もう大ブームでしたね。そのころは足繁く都内へ買い物へ出掛けていました。とくにエア マックスだと赤とオレンジの中間色、インフラレッドが好きでこのカラーリングを見ると、つい手が伸びてしまいます。なぜ好きか……。理由は不明です(笑)。2003年とか2008年とか発売時期によって微妙に色が違うんですけど、どうしても気になってしまうんですよね。職場のアトモスでは、コラボモデルや別注などのデザインも担当させてもらっているのですが、やはりインフラレッドを生かした配色をすることも多いです。同じく、収集癖のひとつと言えば、迷彩柄。タイガーカモやダックカモなど、僕は迷彩柄が異常に好きで集めちゃうんですね」。アトモスがデザインを担当するコラボスニーカーは、迷彩柄を採用したシューズが多数リリースされており、どれも即日完売するほどの人気ぶり。日本未発売、限定品については、「国によって規格が違ったりカラーリングに特徴がありますよね。なので、宝探し的な感覚で買いに行くんです。ワクワクした感じというか。買い手としてはそういう心理です。だから反対にデザインする側としては、世界中のマニアがワクワクしてくれる1足をこれからも企画していきたいですね」。
つい購買意欲が倍増してしまうというインフラレッドを配色したナイキエア マックス90。素材をアレンジした同じカラーリングの同モデルも多数所持。「なぜか異常に好きなんですよね(笑)」。
KOJI'S SHOES COLLECTION
NIKE SPORTSWEAR
AIR MAX 1 atmos ELEPHANT
過去30年のエア マックスのトップ100の中から人気投票で見事1位に輝いたエア マックス1。何を隠そうKOJIさん自らがデザインし、歴史に名を刻んだ愛着のある作品だ。
ASICSTIGER × atmos
GEL LYTE 3“atmos Duck Camo”
「アシックスタイガーのスタンダードモデルですね。アトモスが別注したカモフラ柄で、とても人気がありました。迷彩柄は本当に大好きで、とにかくたくさん持ってます(笑)」
文/斎藤暢保 撮影/伊藤恵一