2022.12.17
僕らのちょうどいい名品リカルド・ビバリーヒルズのエルロン
ある程度は気兼ねなく旅行できるようになってきた。久しぶりに出かけるならと、トラベルツールを一新させようと目論んでいる人も少なくないはず。そこで最初に購入を考えるのがいわゆる「ガラガラ」、スーツケースだ。憧れはやっぱり、アルミのシルバー。リカルド・ビバリーヒルズのエルロンなんて、まさにちょうどいいんじゃない?
旅のトータルコーデとして(!?)、空港や駅で引いていてサマになるのは、やっぱりアルミでシルバーのスーツケース。ちょっと擦れたり、へこんだりしても、逆に旅慣れてる感が伝わって、いい感じに見えるしね。ただ、そんなアルミ系の鉄板スーツケースというと、なんとなく、ブランドが決まってしまいがち。そこで、候補に加えてほしいのが、リカルド・ビバリーヒルズだ。実はここ、1978年創業の名門。約40年間もトラベルブランドとして展開してきて、世界シェアNo .2も記録している。日本に入ってきたのが2018年ってことで、意外と気づいてない人も多いけど、このモデル「エルロン」は、上陸からすぐに完売。何で今まで日本になかったのかなんて話題にもなったほどだ。まあ、クオリティを備えたアルミのスーツケースが手が届きやすい値段で手に入るとなったら、人気が出るのは当たり前。西海岸・カリフォルニア発ってことで、どことないレイドバック感と洗練された雰囲気が同居するのも心ひかれるところだよね。
アルミならではのタフさと
ルックスのよさが魅力!
40リットルサイズで、H55.8×W39.3×D25.4cm。2〜4泊の旅くらいなら楽勝なキャパで、航空会社の無料受託手荷物にも対応する。ギラつきすぎないマットなシルバーで、ほんのり武骨さを感じさせるところもちょうどいい感じ。
リカルド・ビバリーヒルズのスーツケース6万6000円(伊藤忠リーテイルリンク)
スーツケースに必要な
堅牢さはバッチリ!
航空機にも使われるハイクオリティなアルミを採用し、中身を衝撃から守るコーナーガードも備えたエルロン。2001年のテロ以降、アメリカ領へ旅をする場合は、内部の確認のため、スーツケースを施錠して預けることができなくなっている。そのため、最近では標準装備になりつつあるTSAロックも当然、搭載。写真下部にある菱形アイコンがその証だ。TSA(アメリカ運輸保安局)に認可された鍵で、これだけは施錠した状態で預けても大丈夫(TSA職員がマスターキーを持っているから開けて確認できるってことね)。ちなみに、これ以外の鍵をかけていると、開けるために鍵が壊されてしまうこともあるって話。そんなわけで、TSAロックがあるかないかも、選ぶ理由の1つになりそう。
旅でもストレスなく
過ごせる工夫を
ルックスだけじゃなくて、使い勝手のよさも大切なのは当たり前。せっかく久しぶりの旅なのに、余計なところでイライラしたくないわけで。そこで意外と大事なのがホイールだ。エルロンは安定のダブルホイール仕様で、360度回転。急な方向転換でも引っ掛かりなくスムーズに動けそうでしょ? あとはなんといっても静かさが際立つ。よくスーツケースのことを「ガラガラ」なんて言うけど、ホントにガラガラと音が大きすぎたら、観光地や空港なんかで悪目立ちしかねない。その辺の気配りがある作りはさすが、40年以上も続く名ブランドらしいところだ。
外見もカッコいいけど
内側だってスゴイんです!
人目に触れない内側こそ、機能性だけで十分……と思いきや、シルバー使いやメタルパーツのあしらいで都会的かつ贅沢な趣。もちろん、中身の目隠しにもなる仕切り板&ポケットがあったり、荷崩れ防止のクロスバンドを装備していたりと機能性も万全。さりげなく小物用のメッシュポケットがあるのも気が利いているよね。そんなふうに使いやすさとルックスのよさ、両方兼ね備えるのがリカルド・ビバリーヒルズの「エルロン」なわけだ。そりゃスーツケースの購入候補に入れたくなるのは必然でしょ。そんなに頻繁に旅に出る機会はないって人でも買いやすいプライスだし、このルックスなら、普段は部屋の収納としてインテリア使いするのもアリかもよ!?
伊藤忠リーテイルリンク
☎︎03-6280-0024
文/池上隆太 撮影/松尾 修(STUH)