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FASHION- ファッション -

2023.02.08

僕らのちょうどいい名品 8ラングラーのランチャー

スキニーやバルーン、ワイドなど、いろいろなシルエットのパンツを持っているわりに、意外と見落としがちなのが、フレアパンツだ。トレンドが続くビッグシルエットや古着コーデとも好相性で、「ラングラー ランチャー」のようなドレスアップ用に作られたものなら、上品な格好にもハマる。この万能さ、1本は絶対持っておきたいよね。


ラングラーといえば世界3大デニムブランドに数えられるほど、名高いブランド。当然、ほとんどの人が名前を知っているはず。その歴史は深く、ベースとなるワークウエアの会社「ハドソン・オーバーオール・カンパニー」が設立されたのが1904年。その後1919年には「ブルーベル・オーバーオール・カンパニー」と社名を変更した。そのときすでに自社工場まで設けていたというから、順調に事業拡大していったことがわかるよね。第二次世界大戦後の1947年にはウェスタンウエアの製造も始め、それがラングラーブランドのスタートになった。デニムパンツでいうと「11MWZ」や「13MWZ」が定番モデルとして人気を博し、スタンダードアイテムとして、今もリリースされ続けている。ラングラーのデニム自体は、もともとロデオ・カウボーイに向けて作っていデニムなんだけど(なんと全米プロ・ロデオ協会の公認!)、ここで紹介したい「ラングラー ランチャー」は、そんなカウボーイたちが、パーティなんかでドレスアップしたいとき用に作られたもの。美しいフレアシルエットに加えて、センタープレスが効いたデザインは、1960年代に登場した当時と変わりなし。ちょっと品よく着こなしたいけど、カタすぎるのはちょっと……というときに重宝するスグレモノだ。

絶妙なフレアシルエットが
コーデの個性出しに役立つ!

定番のスキニーパンツやトレンドのワイドパンツはもう持っているけど、そればっかりじゃあ、コーデはマンネリ……。「まわりのみんなとも差がつかないな」なんてときに、クローゼットの中に1本あるといいのがフレアパンツだ。とはいっても、いわゆるパンタロンみたいな、いきすぎたシルエットだとワル目立ちしてしまう。僕らが欲しいのは、無難でありつつも、ほどよく個性が出せるもの。旬の古着スタイルやいつものキレイめスタイルにも対応できたらなおよしといったところだ。そこで、そんなわがままな思いを叶えてくれるのが「ラングラー ランチャー」だったりする。裾に向かって緩やかに広がるシルエットは細すぎず、太すぎずな絶妙な加減。スラックスのような上品なイメージを象徴するセンタープレスも、手持ちの服に合わせやすそう。ちなみにコレ、洗濯しても消えないし、シワもつきにくい。あんまり気を使わなくていいイージーケアなところも買いたくなる理由の1つだよね

合わせるシューズを選ばない
ユーティリティ性も魅力

素材は軽くて柔らかさもあるポリエステルを採用。そもそもはカウボーイたちが愛用していたウェスタンブーツを収めるためのフレアシルエットだけど、丈感を工夫することで、レザー短靴やスニーカーとも相性よし。
ラングラーのパンツ8800円(エドウイン カスタマーサービス)

自分好みのカラーと
サイズが必ず見つかる!

写真のアイボリー、グレー、ネイビーにほかにも、ピンクやブラックなどもラインナップしていて、カラーバリエーションが豊富なのも「ラングラー ランチャー」の特長。これだけあれば、自分のワードローブに足りない色やローテーションにハマる色がきっと見つかるはず。しかもサイズがS、M、L、X Lと4段階ある上、レングスを71cmと74cmの2種類から選ぶことができる。つまり、自分の体型に一番似合う1本を手に入れることができるわけ。なかなか買いやすい価格ってところで、気に入った色をレングス違いで持っておくのもアリかもしれない。シューズに合わせて、はき分けられるのはもちろんこと、パンツの丈感で遊ぶスタイリングで、まわりと差をつけることもできそうだよね。
ラングラーのパンツ各8800円(すべてエドウイン カスタマーサービス)

同色同素材のジャケットで
セットアップスタイルもあり!?

じつは、パンツと同じカラーバリエーションを揃えていて、セットアップ使いすることができるジャケットもリリースされている。シルエットやディテールは、ジョン・レノンが着ていたデニムジャケット「111MJ」の後継で、ラングラーの鉄板となった「124MJ」がベース。これをポリエステル素材で作り替えたわけだ。ちなみにさらに後継の「126MJ」はリアム・ギャラガーが愛用してたなんて話もあって(素材はデニムだけどね)、着こなしに取り入れるだけじゃなく、語りがいも十分。ジャケットにしても、パンツにしても「ラングラー ランチャー」は歴史あるブランドのロングセラーだけに、タイムレスなデザインが魅力だ。今の服に合わせてもしっくりくるし、60年以上愛されてきたデザインだから、今後も色褪せることはないだろう。つまり、手に入れておけば、永遠に(!?)ワードローブの一角を担ってくれるのは間違いなしということなのだ。
ラングラーのジャケット1万3200円(エドウイン カスタマーサービス)

INFORMATION

エドウイン カスタマーサービス    
0120ー008ー503

文/池上隆太 撮影/松尾 修(STUH)

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